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2011.01.31

日本画の前衛

かなり期間が短いので早めに行こうと思っていたのに、結局なんだかんだで今になってしまった「日本画の前衛」。
国立近代美術館で2011年2月13日まで
東京での開催は後2週間・・・2週間じゃ「もういっかい行きたい」と思っても難しいかな。
東京の後は広島に巡回するんだけど・・・広島にはちょっと行けそうもないし。
(広島は2・22~3・27県立美術館)

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この花を見て、「前衛ってなんだろう??」と思ったのは現代の日本画を見ているからかもしれない。
日本画・・・教科書に出てくるような昔からの日本画に親しみ始めたのはついここ数年。それまではその良さも全くわからなかった。
逆に現代の日本画は「日本画」という範疇に入るかどうかも気にせずに楽しんできていたので、このチラシを見て「前衛」と言われてもちょっとピンと来ないようなきがしていた。

でも、日本画と言えば加山又造も好きだし、日本画の抽象画流れみたいなものもわかるんじゃないかと楽しみにしていた美術展なのだ。

その期待に違わず、1938年に描かれたという山岡良文のシュパンヌンクと山崎隆の象という2つの抽象画で始まるのだ。
たぶん、印刷物で見たのなら、そこにあるいかにも日本画らしい色はわからないかもしれないけれど、実際に行ってみると油絵具とは違う日本画の絵の具(たぶん)で描かれている色。
そして、「日本画」を痛感したのは襖にかいてあったり、山岡家の袋戸棚に描かれてるのを見た時かもしれない。
今、絵を見てみると抽象画であろうとどんなものであろうと不思議はないのだけれど、その時代にはそれだけで斬新だったのだ。

最初の部屋で、「これもたしかに日本画」なんて感じながら通路を曲がって次の部屋に入ると、そこには何枚もの屏風がおいてある。
(この部屋は逆の向きに向こうから通ってくることが多いような気もする)
その中にこの「花の夕」があった。

このチラシの絵も決して悪くはないし、早春の雰囲気があっていいと思うのだが、屏風に描かれた実物を見てしまうと、その良さが半分も伝わってない気がする。
花を描くいろいろな赤やピンク、それは幹の黒に対応し、木の向こうの大きな丸い月にも対応している。地の紙の色も白ではなく(年月を経たからかもしれないけれど)その色が白い花を際立たせている。


古い日本画・・・若冲などを見ても余り印刷と実物の違いが気になりはしないのだけど・・・・今回は実物のほうがずっといいのだ。

戦前、それも戦争直前という時代の中で、題材と道具は日本画のものを使いながら、描き方はそれまでにはない抽象性を出している。
時として、屏風に扇といった昔からある素材を描いているにもかかわらずやはりどこか違っていたり・・・

いろいろな人がいろいろなことを試して見ながら、抽象画の道を進んでいる。
抽象とは呼べないような気がするものもあったけれど、それも一つのステップ。
どうつながっていくのかを考えるのも楽しかった。

戦争直前という重い時代にこうした斬新な試みをつづけてきたからこそ、Cosなんかが自然に受け入れることのできる日本画の抽象画があたりまえのことになったんだろうなぁ・・・

そして、戦時中の絵は軍部に協力することを余儀なくされたけれど、その絵の中には表面的に描かれたものだけではなく、その裏側にあれやこれやと描かれているような気もした。

思わず笑ってしまったのは、「雪舟パラノイア図説」。
雪舟の絵の中の風景で人の顔に見えるものをまとめたのだという。
たしかに人の顔に見える∥^o^∥

これを書いた北脇昇の作品は直線や幾何学的な題材が多いので、どんな数学的な構成になっているのかを考えるのも楽しかった。

期間にして戦前から戦後直ぐまでの短く厳しい時間を凝縮したような展示。
多くの作品に解説があるので、それを読みながら彼らがこれを描いた時代に想いを馳せるのもまた楽しい。

