どれほどの大人がちゃんと分かっているかというと大きな疑問が残る裏サイト。
2チャンネルの例を見なくても、詳しくない人間が下手に介入すると収拾がつかなくなる。
そうなってしまってからでは修復はとても難しい。
学校裏サイト監視「民間任せ」続々 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
同級生への誹謗(ひぼう)中傷など「ネットいじめ」の温床になる学校裏サイト。
その監視を民間業者に委託する自治体が相次いでいる。東京都、北海道、三重県、札幌市、宇都宮市、北九州市、東京都江東区の7自治体で、教師が多忙で裏サイトの監視やサイト管理会社との折衝に費やす時間を割けないためだ。ただ、識者には教師自体がネットを見守る力をつけ、指導していくことが大事と指摘する意見もあり、教育現場で論議を呼びそうだ。
「教師自体がネットを見守る力をつけ、指導していく」時間はどうやって作るのだろう?
どれほどの時間をかければいいと思っているのだろう?
確かに学校関係者の中にはそうした事情に詳しい人、事情を知ろうと思えば不可能でない人がいないわけではないけれど、そういう人たちは他の仕事・・・パソコンを使うほかの仕事で手一杯じゃないのだろうか?
たとえ外部委託したとしても、教師自体がネットを見守り指導していくことも大切。
だがそれですべてをまかなうのは不可能。
「サイトをかぎ回っている」。学校裏サイトで悪口の書き込みをされた生徒の相談を受け、サイト管理会社に削除依頼をした横浜市の市立中学の教諭は昨年、同じサイト上でこんな中傷をされた。悪質な書き込みから生徒を守ろうとする教諭まで中傷の標的になることを示したこの問題は、学校関係者に衝撃を与えた。「学校だけでは対処できない現状がある」(江東区教委)との危機感が、業者委託が相次ぐ背景にあるようだ。
これが担当した教師だけでなく守ろうとした生徒をかえって追い込むことになりかねない。
普通の知識しかない中学生だけが相手なら問題はないだろうけれど、中学生といえども専門的な知識を持ち、いろいろなところに出入りしていたりもする。
そうした生徒・・・あるいはその周辺にいる大人・・・に素人の教員が対応できると考えるほうが難しいのでは?
知識の量の差、経験の量の差が圧倒的にある専門機関といっても100%ではないと思うし、結構いい加減なのかもしれないけれど、テクニックの差が収拾のつかない状態になることを防ぐことが出来るのではないかとも思う。
(それでも何も起きないなんていうことはありえなさそうに思うけど)
自分達の子どもたちは自分達で守る・・・のには限度があることもしっかり自覚しないと。
教員は万能じゃない。
やっていい事も限られているんだから・・・
だからといって教員が何もしないていいということになるわけではない。
「何も知りませんでした」
なんていうのは冗談じゃない。
しっかり見て状況を把握して、それこそその段階で専門機関と連携をとるのが必要。
そうなると一番いいんだろうけれど・・・そうはなってないんだろうなぁ
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