2008.04.13

推薦入試の弊害

早い時期に進学先が決まると、決まっていない生徒と決まってしまった生徒の学習内容がまったく変わってくる。

東京都の高校の推薦入試は1月。
でも一般入試は2月だからいずれにしても私立の一般受験がある2月10日前後を過ぎると授業にならなくなるんだろうなぁ・・・
東京都では2月のうちに生徒のほとんどが行き先を決めてしまう。

これが3月に入ってから公立高校の入試がある地域との大きな差。
言い換えると3月に入ってから入試がある生徒たちはそれまでは真剣に勉強をしているのだ。
東京都とは学習量が1ヶ月違うと言うことになる。

asahi.com:公立高、推薦入試の廃止相次ぐ 学力不足を不安視 - 教育.

 公立高校入試で、推薦による選抜を廃止して筆記試験に一本化する動きが各地で相次いでいる。推薦は学力検査よりも早く実施されるため、早めに合格を決めたいと考える受験生が増えた。このため中3の3学期の授業が成り立たず、高校入学に必要な学力が本当にあるのか分からないといった不安が背景にある。

実際の記事を見てみるとこの推薦入試自体が学力を見るものでなかったりするという不安もあることが原因だから、3学期の授業が成り立たないことだけではなさそうだ。

まあ、1ヶ月の学習量の差はその後の勉強で追いつき追い越すことは可能なんだろうけれど、大学の推薦入試は比較にならないほどの差を生み出す。

一番早い学校は10月ごろにはほぼ決まってしまっていたりする・・・つまり4ヶ月ないし5ヶ月間の学習の差がついてしまう。

高校3年間で4ヶ月ないし5ヶ月と言うのではなく年間の授業はおよそ10ヶ月だからその差の大きさは歴然としている。

それでいいんだろうか?

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2008.03.02

漢字はかけないけれど

Cosは漢字が苦手だから、漢検を受けたいと思ったことは一度もない。
結構読めはするけれど、まるっきりかけないから小学生のころから、国語の漢字の書き取りはほとんど0点に近かった。
(あぁ・・・自慢することじゃない_| ̄|● )

そのCosも定期テストになると現国の勉強として「漢字を勉強しなきゃなぁ」と決心するのだが、当然、他の教科に逃避して感じの勉強をしたことなどほとんどなかった。

幸いなことに漢字の書き取り以外の部分は何とかなったので、両親や先生からきつく追求されることもなかったので、そのまま現在に至っているわけだ。

漢字検定:高3の2級合格率、10年連続で2割切る .

 日本漢字能力検定協会(本部・京都市)が主催する漢字能力検定(漢検)で、高校卒業程度とされる2級の高校3年生の合格率が97~06年度に10年連続で2割を切っていることが分かった。中学卒業程度とされる3級は中学3年生の合格率が5割を超えており、高校生が漢字学習に力を入れていない実態が浮き彫りになった。同協会東京事務局の多和泰美次長は「漢字の活用力が不足すると思考力や感情の幅に影響する」と懸念している。

この記事の最後に2級で出題された問題が出ているけれど、何のことはない、Cosが出来ないという自信があったのは

(4)山のケイコクには雪が残っている。

の渓谷のみ。
本当はもっと難しい問題がたくさん出ていると思うのだが・・・

Cosからしてみると現国の勉強というのは漢字に尽きると思っているのだが、高校生たちは現国の勉強と称して何を勉強しているんだろう?

この漢検と言うのは06年度に受験した23万7000人の中学生に比べて6万9000人という高校生の受験率自体も低いし、その分ある程度得意とする生徒が受けていると思うのだが、それでこの成績と言うのも不思議。


それにしても現国って何を勉強しているのだろう?
一応大学受験を前提としている学校でも教科書を全部やることもないらしいし・・・・大学入試には理系教科しかhituyouのなかったCosは漢字以外は一度も「現国」の勉強と言うのをした記憶がないのだが・・・

あっ、授業はそれなりに聞いていたのかもしれない(記憶にはないけど)
定期テストはそれなりの点数が取れていたので、注意された記憶もないし・・・

古典が覚えないと点数が取れなかったのに比べて、勉強しなくても点数が取れるおいしい教科だったんだよなぁ・・・

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2008.01.13

大学生も勉強するかな?