でも・・・日本画だからか会期が短いのが残念。
その後は広島へ行くというのだが・・・さすがに広島までは観に行けないなぁ・・

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2011.01.27

Domani 海外で研修をして・・・

Domani・明日展は文化庁によって海外に派遣された人たちの作品。
スポンサーが文化庁という共通点だけの人たちだから、それぞれの作品はまるっきり違う分野だったりするのが面白い。
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今回いいなと思ったのはこの魚が泳いでいる神戸智行さんの日本画。
これは一枚をかけてあるのではなく、大きな部屋の壁にまとめて何枚ものパネルをつなげてひとつの絵にしている。
魚はそんなに大きくないから、余計画面の大きさが目立つ。
それがなんとも清々しい空間をつくっている。

これは絵だけではなく、ひとつの空間としていい空間になっている感じかな。

いいかどうかよく分からないのに惹かれるのがサボテンの写真。
これがいいという人もいたけれど、Cosにはなにか一つ足りないような気がしてならない。
本当は何らかの想いがあってその想いを写真に託しているのかもしれないけれど、現時点では「サボテンの写真」をとってみました、という印象。

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写真なら赤崎みまの黒い背景に輝いているものを映し出している写真がとても良かった。
変な言い方だけど、黒のメゾチントのカラー版という感じもする。
真っ暗中に浮かび上がる色はそれだけで不思議を持っている。

この作品はもっと落ち着いた場所であまり明るくせずにじっくりと見たいものだ。

そして、もう一人、遠山香苗の宝石のようにも、キャンディのようにも見える・・・刷毛めを残したような四角いいろいろな色。
これはさっきの赤崎みまとは色の使い方や物の捉え方が逆という感じがして面白い。

ここに出てきた人たちの、渡航前の作品については知らないから、海外へ行くことで作品が道変わったのかはわからない。
でもきっと今まで暮らしてきた環境から離れた環境に身を置くことで新しい見方を身につけて帰ってきたんだろうなぁ・・・・
うらやましいな。

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2011.01.26

写真とボク 植田正治写真展

今の生活は一度に2時間ぐらいなら自分の時間を作ることはたやすくても、それ以上になるとなかなか時間を作ることができない。

この不思議に惹かれる写真展も結局行くことができたのは最終日。
それもチケットを分けていただけていたら行けたようなもので、もしいただけていなければ、気にはなっても行くのは難しかっただろう。

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この傘と本を持った不思議な人と空のバランスの良さに惹かれて北浦和にある埼玉県立近代美術館に行ってきた。

幸いなことに最終日にもかかわらず、ひどい混み方ではなかったのである程度はじっくりと写真を見ることができた。
彼の写真の良さは画面構成の良さと白と黒と灰色のバランスの良さなんだろうなぁ・・・
もちろん題材もいいのだろうけれど、一つ一つの写真が「なぜこの位置に?」といいたくなるほど、絶妙なバランスだったりする写真もある。

初期の写真は1940年代だったり50年代だったりして、そこに映し出されている景色や人は今ではもう存在しない景色だったり、存在しない子どもの姿だったりして、写真のとり方の新しさ(と感じられるもの)と写されているもののギャップが大きくて、それはそれでまた面白かった。
写真にせよ絵画にせよ、人間の姿は余り好きではないのだが、ここに映し出された人の姿はとても面白かったのだ。写真からは人と人との間に流れるベタベタとしたものが殆ど感じられなくて、被写体との距離をおいた一体感があるように思えた。

中でも亡くなってから見つかった家族の写真・・・愛情も見え隠れしているのだけれど、どこか距離を置いている感じの写真で人の写真、家族の写真なのに、どこか静物画のような感じもした。

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自分の反応が面白かったのは彼が外国へ行ったときにとった写真を見たとき。
「あぁ、日本脱出をしないとだめだなぁ」
一体どうしてそんなふうに思ったのかはわからないけれど、ここでじっとしていてはダメという印象だったのだろうかな。
カメラ片手にふらっととおくに行ってしまいたくなった。

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2011.01.24

合言葉はプーシキン

あっちこっちで見かけたという話をきく、特大のジャンヌ・サマリーの肖像のポスター。
せっせと探してみたんだけどなかなか見つからない・・_| ̄|●
横浜美術館で4月に開催される「プーシキン美術館展」の巨大ポスターなのだ。

