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2011.06.01

PLATFORM---距離を測る---展

もう終わってしまったけれど、練馬区立美術館で2011年5月29日までだった、
PLATFORM---距離を測る---展。
201105platform_001
浜田涼、小林耕平、鮫島大輔の3人の作家がそれぞれ自分と世の中との距離を図っているかのような展示。
展示会場も3つにきちんと分かれていてひとりずつそれぞれ違った展示方法をとっていたりもする。
最初に見たのは鮫嶋大輔。
201105platform_00202

この写真を見るとそんなにたいしたことはないような気もするのだが、会場ではたくさんの絵が書かれたボールが吊り下げられたり、台の上に置かれたりしていた。
そのボールには自分の周りの景色がぐるっと一周・・・上も下も一周・・・に描かれているのである。
自分自身がモノを見るときには自分が中心で自分自身がぐるっと廻ることで周囲全部を見ることができるのだが、彼のボールは自分自身がぐるっと廻ることによって、ボールの表面に描かれた景色を見ることになるのだ。
それって・・・無限遠点が球の中心にあるという至って数学的な描き方じゃないか!!
世界を手中に収めることができる(展示作品には手を触れちゃいけないのだが・・)けれど、その先に入っていくことは決してできないのだ。
手中に収めているように見えて、世界は手の届かないところにある・・・
もしかしたらこれを描いた鮫島大輔はそんなことを考えてはいないかもしれないけれど・・・・

そして、身近な現実からの距離を測っているのが浜田涼。
201105platform_002003

写真を素材にして・・・でも決して何が映っているのかを理解することができない写真。
加工してあったり、ピントがずらしてあったり、トレーシングペーパーが上から張ってあったり・・・
そのトレーシングペーパーを外してみたくなったりもするし、
そんな写真(のように見える者)ばかり見ていると、自分が霧の中に入っているんじゃないかと錯覚し始める。
遠い現実との距離感が不安を誘う。

そして最後に小林耕平。
「明確でありながら掴みどころのない映像によって観者の試行をするりと交わす小林」とのことだけど、
多分Cosは「するりとかわされる」のが嫌なんだろうなぁ・・・
今一つ面白くなかった。

しかしそれでも三者三様の距離のとり方測り方をしている。
Cosと現実との距離はどのくらいなんだろう・・・?

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