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2011.01.11

菜蟲譜

今年最初の遠出は去年の暮ひょんなことからバタバタと決まった佐野市の吉澤記念美術館。
うちから車で2時間ちょっとでいけることがわかったので、チャンスがあれば冬休みのうちに、と思っていたのだが、友達が車を出してくれるというので大喜びで乗せてもらっていってきた。

お目当ては若冲の菜蟲譜。
花の絵ももちろん好きだし、鶏の絵もすきだけど、なんといってもこの人の虫や小さな動物に対する目が好き。
虫を慈しみ、動物を慈しみ・・・その最たるものが菜蟲譜かも。

P1050331

もっと小さな個人の住宅のようなところを想像していたのだが、予想以上にきれいで雰囲気のいいところ。
佐野市の美術館として位置づけられているらしく、市役所や化石館、伝承館といった文化施設のある一角に建てられていた。

今回の菜蟲譜の展示は「しあわせを開く扇たち」という展示に合わせたもの。
(2011年1月16日まで)
この扇の展示も工夫がされていて、入り口でおみくじを引いて、そのおみくじに書かれている扇を探すのだ。
これはこれでとても面白かった。
こういう工夫、ちょっとうれしい。

今回の菜蟲譜はとうがらしから座ったカエルまでの展示。
さすがにわざわざ佐野まで行っただけあって、他の人はほとんどいなくて友達とふたりで堪能してきた。
(帰る頃には人もかなり増えていたけれど、それでものんびり見られただろう)
今後修復に入る(それがいつなのかはよくわからないんだけど)のでその前に展示をするということらしい。
たしかに生地の痛み、絵の具(特に白)の剥離など、よくみると結構痛々しい。
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野菜は・・・あぁ、よかったです。
虫や動物達、きちんと実物通りに書かれているもの、漫画になっているもの・・・・
名前のわからないものも少なくない。
可愛らしかったのはイモリ。
アカハライモリとアオハライモリ(そんなのあるのか?)。
そしてもちろんカエル。
座ったカエルのひょうきんさは他のものには代えがたいけれど、小さいアマガエルの小石のような形もかわいい。
こおろぎ、すずむし、くつわむし、カマドウマ・・・・
ムカデ、ゲジゲジ、ヤスデ・・・
実物通りに描かれている・・・かわいい。

野菜は・・・ハヤトウリもあったし、よくわからない緑の塊から花が出ているものもあった(これは野菜かなぁ?)し、白い絵の具の剥離が痛々しいとうもろこし(当時の栽培種は白かったのかな?)・・・
あれやこれやのきのこ。
黒っぽくて軸の長いのはなんだろう??

いくら見ていても見飽きない気がする。

P1050338

野菜でもこんなふうに遊び心満載。

こうしたものをじっくりと心行くまで見られたのは佐野ならでは。
東京に来たときにはおそらく大勢の人が観るだろうから、ここまでじっくりと見ることはできないだろう。

佐野はうちからは遠いけれど、行ってよかった。


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コメント

今度は、プロデュースしたおいらにお土産買ってきてください(笑)。今度は西に向かって、足利や桐生の大川美術館(松本俊介がいいのがある)も行ってくださいな。

投稿: july4 | 2011.01.11 12:32

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