「大学に入ったら勉強しなくても卒業できる」と言われている日本の大学。
実際にはそれまでとは比較にならないほど厳しい勉強を続けている学生もいることはよく知っている(Cosも大学でかなり勉強したタイプだし・・・)

が、「学生は勉強しない」と言われているようなほとんど勉強をせずに卒業していく大学生の数は高校で勉強せずに卒業していく高校生とは比較にならないほど多い。

そんな大学生が多いのに

国際学力テスト参加に意欲=大学教育の成果の評価で-渡海文科相.

 経済協力開発機構(OECD)の非公式教育大臣会合が11、12日の両日、東京都内で開かれ、19カ国と欧州連合(EU)代表の参加で「高等教育の成果の評価」をテーマに議論が行われた。会合後、記者会見した渡海紀三朗文部科学相は大学版の国際学力テストの調査研究事業について、「参加する方向で検討していきたい」と表明した。

大学を選んでテストをすればいい結果が出るだろうなぁ・・・
が、無作為に選んだ大学だったりすると・・・

これからは大学生も勉強するんだろうか?

というか、困る大学当局も少なくないだろうなぁ

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2007.12.31

一生を左右する?

「受験校の合否が一生を左右する」と言う言葉を聴いたときにどう感じるだろうか。

大人になってしまえばそんなことはたいしたことではないこともわかるし、出た大学で人を判断される世の中だと言うこともわかるだろうけれど、どちらにしてもそんなに大事だと言う感じはしないのではないだろうか?

この辺の感覚は多分Cosにはわからないのだろうと思う。

毎年のように受験生を見ているとそれが当たり前にもなっているし、切羽詰って真剣そのものの表情を見ていると一生を左右しかねないという気もしてくる。

まあ、どちらにしてもひとごとで一歩はなれたところから、それでも身近な問題としてかかわっていると言うところなんだろうか。

高卒認定試験、3年連続採点ミス…600人前後に影響か.

 文部科学省は28日、先月実施した「高校卒業程度認定(高卒認定)試験」で、「世界史A」を採点するコンピューターのミスにより、本来合格していた91人がこの科目の合格点に届かず、うち12人は、これが原因で認定試験自体も不合格になったと発表した。


 同様のミスは年2回実施される同試験で2005年度以降、合計6回起きており、文科省は、600人前後の受験生の合否に影響した可能性もあるとみて調査を急いでいる。

この記事を見たときに受験生の真剣さが伝わってないのかもしれないなと思った。

この試験の結果で合格してれば大学受験が出来る。それが一年早いか遅いかの違いがどれほど大きいのか実際にはわかってないのかもしれない。

でもきっと受験生を実際に見るとそのちゃらんぽらんさもみえてくるんだろうな。

高校だって、「どうしてこんなのが?」と思うようなのが一般入試だけではなく推薦でも入っていくんだから・・・
子どもが社会をなめてかかるのは当然と言えば当然だし、
第一認定試験は簡単だからなぁ・・・

でもきっと普通の高校生はそんなに合格しないかも。
高校だって、ろくすっぽ勉強しなくても卒業させてくれて、大学へも入れちゃうからなぁ・・・

そうやって入った大学が一生を左右する?

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2007.08.26

理解の仕方

このところよく分かってないことを使おうとして悪戦苦闘を続けていた。
理屈としては分かっているつもりだったのだが、いざ実際に使ってみようとして実は分かってないことに気がついてしまったのだ。

「点AをOBの周りにθだけ回転した点P」を与えるコマンドがGRAPESの3Dタイプ(今のところ試作品)のものにあるのだが、使ってみるまではどういうことなのか分かっているつもりでいたのだが、実際に使ってみるといったい点Pがどこに行くのかほとんど分かってないのだ_| ̄|●
どこへ行くのか、予想を立てるのだが、それがこっちの思うようなところには行かないのだ。

Gomi2

(具体的にはGQの周りに30度回転させるとG(重心)を外接球の中心とする正四面体ABCDはどう移動するかを考えるのだが・・・
紙に書いて考えると大体分かるけれど、どういう風に動くのかのかさっぱり分からなかったのだ・・・
_| ̄|● )

(こたえは「続きを読む」から・・・)


まあ、それが分かるようになるまでには試行錯誤でいろいろとやってみてやっと「わかった」状態にはなったのだが、その分かったことを言葉に表すと最初とかわらない。

理屈が分かっていたことが感覚的にも理解できたと言うことなのかなぁ・・・

「わかった」と言うけれど、やらせてみるとぜんぜんできない生徒の理解の仕方が少し「感覚的に」分かったかも。

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2007.08.19

卒論かいてもらう?

