2014.05.06

2014春の慰霊の集い--天徳寺

2014年5月3日天徳寺の樹木葬の慰霊の集いに行ってきました。
今までだと前日から泊まることが多かったのですが、今回は母の希望もあって当日の朝(一応早朝)に出かけることにしました。

 家を5時半に出て、予定では8時過ぎにつくはずだったのですが……途中アクアラインで事故があり、アクアラインに入る前から渋滞。ここで30分以上かかってしまいました。事故はアクアラインに入ってすぐのところだったので、アクアラインに入ってからは早かったけれど、結果として着いたのは9時近く。

 ところがこれぐらいの遅れはまだましなほうで、午後になってから天徳寺に入った電話では「8時に家を出たけどまだアクアライン」という電話が13時過ぎにあって結局寺に着いたのは3時近くになったという方もいらして、4連休の初日の渋滞は半端なかったことが判明。それに比べればかなりましかな。

 ついて早々「アコーディオン」と言われてそこから会が始まるまではせっせと練習。1時間やそこらの練習でまともに弾けるわけでもなく、ともかくメロディを追っかける練習(爆)

 こんなことなら自持ちの楽器を買ったほうがいいかもしれないと思いつつも、「置くところはどうするんだ」状態。


 ともかくもぎりぎりまで練習をして屋外の慰霊の会の会場へ。風が強くて楽譜が飛びそうな感じ。何とか抑えて楽譜を見ながら演奏することに。
 余りの風に祭壇に置いたろうそくには火がつかないし、位牌(というのかな?)もすぐに倒れる。仕方がないので、ろうそくには火をつけず、位牌は後ろにちょうどそこにあったドリル(!)を重しにして倒れないようにした。後ろから見ると何ともかっこ悪いけれど、前からはほとんど見えないのでOKとする。

 まず最初は般若心境を住職のリードに合わせて全員で唱える。これはどこで息をするんだろうと不思議に思いながら住職に合わせようとするけれど、なかなかうまく合わない。

 「焼香が終わったら歌だなぁ」なんて思いながら唱え終わると住職が「焼香の前に歌」と言い出すではないか、さわやかな晴天だったけれど冷や汗をかきながらリードに合わせて一応演奏・・・・はぁ・・・やっぱり自持ちかなぁ・・・

 そのあとアコーディオンを抱えたまま焼香をしてから、寺に戻る。

 何とお手伝いの方の中に第9回メディア芸術祭で優秀賞をとったせきねゆきさんがいた。

 この不思議なちょっと土っぽいような色遣いが印象に残っていた人。(賞をとったかどうかは全然覚えてないけれど)たぶん前にもあっているんだけど、その時にはちゃんと話を聞いていなかったのかも。

 天徳寺の近くの一軒家に住んでいるのだという何ともうらやましい生活。マクロビにはあまり関心がなかったけれど、思わず

も買ってしまった(笑) でも、この土地に暮らして、土地のものを食べて生活する部分については本当にうらやましい。地元の人たちが作るようなみごとでおいしい野菜は作れないかもしれないけれど、ほんのちょっとの野菜を作って自分で食べる生活はいつかやりたいと思い続けている。それを実践しているのが本当にうらやましい。

 こうした不思議な人との出会いもここ。

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父の木はすっかり大きくなって何度か選定を受けている。カミキリムシにやられていた根元の穴ももう虫には負けないくらいしっかり育ったし、まだまだ緑だけれど、小さな花も咲き始めめている。


 父の木の周りは一番最初に来た人たちの木だからどの木も大きくなり「樹木」の名にふさわしくなってきている。
この10年で「木の苗が植えてある」状態から「木が育っている」という状態にまでなったけれど、あと10年するとすっかり林になっているのかもしれない。


 一時はもうダメになるかと思われた花ももの木もたくさんの葉が出ていて、もう安心できるぐらい立派に成長した。

 どの木もそれぞれの歴史を作りながら大きくなってきている。そんな感じさえした。

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2012.01.04

年の始の樹木葬地

激動の2011年が終わり、2012年が始まりました。
実際にはきずあとは深くえぐれたままで残っているのに、こうやって生活しているとその傷がすっかり癒えてきているかのような錯覚を覚えます。