まぁ、Cosの場合は通勤が車だから余計見つからないのかもしれないけれど、電車に乗って出かけるときにも気を付けていたのに・・・・

と、ある日気がついた。
CosがほとんどJRに乗らないことに。

というわけで最初に見かけたのが、たぶん市ヶ谷。
ただし、Cosは快速に乗っていたのでどれだったのかもわからないまま「あったぁーー」状態。
おそらくメトロとか都内の私鉄とかにはないんだろうなぁ・・・
どうやらJRを中心においてあるんじゃないかなぁ・・

今日、埼玉まで行く時にはあっちこっちの駅で見かけたのだ。

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新宿駅の埼京線ホームで見つけたのがこれ。
3m×8mという特大のもの。
写真で見るとインパクトはたいしたことがないけれど、この大きさは、となりのポスターの倍の大きさ。
他の通りすぎるいくつも見たけれど、

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これが北浦和の駅。

何故か新宿駅で見るよりもルノアールらしいほんわかした雰囲気を感じたは人があまりいなかったからかなぁ。

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電車の窓から見た他のところでは、この文字だけのものと組み合わせて2枚あったところもあったけれど、それはそれで、文字だけのポスターにとてもインパクトがあった。
この大きさで文字だけというのはかなりのもの。

それにしても、このピンク、どう見てもコスモスピンクだよなぁ・・・
ジャンヌのほんわかした雰囲気が色にまで出ているようだ。
この雰囲気が展示にあるなら癒しの空間だなぁ
いいなぁ\∥^O^∥/


プーシキン美術館、Wikipediaによれば

プーシキン美術館 - Wikipedia.

プーシキン美術館(正式名称:国立アレクサンドル・プーシキン名称美術館、Музей изобразительных искусств им. А.С. Пушкина, Pushkin State Museum of Fine Arts)は、ロシア、モスクワにある美術館。モスクワの救世主ハリストス大聖堂の北、ヴォルホンカ通りをはさんだ場所にあり、ヨーロッパ最大の美術館であり、収蔵品の数は約10万点でエルミタージュ美術館に次ぐ世界2位。

ヨーロッパ最大の美術館にふさわしい最大サイズのポスターというところだろうか。

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こうやって貼ってみると色もこすもすにあってるなぁ・・・
合言葉は・・・


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2011.01.18

名前がわるいな

どこかちゃらんぽらんでいい加減なんだろうなぁ・・・・こすもす∥^o^∥

リンク: asahi.com(朝日新聞社):新幹線ストップ、ソフトに不具合か 到着時刻表示されず - 社会.

 JR東によると、トラブルが起きたのは「COSMOS(コスモス)」と呼ばれるシステム。都内の新幹線運行本部室内にあるダイヤ管理用モニター22台のすべてで、到着予定時刻を示す青い線が正常に表示されなくなった。各駅に運行データがきちんと届いているか確認するため、全列車を止めたという。

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2011.01.17

ビーチアニマル

東京に来た友だちと一緒に見に行ってきたテオ・ヤンセンのビーチアニマル

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以前にも日比谷で見ては来たものの、やっぱり面白い。
日比谷で見たときに比べると、操作もずっとスムーズになっていておもしろい。

「風食生物」という名のとおり、風を受けて動くのだが、この会場では流石にそういうわけにいかず人が風の代わりをしていた。
一度でいいから、砂浜(じゃなくてもいいから)で自然のままに動いているところを見てみたい。


歩き方ひとつ見ても、どうやって足を交互に動かすのか・・
砂浜ではこことは違うどんな動きになるんだろう??
突っ張っている歩き方は動きを考えるのも楽しい。

たぶんこっちは前回も見たような気がする。


こっちが新作の「アニマリス シアメシス」

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夏之助さんと学さんのトークショー

先週、三瀬夏之介さんと池田学さんのトークショーに行ってきた。

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このふたり、生まれた年が同じというだけではなく、書いている絵の雰囲気はあまりに違うのに、書きながら考え、次第に増殖していって最終形態になるという描き方が一緒。

夏之助さんはいつもblogを拝見していてある程度は人となりも分かっていたつもりだったけれど、学さんは細かいペン画を書く人というくらいのイメージしかなくて、どうやってどんなふうに考えてあの絵ができたのか、それも知りたいところだった。