Cosの場合には大学の時には卒論はなくて、ゼミだったんだよなぁ・・・
卒論書くよりはその方がらくだと思ったけど・・・

1文字5円、卒論に代行業者…大学は「見つけたら除籍」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 料金は1文字5円程度。納期は卒論で1週間以上、リポートでは2、3日以上が多い。テーマや内容、分量、納期などを指定のメールアドレスに送り、その後のやりとりで合意すると正式契約となる仕組みだ。こうした業者のHPはネット上で少なくとも三つ確認されたが、個人レベルで請け負っているケースもあると見られる。

 このうち、昨年4月から事業を始めた業者が読売新聞の取材に応じた。これまでに300件近い問い合わせを受け、実際に100件以上を請け負ったという。2万字程度のリポートで10万円、発表会のための個別指導を含む卒論執筆だと35万円からという料金設定にしている。

一番大きな疑問は卒論ってそんなに簡単に書けるものなの?
納期が一週間以上と言うことは10日もあればできちゃうと言うこと?
いくら知識と経験があってもそんなに簡単なものだとは思わなかった・・・

そんなものでかけるのなら、表に出てないだけで結構あるんだろうなぁ・・・

ある意味で大学教育の質が問われている気もするけど・・・

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2007.05.26

ダビンチのシンポジウム

今日恵泉女学園大学で行われてきたダビンチのシンポジウム、レオナルド・ダ・ヴィンチという一人の人に10の方向からのアプローチを15分ずつ垣間見てきたのだ。

4490206062レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―All about Leonardo
松浦 弘明 池上 英洋
東京堂出版 2007-05

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この本の
レオナルドの絵画
建築
工学
北方美術との関連
医学、
音楽、
彫刻
天文学、
絵の修復、
日本におけるレオナルド
と言うテーマで本を書いた10人がそれぞれの分野からの話を聞いてきた。

ダビンチの時代には一人の人があれもやりこれもやり・・・芸術家でもあり科学者でもあり技術者でもあったのだが、500年たって各分野の人が集まってひとつにまとまろうとしつつある。

一つ一つの分野については深く研究している人がクロスオーバーして一堂に会しているのだからおもしろくないはずがない。

ついこの間日本画と油絵の違い、日本画の修復について話を聞いてきたCosとしてはやはり最後の晩餐の修復の話はおもしろかったし、
なによりも
「天文学ではレオナルドは彼の業績となるものは何も残さなかった」
と言うのを聞いて、いままでもやもやとして納得できなかった部分がいっぺんにすっきりしたような気がした\∥^O^∥/

できればもうちょっと行く前に勉強しておけばよかった思うけれど・・・忙しかったんだよなぁ・・・

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2007.05.12

コーネル大式ノート

以前、教えてもらったコーネル大式ノート。
最近はすっかりこればかりになってしまっていて普通のノートやルーズリーフがほとんど減らなくなってしまった∥^O^∥

なんと言っても市販されていないし、自分でプリントしたものを使うので・・・(^^;
Cosの使っているのはここ
のもの。

Gomi2_21


こんな感じで名前を入れて使っている\∥^O^∥/

昨日、生徒からノートの質問を受けていて、「見やすく整理されていいてよく勉強している生徒だなぁ」と思いながら教えていたのだが、質問が一段落してふと気がついた。
コーネル大式ノートを使っているではないか!!