去年は天徳寺でのんびりと時間を過ごすことが出来なかったので、この日だったら暇だと聞いていた3日に天徳寺に行ってきました。

天徳寺では去年からの震災地援助の続きとして
「ランドセルを贈ろう」という企画を立て始めています。
被災地の仮設住宅にいる子どもたち、経済的にも厳しい家庭が多く、子どもたちが欲しがるような(要するにテレビで宣伝しているような)ランドセルの購入は難しく、安いもので我慢させたり、ギリギリまで待って投げ売りの品物を買うしかなかったり・・・
それでなくても仮設住宅で暮らしていろいろなことで我慢をさせられている子どもたちに、子どもたちが一番欲しがっているようなランドセルを贈ろうという運動を始めようとしていました。

そしてまた、4月には「子どもたちにお菓子を贈ろう」
キリスト教はクリスマスにプレゼント、仏教は花の日にお菓子を。
だそうです。

樹木葬の会員にとどまらず、もちろん、天徳寺だけでなく、いろいろな形でのいろいろな人達の支援が津波で被害を受けた被災地の人達の助けになればと思います。


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辰年なので、お地蔵様のところにある手洗水からスタート。
この水で右のほうにあるお地蔵様を洗ってあげると病気が良くなるとか・・・

早春の樹木葬地、春はまだまだなような気もするけれど、チラホラと水仙が咲き始め、ひめこぶしは蕾を大きくしています。

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花桃の根元ではパンジーが花をつけて春の訪れを待っています。

今日は冬になって草がすっかり枯れているので沢に降りてぐるっと一周してきました。

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この写真は下から取ったものですが、こんなふうに杉丸太をたくさん並べた木道ができていて、靴を汚さずに散歩できるようになりました。
と言っても、表皮のの剥げた杉の木は結構滑りやすいので要注意ではありますが・・・∥^o^∥
誰もいない静かな道をのんびりと散歩しました。
いつか、こういうところに気楽に来れるような生活をしたいものです。

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散歩の途中で見つけたスズメバチの巣(?)
直径は10cmぐらいだったけれど、この写真がアップされている頃には退治されちゃっただろうなぁ・・・
スズメバチはとても危険だからなぁ・・・


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2011.05.24

花になった父

先日の樹木葬の集いの時に、父の木がつぼみ(正しくはがくが白く花びらの様に見えるので、つぼみというのは間違いだけど)だったので、そろそろ咲く頃かと行ってみてきた。

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まだちょっと「満開」というのには間があるけれど、沢山の花が咲いていた。
ただ・・・Cosの背の高さよりもずっと高いところで咲いているのがほとんどで、それを下から写真にとると白く見えない・・・∥>_<∥

よくみると上の方にもたくさん花があるのがわかるとおもうのだが・・・・

母はまだ長いドライブが出来るほど元気になってないので、この日はCosひとりだけ。
ひとりで勝手気ままに歩けるのを幸いに天徳寺の周りをあちらこちらと散歩してきてしまった。

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真夏のように暑い日、天徳寺の庭先(っていうのかな?)では輪切りにした夏みかんが干してあった。
これとヨモギとオドリコソウで入浴剤を作るのだ。
前回天徳寺に泊まったときにこれを入れたお風呂に入ってきたけれど、なかなかいい感じ。
いかにも自然に恵まれた寺ならではかもしれない。
 
 



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Cosの父がいるところは一番最初にできた場所なので、父の木も含めてみんな大きくなってしまっていて、少しずつ「林」になりつつある。
いずれは沢山の木が大きくなって、墓所なのか、
花木のたくさんある林なのか区別が付かなくなる予定。
そうなるまでにはまだまだ時間がかかるけれど、いずれ里山になる日が楽しみ。
 
 

(一応)墓参りをしてから、お散歩。
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今日は裏山の杉山の中にできた新しい道。
新しい道と言っても、今ある杉の木を倒して雑木林にしていくためにつけられた道。
まだまだ杉の木はそのままで、殆ど人が入らないから、
杉の木は植林されたものであるけれど、
自然のまま、なるがままになっている。
写真にはないけれど、木の皮が同じ高さに剥ぎ取られているのは猪だろうか?
静かな林の中にはうぐいすをはじめ(Cosの名の知らない)小鳥たちの声だけが
響いている。
 
 

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更に裏山に登る。
天徳寺の向こうには房総の低い山が連なり、あの山の向こうには海が待っている。
杉の木が5本だけ残っているけれど、その周りの茶色いところは整地したところ、
今はまだ泥の地面だけど、2年もすると緑でいっぱいになって、いつの間にか小さな雑木が増えてくるのだ。
 