夏之助さんにしろ、学さんにしろ、あの作品の裏には繊細な神経とストイックな生活があるに違いないと思っていたのだが・・・・

まあ、夏之助さんは高校で教えていたという経歴もあるので、必ずしもストイックとは限らないと思ったけれど、思っていた以上に堅実な人だった。
大学を出てからどうやって食べていこうかと考えて高校の先生になったり、自分のことを「絵かき」というのを躊躇したり・・・

が、衝撃的だったのは池田学さん。

ストイックどころか、山に登り、ロッククライミングをし、釣りをしてスキーを楽しむ。
大学に入ってからは水を得た魚のように遊んでいたのだとも言う。
それを聞いて、彼の絵がストンと納得できた。

彼の細かい細かいペン画は生徒たちがボールペンで細かく細かく書いていく絵の延長線上にあるように感じられた。
人の姿を白く抜くのもそう。
書いているときには遊びという気分ではもちろんないだろうけれど、彼の描く絵は彼の遊びの延長上にある。
そう思ったらもう一度彼の絵を見たくなってしまったので次の日、ちょうど最終日だった彼の個展「焦点」を見に行ってしまった。

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2011.01.12

宇都宮美術館

新興住宅地と文化の森の中にある宇都宮美術館。
吉澤記念美術館とセットにして出かけるところを探していて見つけた新しい(らしい)美術館。
Cosの好きな人の名前がコレクションの中にいくつもあったのだ。
つい先日見たカンディンスキー、クレー、マグリット・・・・
この名前で、「行こう!」

最近はこういう公園の中にある美術館が増えてきている・・あるいは土地に余裕のあるところは荘やって作るのが普通なのかもしれない・・・ご多分にもれずここも公園の中。
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そばまで行ってとればもう少し大きくできたのだが、公園の中にはこんな兎もいたりする。

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左側の建物が美術館。
中庭にはこんな物も飾ってある。
見ただけでちょっとワクワク。

ちょうど企画展は「「日本近代の青春 創作版画の名品展」
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(まあ、このために宇都宮に行こうとは思わないけど)もなかなか面白かった。
これを見ただけで疲れちゃったけど、この後のコレクション展がとても嬉しかった。

中でもマグリットの「大家族」は絵の前に椅子がおいてあって、そこに座ってみると両側に設けられている仕切りが壁のように見えて小さな部屋で鑑賞しているような感じになる。
部屋の中で絵を見ながら鳩に、空に、海に、想いを馳せる場所になっていてとてもいい。

カンディンスキーもいい感じで今やっている三菱一号館の青騎士にはこんな感じのものはあまり無かったような気がした。

ちょっと遠かったけれど、これも行ってよかった一館。

しかも・・・・お昼は当然・・・・
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2011.01.11

菜蟲譜

今年最初の遠出は去年の暮ひょんなことからバタバタと決まった佐野市の吉澤記念美術館。
うちから車で2時間ちょっとでいけることがわかったので、チャンスがあれば冬休みのうちに、と思っていたのだが、友達が車を出してくれるというので大喜びで乗せてもらっていってきた。

お目当ては若冲の菜蟲譜。
花の絵ももちろん好きだし、鶏の絵もすきだけど、なんといってもこの人の虫や小さな動物に対する目が好き。
虫を慈しみ、動物を慈しみ・・・その最たるものが菜蟲譜かも。

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もっと小さな個人の住宅のようなところを想像していたのだが、予想以上にきれいで雰囲気のいいところ。
佐野市の美術館として位置づけられているらしく、市役所や化石館、伝承館といった文化施設のある一角に建てられていた。

今回の菜蟲譜の展示は「しあわせを開く扇たち」という展示に合わせたもの。
(2011年1月16日まで)
この扇の展示も工夫がされていて、入り口でおみくじを引いて、そのおみくじに書かれている扇を探すのだ。
これはこれでとても面白かった。
こういう工夫、ちょっとうれしい。

