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2011.07.07

インタラクティブアート展

松尾高弘のインタラクティブアート展が銀座のポーラミュージアムアネックスで7月10日まで開かれている。

201107_001

暗い部屋の中にぐるっと薄い布が丸く張り巡らされていて、その向こうには明かりが見える。
その薄い布に、手を近づけるとそこには海の中から浮き上がってきたかのようにクラゲが漂い表れる。
まるで自分の手がクラゲを呼び寄せているかのように。

薄いスクリーンに映し出されたクラゲはスクリーンを超えて背中を向けている壁にまで姿を表し、壁を漂う。
そばを離れてじっとしていると、次第にクラゲは薄くなって海の底に戻って行く。

「Aauatic Colors」

こんな文章ではその魅力はとても伝わってこない。
自分の手がクラゲを呼び寄せ、ただようその姿の美しさはCosなどにはとても文章に出来ない。
幻想的なその空間に行かないと、きっとその良さは半分も伝わらないことだろう。

そしてもうひとつ、「WhiteRain」
やっぱり暗い部屋に置かれた沢山の透明な棒の様に見える細い細い円柱には光が雨のように降り注いでくる。
その雨は乱数に従って降る雨であり、人が近づくとそれに応答して光が強くなったりもするけれど、流れてくる音楽に合わせて明滅を続けるのだ。

「せわしく点滅を続ける光」・・・銀河鉄道にでも出てきそうな光の雨。
椅子に座ってじっと見続けているといつの間にか光の雨と一体になっているようなきまでしてくる。

「光と影」は絵を書くときにもずっと大切なテーマだったし、光をどこに当てるかで絵の評価までもが変わってくる。
光をどう描くのか、影をどう描くのかに画家たちは苦労してきた。

そしてその光の描き方は例えばオラファー・エリアソンの光の芸術であり、この松尾高弘の光の雨だったりするんだろうなぁ・・・

光をどう描くのか・・・・遠い過去から、遠い将来まで、美を表現する人達の永遠の課題なんだろうなぁ・・・

見る側にとってはその光を堪能すればいいだけだけど。

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