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2011.07.17

皇帝の愛した彩られたガラス

前回は透明なガラスを中心にしたけれど、今回はいろいろに彩られたガラスたち。皇帝の愛したガラスの続き

201107_002

ヴェネチアのガラスにもいいものはあったけれど、なんといっても今回一番いいと思ったのが、ドイツのルビー・ガラス
金によって赤く発色しているのだそうだ。
深みのある透明な濃い赤が人を惹きつける。
その製法は秘密にされたためにこのガラスの配合はいまもって分からないらしい。
そう思うとますますこの赤が綺麗にみえてくるから不思議だ∥^o^∥
後にロシアで真似をして作ったものが出品されているけれど、なんとなく色が違っているような気もしないではない。

ろくなカメラを持っていなくて残念に思うのはこんな時。
P1060927ii
本当はもっと重厚で深みのある、けれどももっと透明な赤なのだが、Cosのカメラでは思うように色が出てくれない。

いや、単にCosが下手なだけかもしれないけれど・・・・・
もしかしたら、ガラスというのは写真に映しだすのが難しいのかもしれない。
う~~ん・・・

同じ金でも、ガラスとガラスの間に挟みこんであるのがこのボヘミアの「ノウサギとキツネ狩りを描いたゴブレット」。
P1060939
光ってしまっているけれど、ガラスとガラスの間に金が挟みこんであるのだとか。
これは逆にもっと昔の時代に行われていた技法を蘇らせたものらしい。

失われた技法・・・・蘇らせた技法・・・・そして後のロシアでの「栓付きデカンター」P1070138
これはガラスの層と層の間に、金箔にエナメルで描かれた花があるのだ。その複雑な製法は今もわからないのだという。

P1070139
ひびが入っているのがわかるだろうか・・・・

だけど、今回一番楽しかったのはこれ。「円形小片を載せたパレット」
P1070008
まさに金太郎飴そのもののように長い棒をスライスして作られた見本。
左のほうにあるのはこんな感じのアメが「飴屋さん」で売られているような気がするし、右のほうでは、切る前の「中はこうなってます」という感じ。
拡大してよく見るとわかるけれど、小さな円が三つ入っているもののその円は実は人の顔なのだ。
これがどんなふうに使われたのかはCosにはよく分からなかった。
だってすぐそばで見ないと何が書いてあるのか分からないのだから。
このパレットのとなりにあったビーズの見本(これも面白い)と同じように使うのだろうか?
飴ではないので食べるものではないし・・・∥xx;∥☆\(--メ)

というわけで庭美では
庭美のオリジナルキャンディーを販売してみたり、
8月6日に
■夏休みファミリー企画「キャンディーでミッレフィオーリ」 【入館者・庭園入場者対象、事前申込み不要・無料】
を開催したり・・・

頭の中には以前見たことのある金太郎飴の製法・・・・飴の棒を重ねて巻いて伸ばしていく・・
ガラスもこんなふうに作ったのかなぁ・・・と頭の中には金太郎飴。
ガラスじゃなくて、そっちの方向についつい引きずられてしまいそう・・・∥^o^∥

もちろんガレの「ヒキガエルとトンボ」もあったし、それ以外にもアールヌーボーの作品もとても良かったし、モザイク画も面白かったけれど、ひかりものが好きなCosとしてはついついそっちへ目がいってしまったのだ。

P1070168
ガラスは元々家の中で使われ飾られたもの。
味気ない美術館じゃなくて、こうした邸宅の中で・・・(出来ればガラス越しじゃなく)さり気無く置いてあるのが一番自然なんだろうな。
この雰囲気が飾られたものをより重厚に見せているのは間違いない。
同じものが他の美術館で飾られたら、こんな風には感じられなかったかもしれない。

本当は庭美自体がアールデコなんだから、アールデコが一番に合うはずだけど・・・・


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