今回の菜蟲譜はとうがらしから座ったカエルまでの展示。
さすがにわざわざ佐野まで行っただけあって、他の人はほとんどいなくて友達とふたりで堪能してきた。
(帰る頃には人もかなり増えていたけれど、それでものんびり見られただろう)
今後修復に入る(それがいつなのかはよくわからないんだけど)のでその前に展示をするということらしい。
たしかに生地の痛み、絵の具(特に白)の剥離など、よくみると結構痛々しい。
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野菜は・・・あぁ、よかったです。
虫や動物達、きちんと実物通りに書かれているもの、漫画になっているもの・・・・
名前のわからないものも少なくない。
可愛らしかったのはイモリ。
アカハライモリとアオハライモリ(そんなのあるのか?)。
そしてもちろんカエル。
座ったカエルのひょうきんさは他のものには代えがたいけれど、小さいアマガエルの小石のような形もかわいい。
こおろぎ、すずむし、くつわむし、カマドウマ・・・・
ムカデ、ゲジゲジ、ヤスデ・・・
実物通りに描かれている・・・かわいい。

野菜は・・・ハヤトウリもあったし、よくわからない緑の塊から花が出ているものもあった(これは野菜かなぁ?)し、白い絵の具の剥離が痛々しいとうもろこし(当時の栽培種は白かったのかな?)・・・
あれやこれやのきのこ。
黒っぽくて軸の長いのはなんだろう??

いくら見ていても見飽きない気がする。

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野菜でもこんなふうに遊び心満載。

こうしたものをじっくりと心行くまで見られたのは佐野ならでは。
東京に来たときにはおそらく大勢の人が観るだろうから、ここまでじっくりと見ることはできないだろう。

佐野はうちからは遠いけれど、行ってよかった。


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2011.01.10

110番は緊急用!

もちろん何をもって「緊急」とするかの基準が違っているということなんだろうけれど・・・

リンク: 洗濯機壊れた・両替して…不急の110番、最多 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 昨年1~11月に全国の警察本部が受理した110番通報は、前年同期より約24万件多い849万1285件に上ったことが、警察庁のまとめで分かった。

 2年連続の増加で、不急の近隣トラブル相談や生活の悩みといった「要望苦情相談」が過去最多になるなど、緊急性のない通報が目立った。

ここだけ読むと、まあそうだろうなという気もしないではないし、近隣とのトラブルも場合によっては腹に据えかねて110番なんていうこともわからないわけじゃない。

喧嘩になりそうだから110番したなんていうこともありそうだが・・・


 警視庁や神奈川県警によると、この中には、「洗濯機が壊れて困っている」「インターネット上で知り合った女の子の居場所を捜してほしい」「コインパーキングに使う小銭がないので、お札を両替してほしい」といった内容もあったという。

本人にとっては個人の尺度での「緊急」なんだろうな。
それが社会の尺度での「緊急」と区別が付かなくなっているということ?

こういう考え方をする人の増加は学校でも
いわゆるモンスターペアレントの問題だけじゃなく

「校則に書いてないからやってかまわない」とか
「自分の気持と違うこと(その気になってないのに)を授業で(勉強を)やるのは嫌だ」とか
こちらから見たらわがままに見えないようなことを押し通そうとするのと根っこのところは同じ気がする。

もしかしたら、社会全体が、個と社会の区別がつかなくなってきているのかもしれないなぁ・・・
もしそうなら、それに合わせた仕組みを作っていかないと駄目だろうな。
「一人ひとりを大切にする」という掛け声はあるけれど、それに合わせた仕組みはじつはできてないから問題になるんだし・・・・

そういう社会がいいかどうか・・・・一人ひとりが自分を大切にする・・・社会・・・・

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2011.01.09

ブースター

今日は久しぶりの友だちと一緒に一日ドライブ(だけじゃなかったけど)。
車内では、カーナビとプリントアウトしたルートマップとiPhoneが活躍。

iPhoneのルート探索がこれほど役に立つとは思わなかったのでびっくり。
自分のいるところをきちんと表示してくれるのでたすかった。
出来ればルートの変更とかできるといいのだけど・・・
きっと方法があるんだろうな。

で・・・
そんな使い方をしているとそれでなくてもバッテリーのヘリの早いiPhoneだからあっという間に30%の充電量に。
そこでCosは自信を持って、エネループの細長いブースター・・単三電池を2本入れて使うタイプ・・・をつないだのだが・・・余り充電できない・・・
困った・・・
(家に帰って気がついたんだけど、充電ケーブルがよくなかったのかもしれない)

googlemapの便利さは何者にも代えがたいものがあるんだけどなぁ・・・

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2011.01.08

仏の顔??

