2013美術展ベスト
今年一年を振り返って、印象に残った美術展など。
1 まず何といっても、9月に行った十和田現代美術館。
十和田の街はかなり寂れてきていてシャッターの閉まった店などもたくさんあってちょっとさびしいんだけれど、弧の美術館があるところはそこここにアートがあって、そこここで子供たちが遊んでいたりして、明るく華やかな雰囲気になっていた。ロン・ミュエクのスタンディング・ウーマンをはじめとして常設がとてもよかった。
2 仙台まで会いに行ってきた、「若冲が来てくれました」
会場は仙台市博物館ということで展示の仕方もちょっと変わっていたので、それはそれで面白かったし、じっくり見ることのできたモザイクみたいな「鳥獣花木図屏風」を心行くまで見ることができてとてもうれしかった。
3 「ターナー展」イギリスで見てきてとてもよかったのであまり期待していなかったんだけど、見ていなかった絵もあったし、イギリスで見たターナーの世界をもう一度体験できてとてもうれしかった。昔は好きじゃなかったんだけどな。
4 これも期待してなかったんだけど、かなり良かった「印象派を超えて---点描の画家たち」。彼らは全然別の糸で点描をしていたんだけど、点描って子どものころから、カラーテレビの原理と同じような感じで、とても面白いと思っていた。小学校の時、絵の具を混ぜてありとあらゆる緑(のつもり)で絵を書いたら先生に馬鹿にされたけど・・・そのころから点で塗り分けることに関心があったのだ。
5 えっ、こんな絵も描いているのかとびっくりしたのが「ル・コルビュジエと20世紀美術」。建築だけしか知らなかったんだけど、絵を見たら納得できる部分もあったりして面白かった。
6 美術展じゃないけれど、「深海」。知識としては知っていることのほうが多かったけれど、実物大のダイオウイカは海の不思議さを伝えてくれた。
7 「カイユボット展ー都市の印象派」感想は書けなかったけれど、彼の描く人物はとても静かに行動している。決して大騒ぎをしたり怒鳴ったりはしない。人物画は好きじゃないんだけれど、彼の描く人物はとても静かに主張していて、押しつけがましいところがなくていい。
8 「牧野邦夫-写実の精髄」写実なんだけど、写実ではない何かがあって引き込まれた。
9 「クリムト展」クリムトがそんなに沢山はないのは分かっていたけれど、どうしても見に行かずにいられなかった。
10 青森美術館。行ったときには横尾忠則展をやっていて常設が少なかった。シャガールの舞台背景とあおもり犬たとてもよかったし、奈良さんの部屋もよかったけれど、常設がたくさんあるときにまた行きたい。(行けるといいなぁ)
ここにあげなかった美術展もかなりあるから、blogにかく余裕はあまりなかったけれど、それなりにあちこち行っていたのかもしれない。
でも来年はもう少し書けるといいなぁ
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