2009.11.20

買ってでも磨きたい技術

授業のスキルが手に入るのならお金を出しても惜しくはないなぁ・・・

教員同士で授業内容を売買するサイト、米国で人気上昇中 - スラッシュドット・ジャパン.

米国で学校の教員が授業内容や練習問題などを売買するサイトが人気を集めているそうだ(The New York Times、本家/.)。

Selling Lesson Plans Online, Teachers Raise Cash and Questions - NYTimes.com">The New York Timesの記事はSelling Lesson Plans Online, Teachers Raise Cash and Questions - NYTimes.com">こちら。

実際にはいろいろな研究会などにはいればそうしたものを見ることもできるし、互いに研究しあうことでよりいっそういいものができるのはわかっていても、なかなか手を出せないということも少なくない。

使う使わないは別として、教師になったばかりのころはそういう知識がとてもほしかったのは事実。
知識があっても使いこなせなければ何の意味もないというのはここでももちろん同じだけど、知らないことにはどうにもならない。
そう考えるとほしいかもしれない。それだけでいいとはもちろん思わないけれど。

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2009.10.28

無縁の世界かも・・・

なにしろ、電子黒板はあっても使えてないし、使うような授業も聞いたことがないのだから・・・

日立ソフト、電子黒板を使う教職員向けコミュニティサイト開設:ニュース - CNET Japan.

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は10月28日、電子黒板を利用する教職員向けコミュニティサイト「スタボひろば」を開設した。料金は無料。

「デジタル教材」は今日も使ったけれど・・・・使いやすい環境からは対極的な位置にあるのだ・・・
_| ̄|●

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2009.09.14

入試問題集

ちょっと読むと「そうだろうなぁ」と思いたくもなるけれど、よく考えてみると受験生にとっては死活問題になってくるかもしれない。

asahi.com(朝日新聞社):「中高入試問題集に無断で作品」 平田オリザさんら提訴 - 社会.

 訴状などによると、同社が04~07年に発行した問題集計543点に小説など148作品が無断で掲載された。著作権法では入試問題は著作権者の許諾なしに作品を掲載できるが、原告らは、問題集として出版する場合には許諾が必要だと主張している。

もしも入試問題集として出版するのに許諾が必要になると、その費用は結果として受験生が支払うことになる。
過去問題をしっかりと勉強することはその学校に入ろうと思ったら大切なことだけど、受験生は何冊も買うことができなくなる。
あるいは出版社側が売れない学校の問題集は出版しなくなるかもしれない。

さらには入試問題にあたるためにはその学校に問い合わせる(webを含めて)ことになったりもするんだろうけれど・・いずれにしても本を見るのと違って入手に手間がかかるから勉強しにくくなる。

いまでさえ、

 同社によると、今年発行した問題集では、許諾が得られなかった作品は「著者の都合により掲載しておりません」と断った上で掲載を見送っている。

となっているページがあるのだ。
それも国語のページに。

受験問題を解くことがそのまま国語の力につながっているのかどうかは門外漢のCosにはよくわからないけれど、少なくとも問題集に算数や数学の問題はあっても、国語の問題が出ていなければ国語の勉強は後回しになるだろう。

もちろん、問題集の問題を解くことはするだろうけれど、その問題集の中に引用できる文章は限られてくる。

それでなくても、子供たちの国語力は落ちているのに・・・文章を読んで考える練習を十分につむことなく上の学校に入ってくるということにつながりかねないのではないだろうか。

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2009.09.09

貧しい環境での教育

貧しい国の話ではない。

国民が生活に追われて生きることに精一杯というような国の話ではない。

asahi.com(朝日新聞社):教育への公的支出、日本は下から2番目 OECD調査 - 社会.