(直接教えている生徒じゃないのでCosが使っているのは知らない)
「えっ、このノートコーネル大式?」ときいてみたらそうだというではないか。
しかも
「このノートを使うと勉強ができるようになりますよ」と言われたらしい。
「でも先生、このノート高いうえに減りが早いの(/_;)」
確かにそうだよなぁ・・・普通のノートの半分ぐらいしか書くところがないものなぁ・・・

でも、Cosとおそろいと言うことで生徒も喜んでいた。
(あぁ・・・少なくとも喜んで見せていた・・・)

と言うわけで検索してみたら学研がThe Note taking Systemとして2007年3月に出していた。
このノートを使いこなせるかどうかは「もったいない」と思わないかどうかにかかっているような気がするけれど、そういう使い方をするには高いなぁ・・・

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2007.04.01

やさしいことと迎合すること

やさしくすることと迎合することはまったく違う。
やさしくするように見えていて実は迎合しているだけなら何の役にも立たない。

asahi.com:高校教科書、二極化 学力格差浮き彫り - 社会.

 高校の主に2、3年生が来春から使う教科書の検定結果が30日公表され、広がる学力格差に対応せざるを得ない状況が浮かび上がった。小中学校の復習をより重視した版が出る一方、「下げすぎは意欲を失わせる」と揺り戻しの動きも。難関大学を目指す生徒向けには、最新のノーベル賞を題材にする教科書も出てきた。

 ●苦手な生徒へ「工夫」、マンガいっぱい・分数を復習

 高校用では、もともと難易度に差をつけた教科書を出す出版社が多い。3種類が主流の数学IIでは、新興出版社啓林館が今回、さらに内容を易しくした4種類目を出し、合格した。

 183ページ中、半分以上にイラストがある。うち20ページ弱には吹き出しつきのマンガが載る。「数学が苦手な生徒に入り口のドアをノックしてほしい。マンガやイラストは思わず開いてみたくなるように使った」と担当者。学習指導要領の範囲を超えて学べる「発展」は、もちろんない。 

検定申請時には合格本の3倍以上のマンガを盛り込んだ。だが、「学習内容との関連が不明確」などの意見が大量についた。同様にマンガを入れて1年前に合格した数学Iに、教師から「かえってポイントが絞りづらい」との指摘が寄せられたこともあり、大幅に減らした。ちなみに文部科学省は「マンガがダメなのではない」と説明している。

 易しい教科書には工夫が随所に見られる。啓林館や数研出版などでは、小学校で習う分数の計算を復習用に載せている。「発展」の逆の発想もある。東京書籍は、やや高度な内容に「チャレンジ!!」の印をつけ、省略が可能なことを暗に示している。

 教科書編集に携わったことがある山形県立山形東高校の長澤義博教諭は、ゆとり教育による授業時数の減少で、高校によっては計算力が定着しないまま入学する生徒がいることを実感している。「高校で一気に内容が進み、ついていける生徒とそうでない生徒でさらに差が開く」と話す。

「入り口のドアをノックしてほしい」か・・・・ノックした後はどうするんだろう?漫画やイラストを使って面白そうに見えても、形だけで中身がおもしろくなければ変わらないんじゃないかな。

外側が面白そうに見えても実は表現として迎合しているだけなら、一旦は食いついてもすぐに離れていくような気がする。
(そうかどうかは実際に見てみないとなんともいえないけど)

実際にはそういう人たちが「おもしろい」と感じる授業ができるかどうかなんだけどなぁ・・・

といいつつ、そういう人たちに最初から切り捨てられていたらどうにもならないことを考えると
迎合しているだけのように見えてもそれはそれで価値があるのかもしれない。

とりあえず教室に座ってこっちを向かせることができれば、少しは食いつかせることができる(こともある)けれど、教室に座らなかったらどうにもならないものなぁ・・・

やりたくない人に
「さぁさぁ、見てごらん、
こんなにおもしろいよ~」
「まあ、いいからやってみない?」
「小学校の内容?でもちゃんと高校の教科書に出てるよ。だからやろうね」
か。

「やっていただく」なんだなぁ

この教科書でも全部が終わらなくて一部しかできない学校もあるんだろうな。

学校によっては欠席者が多いから同じ授業を2度3度やらないと生徒がついてこれない
なんていうところもあるし・・・

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2007.03.08

学習意識調査 虚しい教育?

