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2012.10.26

励まされた本

なんだか今の仕事に変わってから、「忙しい、忙しい、忙しい」の連発で殆ど自分のことができてない状態が続いている。評価してくださる方がいるのはありがたいことだし、仕事は仕事で大変だけど面白い。

でも、あまりに時間・・と言うよりも多分精神的な余裕がなさすぎて、自分自身が楽しむことを忘れているような気がする。そして時間だけが過ぎていく・・・
夏にはイギリスに行ったけれど、書かないうちにどんどん時間が流れ去っていく。

もう、年も年だしこのまま何も新しいことは出来ずに流されていっちゃうのかなぁなんて思っていたけれど、「そんな年なんて関係ない!」とばかりに励まされたのがこの本。

実を言えばなぜこの本を手にとったのかわからない。プロヴァンスにもあまり関心はなかったし・・・この時は、イギリスのケルト関係の面白そうな本を探していたのだからフランスの本を見ること自体??

読み始めて「えっ!?」
還暦間近の夫をなくした作者が携帯と携帯辞書を片手にフランス語も出来ないくせにセザンヌの住んでいたプロヴァンスに一人で住み始めてしまうのだ。
英語はできる、それも自由自在に操れる程度には喋れるらしいが、フランス語でできるのは「英語が出来る人はいますか?」ぐらいなのだ。
フランス語に困ると携帯電話を取り出して、「携帯通訳」を呼び出して通訳してもらう。いいなぁ・・・
それを若いお姉さんじゃなくて、叔母さんがやっているのだからますます「いいなぁ」なのである。

彼女がフランスに飛び出したのは「死ぬときにやりたいと思っていてやれなかったことを悔やんで死にたくない」からなのである。
そして、プロヴァンスでセザンヌが描いたものを写真にとってセザンヌが見たものを追体験する写真集を作ることにしたのだった。
残念なことにそれは何年も前にアメリカの写真家がやってしまっていて、彼女は先を越されてしまっていた。
思った通りの仕事はできなかったけれど、自分の行きたいように行きている彼女の姿はとても眩しい。

今の仕事はそれなりに面白いから当分は続けるだろうけれど、Cosだってまだまだ自分のやりたいと思うことをする時間もいずれできてくるだろうし、そうなった時に今できないたくさんのことをする時間が作れるかもしれない。

もしかしたら、この本を読んで今の仕事がつまらなかったらあっさりやめて他のことをはじめてしまったかもしれない∥^o^∥
今は仕事が面白いから辞めるという選択は考えていないけれど、もっと自分の時間を大切にしようと痛切に思った。たくさんの時間は取れなくても、自分自身のための時間をしっかり作ろう。


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