人の顔が時のかけら気刻まれているのは誰でもわかるけれど、それがどうして仏の顔になったんだ??

asahi.com(朝日新聞社):お皿の底に仏さま? 平安時代の集落跡から出土 岩手 - 社会.

岩手県北上市立埋蔵文化財センターは6日、同市にある根岸遺跡の平安時代の集落跡から、仏の顔をへらで刻んだと見られる土器の破片が見つかったと発表した。

写真はこちら

刻まれている人中も仏画によく描かれているため、施された顔は仏を模した可能性が高いという。

発見された場所が礼拝堂のお堂後で、土器に人間の絵が刻まれているのはこの時代では2例目だという。
なんかこれだけで仏って断言するのはいかがなものか・・・
(記事の中ではもちろん「可能性が高い」と書いてあるから正しいけど。)
見出しを見たときにはもっといかにも仏様らしい顔が書いてあると期待したんだけどなぁ・・・

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2011.01.07

幽体の知覚

気にはなるけれど、「ちょっとなぁ・・・」と思い続けていた展覧会。

割引券を集めたiPhoneのアプリであるみゅーぽんを使えば500円引きになると聞いて、まず、セールで1000円のみゅーぽんを買ったのだ。
他の美術館は100円引きぐらいで使いでがあるわけではないけれど、なかなか行けない美術館の割引もあったりするので1000円ならいいかなl・・・と。

発行元では「毎月2500円以上の割引」と言っているけれど、実際には2000円ぐらいの割引だし、「割引」ということはそれ以外の部分は払わなきゃならないから、2000円分利用しようとするといったいいくらかかることか・・・・

まあ、幽体の知覚を見れば500円分にはなるわけだし・・・
と思っていたら500円の割引は1月3日までで、それ以降は200円だか300円の割引にならないのだという。
それじゃどう考えてももとは取れないので、1月3にいに頑張って行ってきた。(そのためだけに交通費をかけたのだからかえって赤字かも∥>_<∥

というわけで慌ててみてきた


「幽体の知覚」
森美術館で2011年2月27日まで

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一つひとつの作品はかなりいい。
この小谷元彦は上野の森美術館で、狼のドレスを作った人。
今回も出品されていたけれど、腕が通るところが狼の顔になっていて、歯の間から腕を出すことなる。

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この作品もそうだけれど、彼の作品は時として無理に猟奇的にしているかのようにも見える。
死を暗示させるイメージ、拷問を想起させるイメージの作品がいくつもあるのだけれど、おどろおどろしているはずの作品がどこか無理をさせているような感じがしてくるのはどうしてだろう。

ちょっと見るとフラクタルな立体のようにも見えるニューボーンシリーズは骨をイメージしたパーツを組み合わせて出来ているかのようだし、「気」を可視化したというこの「ホロウ リバーサルクレイドル」なんかは(Cosは気の存在を信じてはいないのだが)とてもいい。

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時間がなくて中にはいってみることができなかったけれど、周囲すべてが滝になるインスタレーションも外から見ていた限りではとてもいい。
これは滝の中に入ってみたい。

いい作品が多いので、死や痛みを全面にだなければもっと面白かったかもしれないな。


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2011.01.05

みえないちから

これは去年見てきたもの。
初台のICCで2011年2月27日まで

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面白いものがないわけではなかったけれど・・・う~~ん・・・

Cosのうけた印象は何も無いところから無理に何かを引き出しているかのように見せている
という感じかな。
むりに「みえないちから」にこじつけなければいいのにと思ったものもあったけれど・・・・
どこかオカルトっぽい匂いのする展示。
それが好きならばいいかもしれないけれど・・・

オスカーフィッシンがーのアニメーションは良さそうだけど、土日限定なので、今度行ってみようと思ってる。

それに比べるとやはりオープンスペースはいい感じ。
相変わらず「経費削減」が眼に見えているけれど・・・


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2011.01.04

ランドマークタワー

実はランドマークタワーに登るのはこれが初めて。

今までも登ったらどんなかなぁとは思っていたけれど、ドガ展とのセット券がなければわざわざお金を払ってまで実際に登ろうとは思わなかっったんだろうな。

さすが、エレベータが早い。
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これはエレベータの秒速。最大瞬間速度(あっ、授業で話ができるかな)

あっという間に上についてしまう。

上から足元を見ると・・・
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これって・・・GoogleMapみたい・・・∥xx;∥☆\(--メ)
なんだか飛行機に乗ってしたを見た時よりもそういう印象が強いのはどうしてだろう??