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ふと見るとところどころにこんなふうに木材の杭がうちこんである。
よくみると木の名前の書いてある標識。
そのとなりに植えられているのはどれも花の咲く木の苗。
墓所だけでなくその周りの場所も花でいっぱいにしようと。
一番最初に天徳寺に来たときにそれまで持っていたお寺のイメージとはまるっきり違う
「人の行き交う花でいっぱいのお寺」という言葉が印象的だったのを思い出してしまった。

寺の池ではたくさんのカエルが日向ぼっこをしていて、人が近づくと「にゃー」とないて水の中に逃げていくし、
樹木葬地のももはしっかりと身を付けているし、
今の季節はあざみで野原がいっぱいになっていたり、
なぜか荒地に蓮華が咲いていたり・・・
ベニシジミもクロアゲハも遊びに来る・・・
そして、前回まだ手も足もなかったサンショウウオのオタマジャクシもも手足が出ていた。
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2011.05.08

理想の生活の現実

樹木葬には天徳寺の檀家の方たちが手伝いに来ている。
Cosたちも毎回お手伝いをしているので、檀家の方達とも自然に親しくなってくる。
「うちにもいらっしゃい」といつも誘っていただいているので、今回はちょっとおじゃましてくることにした。

兼業農家に嫁いできて、子供たちは成人して家を出ていってしまい今は夫婦ふたりで暮らしているお宅。
どんな暮らしをしているのか今までは考えたこともなかったけれど、お宅におじゃましてびっくり。
広い裏庭は果樹や野菜の畑。
家で食べる野菜や果物は全部此処で作るという・・・いや、実際にはそれ以上に取れてしまうので本人は売ったりしたいのだが、「そんなことをしなくても暮らしていける」という言葉で親戚に配ったりしているらしい。

「年をとって歩くのが大儀になっても喉が乾いたらすぐに果物が手の届くところにあるように」と次第に家の近くに果樹を植えるようになったのだという。

若い頃は夫婦ふたりで共稼ぎ、畑は土日にやっていた・・・どう考えてもめちゃくちゃ忙しい生活。
「一週間もほっといたら草がすごくなりませんか?」というCosたちの質問にも笑いながら
「あたりまえだよ。毎週毎週草取りだったよ」と。

自分たちの食べる野菜(たぶん田んぼも持っていると思うった)は全部自分たちで作って自給自足。
きれいなものが好きだからといろいろな花を植え、果物を植え、いろんな野菜を作る。
Cosが若い頃に夢見た理想の生活なのだが、話を聞いてみるとCosにはとても務まりそうもない。
草取りひとつとってみても、見せていただいた畑の草取りだけでもすごく大変そう・・・・

なんてCosたちが言ったら「じゃあ、今度うちに草取りにおいで、泥だらけになるから汚れていいようなぼろ靴を持っておいで」と・・・
ひえぇ~~~

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2011.05.07

2011春 樹木葬の集い

年に2回行われている樹木葬の集いはことしから埋骨をなさった方とまだの方に分けて行われることになった。
Cosが参加したのはもちろん埋骨を済ませた方のほう。
分けたので人数が減ったとは言え、それでも100人以上いるから準備は大変そうだ。

前日は曇だったのに、夜中にはすごい雨。

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結局朝になっても雨はやまず、集まりを本堂でやることになってしまったのはちょっと残念。
本堂からは雨のおかげで手前の緑が生き生きとし、遠くの山が霞んで見えるので景色としてはいいのだが、せっかくの集まりなのだから、みんなで唱える般若心経も、「ふるさと」や「千の風になって」の歌も亡くなった方にも聞かせてあげたかった。(当初は本堂では「ふるさと」だけを歌う予定だったのだが、急遽「千の風になって」も歌うことになって焦った焦った・・・∥>_<∥ )

焼香だけはは外にテントを出して、各自でやっていただくことにしただがそれもちょっと寂しいかも。
(写真は終わったあとでとった物)
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そしていつも楽しみにしているお弁当
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つくしと菜花のおひたしはつくしの出たときに作った佃煮を利用。
今年は去年が暑かったからか、筍が余り取れなかったとのこと。
同じような感じのメニューでも年によって微妙に違っているのが面白い。
今年はよもぎ団子が2種類も入っていて、ヨモギが大活躍。

