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2011.05.02

椿書院 田窪恭治展

もし、行ったことがなければこの田窪恭治展にも関心がなかったかもしれない。

東京都現代美術館で2011年5月8日まで

Cosが金刃比羅宮へ行ったのは2007年。

Img_6054

このときに応挙や若冲を見た後で書きかけの椿書院を見て襖からはみ出し、壁からはみ出している椿を見てお寺にこれがふさわしいんだろうかとびっくりしたことを今でも憶えている。
そのあとで椿のタイルも見たんだけど、書院のショックのほうが大きくてどんなだったかよく覚えてない。
まぁ、少なくとも壁画(と言っていいのかなぁ?)よりは「普通」という感じがしたのは確か。

Img_6014


だけどその椿の絵は作家の名前も含めて忘れることはなく、「田窪恭治展」と聞いた瞬間にあの椿の部屋が思い出されたのである。
「きっと壁画ができたからなんだろうな。」と思ったのだが・・・

201105_001

入ってすぐにあった「琴平山再生計画」・・・う~~ん、現地でも見たような気がするけれど、自信がない。
椿のタイルを見ながら入った次に区画には一面にタイルが敷き詰めてあった。
「コルテン鋼」あるいは「鋳物」のタイル(どっちだか分からない)の上を歩くと微妙にカタカタと音がする。平らな床の上に敷き詰めているので、そのままでは音がしないような気もするから、音が出るように工夫してあるんだろう。

そして、前回にはその言葉と写真だけでよく分からなかった「りんごの礼拝堂」
201105_00201

都現美の地下の吹き抜けにこの礼拝堂が模してあった。
実際には似て非なるものなのかもしれないけれど、フランスの白い石(なんだったか忘れた)の代わりに切り出したばかりの大谷石で作られた造作はどこか敬虔な雰囲気も残しているようにも見えた。
(床のタイルも良かったしね)

そして椿書院
201105_00202

Cosが見たときにもちょうどこんな感じで椿(やぶつばき)が襖だけで収まりきらず先へ進むに連れ壁に天井に伸びていく。
若冲の百花図の後に見たのだが、派手さでは負けてないなぁと思ったのを覚えている。

今回は襖と壁を外して持ってきていて、縁側から座ってみることができる。
が・・・2007年にはまだできてなかったのだが、今回もまだまだ未完成なのだ。
今、見るのなら未完成のままで終わってもいい感じがするけれど、将来時間が経ったらどうなんだろう??
そして、今回の襖や壁のさんがアルミなのである。
金属のアルミの色が入ることで絵の雰囲気がまるっきり変わっている。
書院で見たときの柔らかさが無くなってしまっている。ちょっと残念。

風景芸術・・・単体としてではなく、今ある風景の中で描かれた芸術ということなのだろうか?
壁画だけでなく、教会を、書院を、そしてその周りの景色までも含めてひとつの世界を作り上げるということなのだろうか。
今ひとつCosには分からなかったけれど、これから先「こんぴらさん」がどうなっていくのか完成したら見てみたい気がする。


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コメント

僕が金比羅行ったのは学生時代、当然田窪何とかという人は関係していなかった。
金比羅上りきりましたよ、Cosさんも上まであがられた?
なんか巨大な展示物が現代美術館を覆っていましたね。
この人の位置づけは図録ができていなかったのでわからずー。
Cosさん買われたって、五百羅漢と一緒にご覧になれば、図録は五百羅漢買うでしょうね。
明日図録放出会行かれますか?
僕は原爆の図丸木美術館行っちゃう、放出したい図録はたくさんあるんですがねー。

投稿: oki | 2011.05.04 22:15

どうだったかなぁ・・・・
Cosの目的は書院の美を本来あるべき場所で見ることだったのであんまり覚えてないです∥>_<∥
あるいは書院の美を見た感動のほうが大きかったということもありますし。

図録は・・・最初の頃は買っていたのですが、途中から家で文句を言われるようになって買わなくなりました。
考えに考えてどうしてもというときだけ買っています。
それでもたまってきて置き場に困っているんですが、どうしても欲しかったものばかりなので、放出なんてできません。
逆に欲しい物があるので行ければ行きたいなぁと思っています。


投稿: Cos | 2011.05.05 00:04

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