チケットについていたドリンク券で西の空を眺めながらのお茶。
陽の落ちる時刻が近づくに連れ、日の入りを見ようと人が集まり始める。

でもきれいだったのは日が落ちてしまってからの富士山。写真はたくさんとったけれど、ちゃんとまともに見られる写真はこれしかなかった。
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うちのほうからみると山と山の間から上の方だけど、横浜からだと裾野が結構綺麗に見えるのがちょっとうらやましい。

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ドガ展(2010)

年末にはかく暇がなくて年を越してしまったけれど、去年の暮に横浜美術館のドガ展に行ってきました。
(いまさらだけど)ランドマークタワーとのセット券(飲み物付き)2000円という格安のチケットがあることを横浜美術館のwebサイトで知ったのでもちろんそれで行ってきた。

こういう格安のセット券ってなんだかすごく嬉しい。

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「ドガ展は結構混んでいる」と聞いていたので覚悟を決めて行ったけれど、そこそこの混雑で、このエトワールも正面からじっくり見られる程度。

このエトワールの実物は、いろいろな錯綜する心理が映し出されているようでもあり、はかなさも感じさせる・・・
ドガの美しいものに対する羨望といったようなものもあるのかもしれない。

ドガが見ていることも意識せずに踊る少女たち。

美しい物に対する羨望のまなざしは馬にも向けられているし、裸婦にも向けられている。

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今回はドガの描く裸婦達はすべてこっちを見ようとはしていない。
ほとんどが背中を向けてこちらから見られていることを意識しているかどうかもわからない。

ドガはなぜ、こっちを見ているバレエダンサーや裸婦を描かなかったのだろう?

そこがまたいいのかもしれないけれど・・・


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帰りのみなとみらい駅の踊り場で。この長谷川潔の絵は期間限定らしいのでお早めに。

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2011.01.03

認知症?

症状が表に殆ど出てない状態で周囲の人間が認知症なのかどうか疑問をもつのは難しい。

母はもし認知症だったとしてもごく初期の状態なんだろうと思う。
だから
「単に年令によるボケ。わざわざ病気に仕立てるな」といったようなことを言われてしまっても不思議はないのかもしれないけれど、そう見られてしまうのはちょっとショック。

Cosの周囲、伝聞によるものも含めて認知症の間者を抱えた家族からは「もう少し早く気づいていれば」という声が多い。
そして今Cosの所にはホームに入っているからCos自身が介護しているわけではないけれど、次第に会話も成り立たなくなりつつある認知症なのだ。

認知症だと気がついたのが、いろいろな約束事をかたっぱしから忘れるようになってからだった。
こうなる前に病院に行っていれば薬をのむことを忘れることもなかっただろう。
一人暮らしだったから周囲の人達も遠慮があるし、まして「見てもらったら?」というようになるまでにはかなりの時間がかかった。
認知症だと診断されて薬を飲み始めたが、その薬をのむことも忘れてしまうのだ。

そうこうしているうちに脳梗塞で倒れた。
Cosが関わるようになったのはここから。
病院に入るとまずは半身麻痺。
その症状の手当をしているうちにどんどん認知症が進む。
倒れてすぐは普通に会話が出来ていたのに、次第に話が続かなくなる。

退院してからはケア付きのところで車椅子に乗って暮らすようになって今までの環境とガラっと変わった生活が始まる。
それでもこのころはまだ普通の行動が出来ていた。

さらにダメ出しは風邪を引いておかしいということで入院してがんが発見されたこと。
この一ヶ月の別途の上だけでの入院でもう取り返しが付かないくらい症状が進んでしまった。

そして今、ここ数カ月は落ち着いて暮らしてはいるけれど・・・
まだ話しかけると返事はしてもらえる。
食事を一緒に取ることもできる(1時間以上かけてはしを使っていいのかスプーンを使っていいのか、何をつけて食べるのかはもうめちゃくちゃだけど)。