四則演算以外の数学(算数)は実際の生活に必要がないから学ぶ必要もない、
漢字は読んだりかけたりしなくてもワープロがやってくれるから必要はない。
地図が読めなくてもGPSがあるから目的地に行くことができるのだからかまわない
植物や動物、自然を知らなくてもマンションに住んでいれば必要ない
・・・
・・・
・・・
こういうところから文化は衰退していくんだろうなぁ・・・
世の中がそうなりつつあると感じている人は少なくないような気もするがどうだろう?

与えられるものを受け取るだけで自分からは意欲的に何かをしようとしない・・
受け取るのも自分が受け取りたいものだけを受け取って後はそのまま流してしまう・・

リンク: 学習意識調査:日本の小学生は中韓より「学ぶ意欲」低い-教育:MSN毎日インタラクティブ.

 目指す人間像の一つとして「勉強のできる子になりたいか」と質問したところ、「そう思う」と答えたのは東京が43.1%だったのに対し、北京78.2%▽ソウル78.1%といずれも7割を超えた。「将来のためにも、今がんばりたい」と考える小学生も、東京48.0%▽北京74.8%▽ソウル72.1%で、日本は将来の夢に向けた学ぶ意欲が低くなっている。

(中略)

 ▽佐藤学・東京大教授(教育学)の話 高度経済成長期にはリンクしていた「勉強をすれば、いい仕事に就ける」という関係が、低成長時代の今は崩れてしまった。(学ぶ意欲の低下について)約10年前から「学びからの逃走」と指摘してきたが、それが小学校段階でも表れた調査結果と言える。また、大人への信頼や権威が崩れ、大人たちが子供のモデルになっていないため、目標を見失い、さまよっているのではないか。

そういう世の中になりつつあるのなら、それを子どもが映し出していても何の不思議もない。
物事を作る(物質的に作るとは限らないけれど)側の人間と使うだけの人間に二極化してきているような気がする。
そしてCosが教えている生徒たちはその狭間にいるのかもしれない。

意欲的に取り組むわけでもないけれど、まったく意欲がないわけでもない。
詰め込み教育になりきれてもいないし、学習することの面白さを伝えることもしていないから、方向としては意欲を失わせる方向かもしれない。

かつてのように進学することが一部のエリートだけのものであり、そこを目指して意欲的に勉強するような生徒たちが集まっているところであれば今のような教育をしていても何の問題もないだろうけれど、意欲のない生徒たちが集まっているところではまずどうやって意欲を持たせるかから考えないといけないはず。

その一方で学力に目を向けずに考えさせる授業、考えることの面白さを伝えようとする授業では一つ間違うと学力的には何も身につけずにすごしてしまうことも可能だったりする。


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2007.02.23

文章の責任

Wikipediaはすごく便利だし、Cosもいつも使わせてもらっているけれど、その文章自体は誰が書いたか分からないし、間違ったことがかかれていても責任を問われる人はいない。

そのことが分かった上で使うWikipediaはすごく便利。

asahi.com: ウィキペディア頼み、誤答続々 米大学が試験で引用禁止�-�教育.

 米バーモント州にある名門ミドルベリー大学の史学部が、オンラインで一定の利用者が書き込んだり修正したりできる百科事典「ウィキペディア」を学生がテストやリポートで引用することを認めない措置を1月に決めた。日本史の講義をもつ同大教授がテストでの共通の間違いをたどったところ、ウィキペディア(英語版)の「島原の乱」(1637~38)をめぐる記述にたどり着いたことが措置導入の一つのきっかけになった。

ミスの多さについてはブリタニカ百科事典と遜色ない結果が出たという話も聞いたこと(ウェブ進化論だったと思う)がある。
それも事実だし、今回のような(Cosには分からなくても)明らかな誤りがそのまま放置されてしまうこともあるのだろう。

が、ちょっと待ってほしい。よく考えてみると、Wikipediaかどうかにかかわらず百科事典の記述をそのままリポートやテストで書くこと自体がおかしくないだろうか?
いくら情報量が多いといっても所詮は百科事典の域を出ないのに、それでレポートを済ませるって・・・・?

高校生や中学生のレポートだって、webや百科事典の丸写しでは成績が取れないと思うのだが・・・そうでもないのだろうか?