 28カ国の平均は4.9%。日本の支出割合はこれまで最下位層で低迷し、28カ国中最下位だった前年より、今回は順位を一つあげたものの、支出割合では3.4%から3.3%に落ちた。

 支出割合が高い国の1位はアイスランドで7.2%、次いでデンマークの6.7%、スウェーデンが6.2%の順。最も低いのはトルコで2.7%だった。

 一方、教育支出に占める家計負担の割合は21.8%で、データが比較可能な22カ国中、韓国に次いで高かった。

この貧しい環境の中でやっていかなければならないのが学校。
まあ、お金がなければ教育ができないというものではないから、そこは先生たちの努力でカバーを・・・
あるいはそれぞれの家庭でカバーをしなければならない。

 また、教育環境面で、先生の負担と結びつく児童生徒数をみると、小学校1クラスの平均人数(07年)は日本が28.2人で、OECD平均の21.4人と開きがあった。中学校も1クラス33.2人で、平均の23.9人と大きく差があった。

平均よりも30%も生徒が多い・・・・

まあ、これも先生の努力によってカバーを・・・
まあ、どんな生徒が集まっているかによってひとりひとりに十分に注意を払えるかどうかも代わってくるからいわゆる「問題のない子供たち」なら当然問題はない。

一人一人の全員がが熱心に課題に取り組み、行事に取り組み、いじめもなく、クラスのみんなが和気あいあいと・・・・

・・・・・・・・・・

あぁ・・・そういう生徒たちを育てるように家庭や社会の問題も含めて先生が努力でカバーか・・・

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2009.08.27

そういう教育はしていない

実生活での活用なんて考えて者を教えているわけではないから・・・に尽きてしまうのだろうけれど、実際にはちょっと違っているような気がする。

asahi.com(朝日新聞社):知識まずまず、活用まだまだ 第3回全国学力調査結果 - 社会.

基礎的な知識はまずまずだが、実生活での活用能力が弱いという傾向も変わらなかった。

目の前にいる子どもたちは自分で活用が出来る子供達ではない。
「こうやって活用します」とでも教わればそれなりに熱心な生徒は習った部分については身につけるだろうけれど、それ以上は難しそうだ。

それはCosが普段教えている生徒達だけでなく、もっと出来る生徒でも変わらない。

しかもCosたちの授業は間違いなく知識としての数学の問題の解き方を教え込んでいる。
教える側がそれしか知らないのだから仕方がないし、生徒達もそうやって育ってきたから何の疑問も持たない。

そうでない教え方も理屈としては不可能ではないけれど、
「範囲が終わらない」
「入試に対応できるレベルまで達していない」
という言葉の前には絵に書いたもちに過ぎない。

その一方で教え込まれるのではなく、自分から求めさせるような教育をしていると、基本的な素養が足りなくなってしまったりもする。

上の学校に入ったときに基本的な知識の欠如を思い知らされるのだ。

そしてそれは上の学校で学ぶ内容であれば修復はもちろん可能だけど、それ以外の分野ではかけたところがあることにさえ気づかずに過ごしてしまう。

それはそれでどこか間違っている気がする・・・・たぶん・・・


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2009.08.21

大学全入時代

大学は他の学校と違って卒業のときに学力によって必ずしもランク付けされるわけではないのが幸いしているのか、災いしているのか・・・

私大の47%、入試に「問題あり」 学力より定員確保優先も.

 「自分の大学の入試に問題があるか」との質問に回答した437校のうち、11校が「大きな問題がある」と答え、「多少の問題はある」と答えたのは193校だった。

 課題としては「定員確保が優先のため一定の学力が維持できない」とする大学が44校と最も多く、「志願者のほぼ全員を合格にせざるを得ず、入試の体をなしていない」としたのも20校あった。

高校であればその進学先でランク付けがされてしまうけれど、大学の場合には高校ほど露骨ではない。
第一入社偏差値なんていうのもないし、学力だけで就職先が決まるわけでもないのだから当たり前といえば当たり前。

しかも、大学は入学さえしてしまえば卒業は簡単なところが少なくない。
大学の総数のうち5%は入学すら「ほぼ全員合格」というのだから・・・学力が不足しているのに入学して勉強についていけなくても卒業できてしまう(その後のことについては分からないけど)・・・・