ヨモギは食べるばかりではなく、天徳寺特性の入浴剤にも使われている。
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この写真はオドリコソウ。ヨモギと一緒に干してあった。
この他にも干したあまなつが入っていて、お風呂に入ったときにはとても気持ちがいい。
(Cosも前の日に入浴剤入りのお風呂に入らせていただきました。気持よかったァ・・)
あっという間に売り切れていて「買おうと思っていたのにぃ」・・・
同じ干したものとしては入浴剤じゃないけれど、しいたけなども一年分ほしておこうということで住職が作ったのが、この干し機
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中にニクロム線の伝熱が入っているらしい。
住職は何でも作ってしまうのだ。
きっといずれは薬草とかハーブも作るんだろうなぁ・・・・

昼過ぎには雨も上がったのでCos達はお散歩。
お寺の長靴を借りて行ったけれど・・・泥のところを歩いたので凄まじいことになりました・・・∥^o^∥
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第二樹木葬地の入り口にはこんなふうにつつじが咲き誇っている。
つつじはここだけじゃなくて樹木葬地のあちこちで花を開いるおかげで「花いっぱいの樹木葬」になっていました。
「花に囲まれた天徳寺」の言葉通りに・・・

そして、今回の天徳寺の訪問で(Cosにとっての)最大のニュースはこれ。
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なんと、サンショウウオ(確かトウキョウサンショウウオ)のオタマジャクシが天徳寺の近くにいた事。
となりの総代さんのオタクで、サンショウウオの卵は見たことがあるけれど、実物ははじめて見た。
住職はある程度大きくなったら帰すのだといってたけれど、その前にもう一度見たいなぁ・・・

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2011.05.06

樹木葬の夜

今夜は樹木葬の準備で天徳寺にお泊り。

母の具合が悪かったこともあって、しばらくきていなかったのだが、父の木はしっかりとたくさんの蕾をつけていた。

もうあと何日かすると花をつけるだろうけれど、母に見せることはできないだろうなぁ・・・


慈しみ基金を使って、被災地に行った住職からいろいろなはなしをうかがった。
被災地の避難所で必要とされているもの、いろいろな人が欲しいと思っているもの、
卵が欲しいとか、調味料が欲しいとか、タバコが欲しいとか、必ずしもみんなが送っている様なものばかりとは限らない。
被災地の方達は必要なものはいただいているので、それ以上には欲しいものがあっても言い出せないなんていうこともあるらしい。

今住職が考えているのは買い出しがかり。被災地には必要なものはあるけれど、欲しいものがあるわけではない。車があれば買いに行くこともできるけれど、車がなかったり高齢者で出ることが出来なかったり、という人のお手伝いをすることができないだろうか、そういう人を雇うことができないだろうかと。
それはそれもいいなぁ・・・と思うのだけど実際の所はどうなんだろう。

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2010.04.25

天徳寺の朝

樹木葬2010春の慰霊の集いの準備のために前日から天徳寺に泊まったCos達は「役得」で早朝の散歩。
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すっかり準備が整っている脇を抜けて、沢に降りて行く。

樹木葬地の沢に小道をつけてぐるっと一臭できるようにした散歩道をみんなでお試し。

おりきって角を曲がったところにひらけた景色・・・
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太陽がまだ低い位置にあるから木立の暗い影の向こうに陽の光に輝く朝の草。
早起きしたものだけが見ることのできる幻想的な景色。

しばらくの間この景色の世界に浸っていた。

輝いている草の正体はこれ。
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夜露を浴びたたくさんのスギナ達。
手で触ろうものならあっという間にその光を失ってみずみずしい緑が現れる・・・・

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これは自然に生えていた二人静。

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これはお昼ごはんに酢漬けになって現れたのだ。

自然に恵まれた天徳寺の朝。何者にも代え難い自然の贈り物。


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2010.03.06

氷雨の天徳寺

前回の樹木葬の集いの時にはCosの車が壊れてしまって行くことができなかった。
それから2ヶ月以上たってやっと天徳寺に墓参りに行くことができた。
もう少し頻繁に行かないと・・とは思うけれどちょっと遠いので覚悟を決めないといけないのだ・・・∥>_<∥

しかも、行く前には「温かいといいなぁ」なんてのんきなことを考えていたのだけど、実際に行った日には氷雨が降っていて真冬に逆戻りした一日だった・・・_| ̄|●

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でも、その雨のおかげで天徳寺の境内から見た千葉の山は幻想的な姿を見せていた。
長谷川等伯の「遠いものを薄く描く」世界が現実になっている(あれ?ぎゃくだ・・・等伯がこの写真のような世界を描いたのだ)のはなんだか嬉しかった。