かつて、調べることが安易にはできなかった時代には調べさえすれば点数になったけれど、これからは調べたことをどう解釈するか、そこからどんな結論をどうやって導くかが問われる時代になってきたと思っていたんだけどなぁ

 ウィキペディアの創始者のジミー・ウェルズさん(40)は「慈善的に人間の知識を集める事業であり、ブリタニカと同様以上の質をめざして努力している。ただ、百科事典の引用は学術研究の文書には適切でないと言い続けてきた」と話す。

ということが常識になってないということなのだろうか?
今までも、百科事典を丸写ししてそれで良しとされていたのだろうか?

お話を書くのであれば、どんな百科事典でも・・・ブリタニカでもWikipediaであろうとも問題はないけれど・・・

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2007.02.13

台所事情はどこも同じ

ここ何年か、
大学入試が簡単になってきている。
大学に入ってから必要な教科であっても入試科目になかったり高校での履修を求めなかったりする結果、大学に入ってから必修教科として勉強させたりもしている。

必修教科だから必要とする単位数に含まれることになり、高校で履修してきた学生とはこの段階で学習内容が違うことになってしまう。

同じ学部、同じ学科を卒業していても、必修として履修したものが違っているということは卒業の際にその差が必ずしも埋まっていないことを意味する。

あるいは、学校によっては「どうしてこの生徒が?」と思うような生徒も入学していく。

なんていう状況は日本だけかと思ったら

留学生の3割、英語力に問題=収入減恐れ甘い指導?-豪 .

 【シドニー13日時事】オーストラリアのモナシュ大学はこのほど、同国の大学の留学生の約3分の1が英語力が不十分なまま卒業しているとの調査結果をまとめた。少子化が進む中、留学生は各大学の大きな収入源となっており、大学の厳しい台所事情が少なからず影響しているようだ。  留学生の一部は卒業後、豪政府の試験を受け、合格すれば永住権を取得する。試験結果を分析したところ、34%が学位だけでなく、入学に必要な英語力すら備えていなかった。調査を行ったボブ・ビレル教授は「留学生の3割は英語で日常生活は可能だが、国内で仕事に就く水準にはない」と断じた

この豪政府の試験というのは必修ではないようにも思えるのだがどうなんだろう?
もしもこの34%というのが希望して試験を受けた人間の中での34%であれば、最初からあきらめている留学生はこれ以外にたくさんいるんだろうなぁ・・・

オーストラリアで永住できるなんて、Cosから見たらすごくうらやましい。
何年もオーストラリアにいてどうしてそれだけの語学力を身につけることができないなんて、なんともったいないことか。

いや、入学に必要な英語力さえないなんて、何のために留学しているのか・・・

そういえばCosももっと英語が自由に使えるようにしておかないとなぁ・・・・
言葉が自由だということは行動の自由の必要条件だもの。

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2006.09.16

教科書を終える

 Cosは数学を教えているから、一年間の授業を通して教科書が終わらないままになるという経験はない。

学校によっては教科書が途中までで終わることもあるというけれど、受験をする生徒が少なくない学校であればどこでも教科書は終わらせるものだと思っている。
ある程度以上の生徒でなければ、教科書にあることを自分で読んで理解して使いこなすことは不可能だ。
だから、一年間を通じて何を教えるかはきっちりと決められている。
裁量があるとすれば、どこまで教えるかということだろうけれど、それも学年で決められているから自分の自由になる余地はほとんどない。

なんとなくそれが当たり前と思ってきているのだが、他の教科については必ずしもそうではない。
歴史は近代以降をやらずに済ますところが少なくないような気がする。近代以降は読んでおけばわかるからということなのかもしれない。
確かに自分の生きている社会に近いからわかりやすいということもあるのだろう。(他の問題もあるけれど、それは今は関係がない)
国語なんかは「終わるはずがないからどこをやるかを決める」のだそうだ。
どういう基準で選んでいるかは知らないけれど、発想として「教科書の内容を教える」のではなく、「教科書を使って教える」ということのような気がする。
直接国語の教員に聞いてみたわけではないのでなんともいえないけれど、教えなければいけないことというのが決まっていないのだろうか?