 学力低下に対応するため、入学後に補習授業をする大学は67%、キャリア教育など学習意欲を高める教育も86%が実施していた。

教育はいくら与えようとしても与えられる側に意欲がなければどうにもならない。

この補習授業やキャリア教育ももちろん単位の中に入るのだろうから、受けたとしてもその分他の単位が削られることになるとはいえ、
補習や学習意欲を高める教育に応じる学生はいい。

ほぼ全員合格させる学校の学生はこうした教育に熱心に参加する学生なのか・・・・
多くの大学は入りさえすれば卒業できるし・・・


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2009.06.26

断ち切る鎖

どこまでがいじめなのか、何より怖いのはいじめのように見えるクラスの雰囲気をどこかで断ち切ることかもしれない。
いじめ:「普通の子」にも注意 教員向け研修資料、文科省初の作成 - 毎日jp(毎日新聞).

 また、「互いが納得しているように見えたり、軽いふざけにしか見えないようないじめもある」と注意喚起し、頻度や程度にかかわりなく、加害行為を決して許さない姿勢▽ネットいじめに関しては専門家の力を借りる▽他者を傷つけたいという欲求を抱かせないよう、社会性をはぐくむ取り組み--などを求めている。

「他者を傷つけたいという欲求を抱かせない」って・・・
大人が・・・子どもにかかわる大人がそうである限りどうにもならないだろうなぁ・・・・
Cosの知る限り同じ仕事をしている人の中にも他者を傷つけることに喜びを感じているような人だっているし・・・・
おそらくそういう人とかかわりたくない・・・という程度でいてはいけないんだろうなぁ

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2009.06.22

学校では制携帯・・・

携帯を持つことが今の人たちにとって当たり前のことになっているのだからこそ、禁止することではなく、使い方をきちんと教えることが大切(教えることの出来る人間がいるかどうかはまた別な問題。。。)。


asahi.com(朝日新聞社):制服ならぬ「制携帯」導入 神戸の私立須磨学園 - 教育.

 小中学校などで携帯電話を規制する動きが広がるなか、私立須磨学園中学・高校(神戸市須磨区、生徒数1574人)は来年度から、学校指定の携帯電話を導入する方針を決めた。制服や制帽にちなみ「制携帯」と名付け、有害サイトに接続できない設定にした上で、生徒に配布する。禁じるより正しい使い方を教えることが必要と判断した。

これに反対する生徒の意見の中に
「学校に管理されるのがいや」というのがあったけれど、制携帯の狙いは学校が管理することにあるのだから、これは致し方ないだろう。

履歴が残るなどの管理はされるけれど、校内の通話は無料ということになればそれはそれで便利なはず。

学校用と自家用の2台の携帯を持つ子どもも多くなりそうだけど、これはこれでひとつの方法だなぁ・・・

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2009.06.14

「授業は楽しく」でいいのだろうか?

Cos自身も生徒達が思っているのとは違う意味でだけど、「面白い授業」を目指している。
だけど、それでいいのかどうかは相変わらず疑問。

「楽しいからやる」
「興味があるからやる」
というのは裏返せば
「楽しくなければやらない」
「興味がわかなければやらない」になっているのが現状かもしれない。

もちろん、これが一歩進んでどんなことでも「楽しくなるかもしれないからやる」とか「面白くなさそうでもともかくやってみる」となるのなら問題はないけれど・・・


asahi.com(朝日新聞社):ノート、黒板、挙手…全部DSで 任天堂、授業をIT化 - 教育.

