紅板締め
「江戸から明治のランジェリー」と言うサブタイトルを見て、何を連想するだろうか?
素肌の上、着物の下に着る腰巻みたいなもののような気がしないだろうか?
国立歴史民俗博物館の企画展「紅板締め ---江戸から明治のランジェリー」
2011年9月4日まで

どうやらこれは肌に直接つけるものではなく、肌襦袢の上に着る長襦袢に類するものらしい気がする。
そこのところが結局今ひとつ分からなかったし、着物を着るとどうなるのか、歩いたらどんなふうに見えたりするのかもよくは分からなかったのが残念。
型板と呼ばれる白く残したいところを凸に、赤く染めたいところを模様と模様が同じ位置に来るように彫った2枚の板の間に記事を折りたたんできつくきつく挟みつけ、赤い染料につけることで、凸になった部分には染料が染み込まずに模様が描ける。
折りたたんだ折り目の部分はどうしても先になって赤く残ってしまうのがわかるだろうか。
実物を見ながら「どう折りたたんだんだろう」と考えるのも面白い。
襟元、袖口、前立て(でよかったっけ?)などには他の生地を縫いつけてあったりするものも多く、この部分を着物と同じ記事にするおしゃれもあったようだ。
江戸時代には紅花から取れる染料はとても高価なものだったけれど、明治時代になって外国から入ってきた化学染料によって安価に作られるようになり、金持ちだけのものではなくなったらしい。
この紅板締めに関しては分からないこともたくさんあって、会場のビデオでは実際に染めてみた時の様子を流しているけれど、それも試行錯誤の連続だったし、今でもわかってないことがたくさんあるのだそうだ。
つい、100年とか150年前のことなのに、どうやって布を折り曲げたのかもわからないものがあり、失われてしまった技法の一つだったりするのだ。
今の着物で比較すると、これは長襦袢に当たるんだろうか?
それとも長襦袢と着物の間に着たんだろうか???
一つ一つの赤い柄の着物はそれだけでも楽しいけれど、謎を秘めた着物たちと思うと着物がニヤリと笑っていそうな気もする∥^o^∥
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