暫くご無沙汰していた天徳寺もその姿をまた少し変えていた。

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こんな軽自動車用の駐車場が出来ていたり、この日は雨があまりにひどくて寒かったので行ってみることはしなかったけれど、樹木葬地の奥の沢の整備を始めていて、もっと奥の田んぼのところまで含めて公園に死たいと言った話を伺ったり、来ない間にもどんどん進化していることを実感してきた。

住職とは余り話す時間はなかったけれど、そんなことを話したり、春の集いのことを話すことができて、前回サボった埋め合わせが少しはできたかな。

裏の樹木葬地では冬の間に木々が花芽をつけていて、姫コブシはもうすっかり花を咲かせる準備が出来ていたり・・・この日は写真をとったり動画をとったりするのが大変なほど天気が悪かったんだけど・・・もう春はそこまで来ていることを感じさせてくれた。
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「亡くなった人達は私たちのこころの中に生きているのだ」
というメーテルリンクの言葉がふと思い出された。
亡くなった父は木となって生きて春の訪れを待っているのだ。
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広場ではちょうどヒガンザクラが満開。
どれほど寒くてもたしかに春は近づいてきている。
亡くなった方たちが花を咲かせる季節が・・・


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2009.09.03

雨の天徳寺

台風が近づく日曜日、母たちと一緒に父の眠る天徳寺へ。
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写真からはあまり雨が降っているようには見えないけれど、この日は傘だけではとても間に合わないほどの風と雨。
そんな中でも樹木葬の木々は元気に生い茂っていた。

父も・・・ずっと花をつけようとせずに大きくなることばかりに意欲を燃やしていた父も・・・父の木もようやっと実をつける気になったらしい。
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3個だけ咲いた花の中のひとつがこんな赤い実になっていた。

「人の行き来する寺にしたい」という住職の言葉に甘えて、Cosたちはまるで親戚の家を訪ねるように・・・もちろんそこに父がいるのだから似たようなものかもしれないけれど・・・気安く天徳寺に遊びに行く。

この日は残念ながら住職の家族は出かけていなかったけれど、留守を守ってくださる方ももちろんCosの知り合い。

さっさと家の中に上がりこんで(爆)
新聞をもらったり・・・・
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すっかりやせてしまって毛も抜けてしまっていはいるランちゃんの元気(?)な姿に喜んだり・・・
ランちゃんの姿は痛々しいけれど、墓守猫のランちゃんが生きていてくれるのはとてもうれしい。

Cosのことがわかっているのかどうかはわからないけれど、なでてもらおうとCosのところにやって来てのどを鳴らしているランちゃんと過ごすひと時はまた感謝のひと時。

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これは父の木についていたカミキリムシ。
触角を除いても7,8cmもあろうかという大きなカミキリムシで、殺生を嫌う場所ではあるけれど、父の木からは遠慮してもらった。
それを父が喜んだかどうかはわからないが・・・・

父が亡くなって5年。今日は父の命日。


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2009.07.20

朝の花

これは朝の花

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天徳寺の住職の子供達はするめを糸の先につけた竹の棒をもって、意気揚々と・・・
Cosたち大人も花を楽しみにカメラを片手に・・・∥^O^∥

本当はもっと早い時間に行きたかったのだけど、センターのオープンが9時ということでお寺を9時前に出発していった先はいすみ環境と文化のさとセンター
ここで子供達は「ザリガニを取りに来ました」と申告してバケツを借りてせっせとザリガニつり。
次から次へと釣る子供達を見ている大人も釣りたくなるけれど、なかなかさおは貸してもらえない∥^O^∥
3人の子どもで計25匹のザリガニ。

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釣ったザリガニは何匹釣ったか申告をしてから持って帰るもよし、離してやるもよし・・・
もしかしたら、もって帰れるのは2匹だけかもしれない。
センターの人に
「オスとメスを一匹ずつ持って帰るといいよ」といわれてその気になったよその子ども・・・センターの人に
「手で持ってひっくり返すと白い筋が入っているのがオス。自分で調べなきゃだめだよ」といわれて思いっきりひるんでいた∥^O^∥

天徳寺の子供達は持って帰る気にはならなかったらしいく、お土産は持っていなかった。

その間に入れ替わり立ち代り大人は植物鑑賞。


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