 遊ぶ感覚で学べるとの理由で、DS授業を試験実施する小中学校は全国で増えている。2年続けて全国学力調査の成績が全国平均を下回った大阪府は、楽しんで漢字や計算を学んでもらおうと、一部の小中学校にDSを貸し出し中だ。大阪電気通信大も「大人数の授業への参加意識を持ってもらうには効果的」と、英語や物理の授業に役立てている。

大人数の授業への参加意識を持つのがDSを通じてだとしたらそれは授業への参加ではないような気がする。
もちろん、「視聴者参加番組」レベルの参加意識なら生まれるかもしれないけれど、それは学校の授業ということに対してではなく、たとえば「動物の森」での参加意識となんら変わることがないのではないだろうか?

大学だともはや「子ども」の範疇からは外れるけれど、そういう形で参加意識を育ててきた子どもというのは恐ろしい気がする・・・

おそらくどこの学校にもいるんだろうけれど、「勉強する意義を感じないから勉強しない、でも友達と遊ぶために高校に来る」と言い放つ生徒・・・

彼らにとって学校の授業というのはジャマなだけなのかもしれない。
DSを渡して楽しく遊びながら友達と勉強する・・・彼ら向きだな。

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2009.06.09

裏サイトの監視

どれほどの大人がちゃんと分かっているかというと大きな疑問が残る裏サイト。

2チャンネルの例を見なくても、詳しくない人間が下手に介入すると収拾がつかなくなる。
そうなってしまってからでは修復はとても難しい。

学校裏サイト監視「民間任せ」続々 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 同級生への誹謗(ひぼう)中傷など「ネットいじめ」の温床になる学校裏サイト。

 その監視を民間業者に委託する自治体が相次いでいる。東京都、北海道、三重県、札幌市、宇都宮市、北九州市、東京都江東区の7自治体で、教師が多忙で裏サイトの監視やサイト管理会社との折衝に費やす時間を割けないためだ。ただ、識者には教師自体がネットを見守る力をつけ、指導していくことが大事と指摘する意見もあり、教育現場で論議を呼びそうだ。

「教師自体がネットを見守る力をつけ、指導していく」時間はどうやって作るのだろう?
どれほどの時間をかければいいと思っているのだろう?

確かに学校関係者の中にはそうした事情に詳しい人、事情を知ろうと思えば不可能でない人がいないわけではないけれど、そういう人たちは他の仕事・・・パソコンを使うほかの仕事で手一杯じゃないのだろうか?

たとえ外部委託したとしても、教師自体がネットを見守り指導していくことも大切。
だがそれですべてをまかなうのは不可能。

 「サイトをかぎ回っている」。学校裏サイトで悪口の書き込みをされた生徒の相談を受け、サイト管理会社に削除依頼をした横浜市の市立中学の教諭は昨年、同じサイト上でこんな中傷をされた。悪質な書き込みから生徒を守ろうとする教諭まで中傷の標的になることを示したこの問題は、学校関係者に衝撃を与えた。「学校だけでは対処できない現状がある」(江東区教委)との危機感が、業者委託が相次ぐ背景にあるようだ。

これが担当した教師だけでなく守ろうとした生徒をかえって追い込むことになりかねない。
普通の知識しかない中学生だけが相手なら問題はないだろうけれど、中学生といえども専門的な知識を持ち、いろいろなところに出入りしていたりもする。
そうした生徒・・・あるいはその周辺にいる大人・・・に素人の教員が対応できると考えるほうが難しいのでは?
知識の量の差、経験の量の差が圧倒的にある専門機関といっても100%ではないと思うし、結構いい加減なのかもしれないけれど、テクニックの差が収拾のつかない状態になることを防ぐことが出来るのではないかとも思う。
(それでも何も起きないなんていうことはありえなさそうに思うけど)

自分達の子どもたちは自分達で守る・・・のには限度があることもしっかり自覚しないと。
教員は万能じゃない。
やっていい事も限られているんだから・・・

だからといって教員が何もしないていいということになるわけではない。
「何も知りませんでした」
なんていうのは冗談じゃない。
しっかり見て状況を把握して、それこそその段階で専門機関と連携をとるのが必要。
そうなると一番いいんだろうけれど・・・そうはなってないんだろうなぁ

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