面白いのは英語が(受験に対応するには)「全部やらないとまずい」と言っていること。使っている言語の違いはあっても、国語と正反対というのがふしぎな気がする。
英語は教えるべきことが決まっているのかな。

実技系の科目はやるべきことが決まっているんだろうか??

教科の学習というのは教えるべきことが文科省で決められていて、それをどう教えるかが教科書であり教員であったりすると思っていたのだが、もしかしたらそういう教科はそんなに多くないのかもしれない。

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2006.03.20

複雑ネットワーク

講談社ブルーバックスの新刊。
サブタイトルに「複雑な関係を読み解く新しいアプローチ」

せんだって、読み終えた「複雑系」、しばらく前まではいろいろなことが細分化の傾向にあったのに、この複雑系の考え方が出てくるころから基本的な概念で分けるのではなく構造としてのあり方で分けることによっていろいろなものが同じ構造(と言っていいのかどうかは分からないけれど)で考えられるようになってきたような感じがする。

ちょうど、Cosが大学院に通っていた頃、代数学専攻だったCosは代数多様体について勉強したのだが、その傍らで、微分多様体、解析多様体、位相多様体など、多様体の中で使われる道具はそれぞれに異なっているし、構造としても細かいところでは違っているのに根本的な構造・・・多様体としての成り立ちがそんなにかわらないのをみて、なんとなしに「これからは統合の時代なんだなぁ」と感じたことを思いださずにいられない。

そんな延長上にあるのがこの本。
(ほとんど腰巻に惹かれて買ってしまった気もするが・・・∥^O^∥ )

4062575116「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ
増田 直紀 今野 紀雄
講談社 2006-02

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まだ読み終わったわけではないけれど、予想以上に読みやすくて簡単な本。
ブルーバックスというからには数式がバンバンでてきてウンウンうなりながら読むことになるんじゃないかと思っていたのに、ほとんど数式も出てこないのでちょっと拍子抜けしたくらい。

この本も「複雑」とつくだけあって、話題は結構多岐にわたっている。

グラフ理論から出てきた単純なネットワークから現実に即するような複雑なネットワークへと研究が発展したこと(このはなしが書いてある本だと思ったのだが、実際には話はそこがスタート地点だった。

一筆書きができるかできないかを考えるところからスタートしたグラフ理論は単純な格子からさらに発展していろいろなつながり方・・・ネットワークについて考える。

たとえば、現実の人間の交友関係のネットワークは単純な格子構造とは程遠く、近くにいる人たちばかりではなく遠くはなれた(物理的あるいは精神的に)人とも直接つながっている。

この人のつながりをたどっていくことで、特定の人と人とがどれぐらいの長さでつながっているかを調べることができる。

たとえば数学者のエルディッシュにちなんだエルディッシュ数がある。
これは一人の研究者が論文の共著者つながりでたどっていったときに何人でエルディッシュに到達するのかを数えたものである。今のところ、このエルディッシュ数の平均はわかってないらしいけれど、5か6どまりではないかといわれているらしい。

これと同じことを実際に体験している。SNSのmixiでは「マイミク」と呼ばれる自分の友達がいて、そこからマイミクつながりとしてどんどん人をたどっていくことが可能なのだ。

この本にも(まだそこまで読んでないけれど)mixiについて書かれたページがあって、そこを見ると距離6で大半の人とつながるらしい。

200万人以上いるmixiの会員のどの二人をとっても6人のマイミクを通じてつながっているというのは考えてみるとすごいことだ。

(で、知らなかったんだけど同じSNSのGREEはDEGREEからとったのだそうだ・・・まさにネットワークだなぁ・・・)

この「ネットワーク」の考え方・・・いろいろなもののつながり方・・・はある意味でこれからの時代を象徴するのかもしれない。

普通はブルーバックスの本は「ちょっと勉強する」というイメージが強いけれど、この本はこんな感じで気軽に読める一冊。
ちょっとうれしいかも。
(続くかも)


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2005.05.07

難しい?

