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2011.08.05

好きなんだなぁ・・・箱根美術館

箱根二日目の朝は箱根美術館からスタート。
元々はここがMOA美術館だったところで、それだけに展示のスタイルも古い感じ。
国立近代美術館の工芸館とちょっと似た感じもしているので、Cosには親しみやすかったかな。

ここは焼き物が展示してあるけれど、美術品よりも庭で有名なのかもしれないけれど、展示品の前で(たぶん)学芸員の人が次から次へと説明してくれる。

ずっと昔、縄文時代にまでも遡るいろいろな壺。そこ特徴を・・・模様の付け方から火の入り方まで熱心に説明してくれるのだ(彼のいた部屋がそういう部屋だったからなんだろうと思う)

ここにある一つひとつの作品に対する彼の思い入れがしっかりと伝わってくる。
こんなふうに愛されている美術館はたとえ小さくても、有名な作品がなくてもいい美術館だ。

P1070359
手入れの行き届いた庭もそこここに花が咲いていて、散歩をすると楽しい。
この大きな岩はどうやって持ってきたんだろう?
最初からあったのだろうか?
その周りに庭を作ったのか、庭を作ってから持ってきたのか、形を整えるために移動したんだろうか?
などなど一緒に行った友達と愚にもつかない推理が始まる。

P1070389
そして見事な苔庭。
一面に杉苔が生えている。
こどものころ、京都の苔寺で「杉苔の手入れはとても大変だ」と聞いたのを今でも覚えているけれど、その手入れの大変な杉苔がしっかりと生い茂っている。
一つ一つが杉の苗のように見える杉苔はCosの好きなこけ。
手入れが行き届いているからか、他のところで見るのよりも大きいような気もしてくる。

P1070403
そしてたくさんの山百合。
この百合達は数年前にイノシシにやられて壊滅状態になった後、子孫を残そうと頑張ってそれまで以上に増えたのだという話も伺った。
植物に意思があるのかどうかCosには分からないけれど、そう話してくれた入り口の係員の人の花に対する気持ちが伝わってくる。
「秋には真っ赤に紅葉がこうようしてきれいですよ。特に朝早い時間には落ち葉で真っ赤な絨毯を敷き詰めたようにも見えていいですよ~」
ぜひ見たいと話し合うCosたちに、
「あっ、でもお客さんが入る前にはいちゃうから・・・・」と。
彼もまたこの庭が好きでたまらない一人。

世界救世教という宗教団体の美術館(MOAもそう)だからなのかもしれないけれど、
働いている人が大切に思っているのが伝わってくるのはなんだか嬉しい。


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コメント

ここはMOAと同じ所が経営してたんですね〜。
それは知らなかった。

苔のお庭が有名ですんごく行きたかったんですよね。
展示品も質が高そうだわ。

投稿: ミズキ | 2011.08.06 20:27

箱根美術館しらないなあ。
MOAの岡田さんが作ったのかな?
MOAみたいに大きなところができるとそっちに移しちゃうのだろうけど残しておくのがいいね。
自然のなかで美術鑑賞。
Cosさんはやはり宗教団体の作ったMIHO行かれたことは?
花火の季節ですね、Cosさんも浴衣とかは。

投稿: oki | 2011.08.07 22:01

つまり宗教団体が好きなんやな、そう読める。どっかの宗教に入ってんのか

投稿: VO | 2011.08.09 00:35

>ミズキさん、
展示品の質はよく分からなかったけれど、面白かったです。牛のお皿なんかは極めつけ。ぜひ一度どうぞ。

>okiさん、
こうやって残しておいて、MOAほど派手でも有名でもないけれど、とても雰囲気のいい小さな美術館。
心を込めた庭の手入れも行き届いて「美」を堪能することが出来ました。

MIHOも行きたいんですよねぇ
ずっとそう思い続けているのですが、まだ思いはかなわないです∥^o^∥

浴衣?見るのはとても好きです。ハイ・・・

>VOさん

宗教団体はすきじゃないけれど、宗教の有無にかかわらず、いろいろなものを心から大切に愛でる人達は好きです。
基本的な考え方はCosとは違うかもしれないですが同じように美を愛でているのですから。

投稿: Cos | 2011.08.11 00:32

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