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2017.01.26

映画 レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮

 映画「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」のトークショー月特別試写会に行ってきました。

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ドキュメンタリーと言うことなので、どこがどんな風にドキュメンタリーなんだろうと楽しみだった。
 スタートはミラノの美術館でのダヴィンチ展。現在と過去を行き来しながら知っている話、知らない話が見事な映像とともに繰り広げられる。

なによりもあの大スクリーンに繰り広げられるダヴィンチの絵が広がるのは圧巻。
 ダ・ヴィンチの絵が日本に来てもじっくりと見る余裕などなく、「止まらないでください」と追い立てられるように絵の前を通過するしかない、もっとじっくり見たい部分はたくさんあるのに・・・と思う細部が大画面で見られるのはとてもうれしい。
 ストーリーよりも何よりも、一つ一つの絵を見ることに熱中していたかもしれない・・・。

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 ドキュメンタリーだからだろうか、「ラ・ベル・フェロニエール」や「白貂を抱く貴婦人」は当時の衣装そのままにモデルも登場。「白貂を抱く貴婦人」の不思議なヘアースタイルが現実のものとなって現れたのにはびっくり。あんなにぴったりとあごの下まで髪の毛を回せるものなんだろうか?と言う疑問も解決。そして、この白貂の姿勢の不思議さも、映画の後のTakさんと池上先生のトークの中で解決。また、そのときの話からラ・ベル・フェロニエールのあごの辺り、洋服の赤が映っているという斬新さについての話もあった。この部分はもう一度見に行きたいなぁ・・・というか現物を見たいよなぁ・・・

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そして、修復された「最後の晩餐」テンペラだと言うのにダ・ヴィンチは筆が遅かったこともあって、痛みがひどかったとも。拡大された映像を見て「こんなに・・・」とショックだった。たぶん、映画出なければ気づかなかった部分も多かったんじゃないだろうか。

そして、映画の後のTakさんと池上先生のトーク。

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もう何年も池上先生の話を伺うチャンスはなかったんだけど、やはり面白い。Takさんもうまく話を引き出して、さすが。メルツィとサライの話や、「サライは美男子?」なんてい話まで出てきたり、「白貂」についても実際に絵を描くときに抱いたのはほかの動物、たぶん猫、だろうなんてい話も楽しかったです。

 池上先生の話を踏まえて、もう一度見てきたい映画であることは間違いなし。

2017年1月28日(土)から銀座のシネスイッチで公開。




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2017.01.12

ポーラ美術館ギャラリートーク駅伝

ひょんなことから譲っていただいた「青い日記帳」Takさんと行く『ポーラ美術館新春ギャラリートーク駅伝』バスツアー」に参加してきた。参加者募集の記事を見たときにちょっと「行きたいな」と思ったんだけど、最近は積極的に「何かをしよう」と言う気持ちに慣れなかったので、いくことができて本当によかった。

 Takさんはずっと前から存じ上げているけれど、お目にかかるのはすごく久しぶり。年を追うごとにハイスペックになっていて「できる人は違うなぁ」・・・なんていうことを思いながらバスに友達と乗り込んだ。
 バスの中では広報の方がこのツアーの成り立ちをはじめいろいろなことを放してくれるだけでなく、ポーラ美術館クイズまで行われた。残念ながら前門正解にはならなかったけれど、商品をいただいてしまった。

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 陰になってしまっていてわかりにくいけれど、藤田の職業のタイルの柄のチョコレート。去年行った府中市立美術館の藤田嗣治展ではほとんどこの子供の絵がなかったが、ポーラ美術館のコレクションは半端ない(最大)なのでとても楽しみ。

 途中足柄のPAでまだ11時だと言うのにお昼ご飯。美術館についてしまうとギャラリートークがあり、それを聞いていたりすると食事の時間が取れなくなってしまうのだ。

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なんと、足柄には蕎麦のないうどん屋さんがあるのだ。これはもううどんを食べるしかない、というわけで、豚汁うどん。今にも雨(か雪)の降りそうな寒さだったので体があったまってとてもおいしかった。だが・・・そのおかげで時間がなくなり何も買わずにバスに戻ることになってしまった。

 足柄からは30分もかからずにポーラ美術館へ。

 ガラスの屋根だけのようなサンルームのようにも見えるポーラ美術館のエントランスは異世界への入り口。

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こんなサンルームのようなところからエスカレータに乗って降りていく。降りていくことで日常から切り離されていく感じ。

 まず最初はツアーの面々だけのための「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ----境界線への視線」の解説。
 正直なところアジェという人の名前は聞いたことがなかったしほとんど関心もなかったんだけど、この解説の中で一番印象に残ったのがアジェの話。役人をしていたアジェが町の風景をとり続けていろいろなところに写真を売っていた。その写真がアメリカにわたり、芸術家たちに評価されるようになったとのこと。ルソー、フジタ、アジェの3人ともがパリの市街と郊外の境界線上を描いていたこと。描くものは違ってはいたけれど、それぞれにそこに住む人々の営みを描いていたこと。といったような話を聞いた。

 次にTakさんの学芸員さんのクロストーク。この中で美術館同士の絵などの貸し借りの話などを聞くことができて、とても面白かった。

 その後自由行動ということになるのだが、この日は「ギャラリートーク駅伝」とのことで、朝の10:00からほぼ休みなく駅伝のように次から次へとギャラリートークがある。

 10:00からクロード・モネ、10:30からベン・ニコルソン、30分ごとに次から次へとギャラリートーク。・・・そしてツアーの人たちは13:30からの「ポーラ美術館の歴史」から聞くことができるのだ。ある程度はバスの中やツアーのための解説の中で聴いた部分もあるし、展示もじっくり見たいので、14:00からのアンリ・ルソー、14:30からのフジタを聞くつもりだった。それまでの間に展示を見て・・・・の予定だったのだが、ざっと見終わったらもう3時近くになってしまっていたのだ。