高校1年生が入学してからほぼ一月。

去年は高1を持っていなかったので、時として生徒の反応がとても新鮮に見えることがある。

連休明けに、生徒たちにとってははじめての「問題集のノートの提出」があったのだが、解いてみての感想が
「難しい」だった。
まぁ、やさしい問題集ではないからそんなものだろうと思っていたのだが、そういった当の生徒のノートを見てびっくりした。

確かに解けてない問題はある、
だがそれはほんのわずかであってほとんどの問題は自力で解いているのだ。
つまり、彼(ないし彼女)にとっては解けないものが一題でもあれば難しいということになる。

さらに今日、生徒から
「授業が難しい」といわれてしまった。
ところがこれもよくきいてみると教科書にでてこないような発展的な内容が難しいということなのだ。
教えているCosとしては「わからないだろうなぁ、誰か一人でもわかればいいんだけどなぁ」などと思いながら教えているような内容だから、
「わからない」といわれても
「そうだろうなぁ」としか思えなかったりする。

で、改めて彼ら(彼女ら)は中学まではすべて習ったことがわかる授業しか受けてこなかったんだなぁと納得してしまった。

だから問題が解けないと「難しい」
だし、自分にはあっさりと理解できない内容だと「授業が難しい」
になるんだろうな。

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2004.11.10

磁性液体

 磁石にひきつけられる液体というのは今まで見つからなかったのかというと、必ずしもそうではないが、いずれも常温で扱うことができるような安定した物質ではなかったようだ。

磁性液体 常温で液体になる磁性体を初発見 東大大学院

 鉄のように磁石に引き寄せられる性質(磁性)を持つ新しい液体を見つけたと9日、東京大大学院理学系研究科の浜口宏夫教授(物理化学)と大学院生の林賢さん(26)が発表した。常温で液体になる磁性体の発見は初めて。薬と結合させ、磁石を使って体内の目的の部位に運ぶ「ドラッグ・デリバリー・システム」や、表示装置への応用が期待できるという。

実際にはニュースの写真を見ただけでは磁石に吸い付けられる様子はよくわからないが、東京大学大学院理学系研究科・理学部にある磁石にくっつく新しい液体「磁性イオン液体」の発見の記事の中にある写真がとてもわかりやすい。

この磁石にくっつく新しい液体「磁性イオン液体」の発見ではイオン液体についても、

陽イオンと陰イオンのみから構成される塩であるにも拘らず常温で液体である一連の化合物をイオン液体(ionic liquid)と呼ぶ。常温溶融塩とも呼ばれる。通常の塩、例えば塩化ナトリウム(食塩)は、801度という極めて高い融点を持つが、イオン液体は常温で液体である。何故イオン液体の融点が異常に低いのか、その理由はまだ解明されていない。イオン液体は、高温安定性、不揮発性、高い酸化・還元耐性など通常の分子液体にはない数多くのユニークな特性を持っているため、環境調和型溶媒(グリーンソルベント)や新しい電気化学材料として強い興味が持たれている新素材である。

水溶液ではなく、単体で液体になっているということなのだろうけれど、実のところそういう物質が存在することもCosは知らなかったのではないかという気がする。

もしかしたらどこかで違う形で読んでいるかもしれないけれど・・・・

この磁性液体から、液体磁石が作れるのではないかと期待されている。
直接目に触れることは少ないけれど、身の回りのいたるところで使われているいろいろな磁石が液体磁石にすることができると、いろいろな可能性がそこから生まれるんだろうなぁ

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2004.10.17

お風呂で勉強?

「お風呂で読む参考書がある」
昨日友達と話していて、子どもの入浴時間の長さの話から、
こんな話が出てきた。

もちろん数学の参考書ではない。
(実は存在していて、Cosが知らなかったとしたらかなりショックだけど・・・)

お風呂に入ってのんびり古典の勉強ができるというわけなのだが、
一体どこのどんな本だか聞き忘れてしまった。

このシリーズの本だろうか?

風呂で読む杜甫
川合 康三


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それにしても、さっきアップしようと思ったのだが、

ただいま、混み合っております。
ただいま、混み合っております。
ココログをご利用のみなさまに、ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございません。
今しばらくお待ちください。

といわれてはねられてしまった。∥-_-∥

【追記】 このお風呂の本、このblogを読んだ友達が教えてくれた

amazonでは扱ってなかったが、

風呂で覚えるシリーズというのがちゃんとあるのだ。
しかも数学も∥-_-∥

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