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2011.08.20

アンリ・ル・シダネル・・・メルシャン軽井沢美術館

ずっとまえから気になってはいたけれど、距離の遠さから行ったことがなかったメルシャン軽井沢美術館が今年(2011)の11月で閉館になると聞いて、チケットを頂いたし頑張って行ってきました。

電車でいくと軽井沢は新幹線しか止まらないというのもあんまりだし、横川野駅からバスが一日に何本か出ているけれど、それだって1,2時間に一本しかない。
(新幹線だってそんなものだけど・・・∥^o^∥)
しかもメルシャン美術館はそこから更にしなの鉄道に乗って行くのでますます時間を見て行動しないと一日で行って帰ってくるのは難しい。

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というわけで高崎から新幹線に乗り、しなの鉄道に乗って行ってきたメルシャン軽井沢美術館。

行ってみるとメルシャンのウイスキー醸造所なども見学できたし、ワインも少し試飲してきたし、予想以上に展示も良かった。

201108_001
実はこの絵にはひかれるものがあったし、絵は見たことがあるのかもしれないけれど、アンリ・ル・シダネルという人は知らなかった。
「薔薇と光のフランス人画家 アンリ・ル・シダネル展」と言われても、いかにも軽井沢らしいおしゃれな絵が並んでいるんだろうと思って期待もしていなかったけれど、思っていたようなものとは全く違って、コローの静けさにも似た、静かな中にそっと入っていくような感じさえする絵が何枚もあった。
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(夕日のあたる道沿いの川 もっと森を描いたもののほうが、コローの静けさに似たカンジがするんだけど・・・他になかったので・・・)
そして「薔薇」もいわゆる普段目にするような「薔薇の絵」ではなく、何の花だか分からないけれど、雰囲気が薔薇に似ているかなという程度の花の絵で、薔薇の艶やかさを主張するのではなく、花に包まれた穏やかさを描いている感じだったかもしれない。

絵の中には見る人の緊張を強いるものは何もなく、穏やかさと静けさがなんだかとても平和に感じられた。

そうした彼の穏やかさがフランスのジェルブロワに薔薇の街を作ったのにもつながっているのだろう。(彼自身が穏やかだったかどうかは分からないけれど)
いつかチャンスがあったらちょっと行ってみたいきがする。

華やかでおしゃれな街の軽井沢ではなくて、古くからあるしっとりとした別荘地としての軽井沢にふさわしい絵。そしてそうした古い軽井沢の影がどんどん薄くなると同時にこの美術館も閉鎖されていくのかもしれない・・・

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