 「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」についてはこちら から。こっちのほうが内容については詳しい。

城壁に囲まれたパリの街。壁の外側には250mの建設禁止地帯があり、そこに多くの貧しい人が住み着いた。ルソーは郊外の美しさを描き、アジェは変化を記録に残した。フジタは外側の人間の視点から人間に焦点を当てて描いた。

アジェの肖像写真はなくなる6日前のものだと言う。彼は何を考え、この世のパリを後にしたのだろう。


 常設展は写真撮影OKのところが多くありがたい。

 

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モネの「散歩」。子どものころモネの絵に最初に惹かれたのはこんな感じの絵。絵の中からそよ風が吹いてくるように思えたのを今でも覚えている。

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 ルノアールのアネモネ。こんなに小さいとあまりよくわからないけれど、ルノアールらしい暖かさとやわらかさが伝わってくる。Cosはルノアールは静物画のほうが好きかも。

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モネの睡蓮の池。この絵は門外不出と言うわけではないけれど、ここにいらしたお客さんがいつでも確実に見られるようにと、あまり貸し出されることがないそうだ。

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セザンヌの砂糖壷、梨とテーブルクロス。これは逆に何度かほかのところで見たことがある。

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ラウル・デュフィのパリ。デュフィらしい音楽が聞こえてきそうな一枚。

ポーラ美術館はこれ以外にもいい物をたくさん持っていた。またもう一度何もないときにのんびり見に来たいような作品がたくさんある。

そして「古代エジプト、ギリシアから遊牧民族トルクメンの装身具まで」このトルクメンの装身具は世界でも有数のコレクションだと言う。

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そして、何よりもすごかったのがこれ。


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赤は血の色。刺繍は悪いものを内側に入れないためのもの。ここでつけている飾りは展示してあるものに比べるとずっと軽いのだが、それでも実際に持ってみるとかなりの重さだった。

トルクメンの女性はこうした花嫁衣裳で結婚する。

 朝から今にも降り出しそうだった空はすっかり雪。

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帰るころにはすっかり積もり、帰りのバスが渋滞で動けなくなって帰れないんじゃないかと思ったのも、帰りのバスの中で見たテレビのトップニュースに道路状況が出ていたのはまた別の話。

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2017.01.03

美術館の初詣2017

ここしばらく思い通りに行動できないことも多かったけれど、今年はかなり自由に動けそうなので・・・(経済的にはかなり厳しいけれど)年の初めは美術館めぐりから。

まずは竹橋の国立近代美術館へ。1月2日は常設展の無料公開日の上に先着でプレゼントをいただける。お正月ならでは。

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と言うわけで早起きをして整理券をいただく。ここで欲を出して草間弥生の図録をいただいたのだが・・・重い。ちょっと持っているだけならたいしたことはないのだが、これをもってあちこち回るのはかなり重さを感じるのだ。
 途中で宅配便を見つけたら家に送ってしまおうかと思ったのだが、そう都合よくは見つからない。結局家までもって帰った。おもかったぁ

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企画展は「山田正亮の絵画」。これは昨年の暮れに見たのだが、Cosごのみの直線や矩形のものが多くとてもよかった。形は具象ではないが色は具象と言う感じだろうか。同じように見えて実は違っているたくさんの直線、どんな順序で塗っているのか、それさえもおもしろい。
 「何を描いているのか」ではなく「どう描いているのか」がとても面白くじっくりと楽しめた。

 が、この日はまだまだ次があるので、その足で国立近代美術館工芸館へ。

 で、工芸館でもメモ帳をいただく。先日来た時には工芸館は見なかったので、

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 をじっくりと見てきた。日本のものはよくわからないけれど、このポスターの右下にもあるルーシー・リーの作品はやっぱりいい。
 このピンクも好きだし、この配色やバランスもすき。茶道具なんかはどこで見てもよくわからないまま・・・・もう少し年齢を重ねるとわかるようになるのかなぁ・・・

 ここから友達と(ほぼ一緒に)西洋美術館へ。
企画展は「クラーナッハ」だけど、これも年末にのんびり見たので、そっちに回った友達とは別にCosは常設へ。
 ここの常設はいつも企画展を見た後、比較的時間に追われてみることが多いので、今日はのんびり。

 「聖ミカエルと竜 14世紀シエナ派」

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この14世紀の竜が普段イメージしている竜と違ってなんともかわいい。昔の話に出てくる竜はこういうイメージだったんだろうなぁ・・・普段見慣れている(?)猛々しく大きな竜(の絵)と比べると生活の中にいても不思議はない感じ。

 そして、廃墟のロベール

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彼の絵を見ているとこんなところに行ってみたくなってくる。見に行くのではなく、その中で時を過ごしたくなる。

 クラーナッハを見終わった友人と合流して恵比寿へ。

食事をしてからTOPミュージアムへ。改修前は写真美術館だったんだけど、改修したら名前も変わってしまっている。なんとなくTOPと言うのはしっくりこないんだけど・・・でもここも1月2日は無料。

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写真はかなり面白かった。3階と2階の展示室は最後のブロックのところに「撮影可」のコーナーもありちょっとうれしかった。

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ミニチュアのように見えるのがとても不思議だった写真。これを見ていると東京タワーを見上げている人間の小ささを痛感する。人間は如何にはかなく小さいことか・・・

例年のように演奏されている雅楽を楽しんで美術館の初詣はおしまい。今年がどんな年になるのか皆目見当もつかないけれど、
心豊かに暮らせますように。


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