せめてこの状態でもいいから続いてくれればと思うけれど、もう薬を飲んでも意味のない状態になっていると言われている。

母にはそんなふうになってほしくない。
できるだけ長く、自由に、やりたいように生きていってほしい。
今は毎日のように出かけていって、楽しく社交的な生活を送っているけれど、その日々が一日でも長く続いてほしい。
そのためには「無理やり病気にしている」と言われようとも・・・

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お正月は常設へ

2011年のお正月も、元旦はお墓参り(というよりはお墓掃除)に行っただけでおとなしくしていたけれど、2日になるとあっちこっちの美術館が無料になったりイベントがあったりするので、朝からお出かけ。

まず最初は国立近代美術館。
「無料だから混んでるだろうなぁ」と思いながらいったら普段と変わり無い程度の人、
普段の常設よりは少しは多いのかもしれないけレオd,じっくりと静かに鑑賞できる程度の人しかいない。

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竹内栖鳳の「買われたる猿と兎」の中の兎
なんとものほほんとしたウサギたちで見ているこっちもゆったりとした気分になれそう。

近代美術館の常設にはいいものが沢山あるけれど、今回惹かれたは2本の木。
ひとつは
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日高理恵子の「樹を見上げてVII」
何の変哲もない葉の落ちた樹の絵なんだけれど、どっしりと伸びるがままに雄大に大きく枝を広げた樹の意識が、枝を通り抜ける風の音が聞こえてきそうな絵。
どこがいいのかよくわからなかったけれど、でもとても惹かれるものがあってしばらくの間前に座ってみていた。

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そしてもう一本は東山魁夷。
静かな付きの光りに照らされて、平面的な背景の中から立体的に浮かび上がってくる冬の木。
日高理恵子の絵と違ってあるがままではなく、整えられた形の木。
でも、雪の夜の木はどこか一歩離れたところからこっちを見ているような毅然としたものがある。

他にもいろいろな絵をみて、すっかり満足して
「お正月はトーハクへ」の言葉につられて、上野の国立博物館へ移動。
ここは無料じゃないけれど、いろんなイベントがあって面白そうなのだ。

が・・・・

入場券を買うのに長蛇の列。
「せっかく来たんだし、風神雷神図も見たいし・・・」
というわけで20分ほど並んでチケットを買って中に入ると本館の前で獅子舞。
もうとっくに始まっているので、前の方で見ることはできないけれど、獅子の頭がときどき見える。
こういうイベントがあるのはトーハクならではのこと。
まあ、人が多くて殆ど見えなかったのが残念だったけれど・・・

でもさすが獅子舞、舞台で演じるだけでなく建物の中に鳴り物入りで入ってきてそのまま地下のミュージアムショップへ。
P1050301
(場所が悪くてうまく撮れなかったけれど)
ミュージアムショップの中を練り歩き、子どもや大人の頭を咥えるサービス。
やっぱり獅子舞はこうでなくちゃなぁ・・・・

中に入ると思ったほど人は多くない。
さすがに兎のコーナーは人がいっぱいいてみるのが大変だったけれど、それ以外は・・・
P1050310
この風神雷神図などは人も少なくはなかったけれど見られないほどではなかったし、ちょっと待てば最前列でじっくりと鑑賞することができた。

このとなりの若冲の松梅群鶏図屏風
P1050313もなんだかお正月らしい。

ただ・・・これだけ人がいると、あんまりゆったりとした気分にはなれなくて・・・・
2日と3日と同じようなイベントがあるので、3日のほうがもう少し空いていていいのでは・・・と思い始めた。
来年は3日に来てみようか・・・・

そして一日の最後は写真美術館
今日行った中ではここだけが撮影禁止。
ここは写真を取るところではなく、写真を見るところ、
というわけなんだが・・・・

ここが無料というのは知れ渡っているからか、結構な人。
ただ、他の美術館とは着ている人の雰囲気がずいぶんと違うような気もする。

2階と3階は「輝きの瞬間」
この中でロバート・F・ケネディの暗殺の時のポール・フスコの「RFK Funeral Train」は葬送列車を見るアメリカの人たち、その姿からいろいろな生活をも垣間見ることができる。

小畑 雄嗣の雪の写真は見事。
犬の鼻先に六角形の雪の結晶がくっついているのが印象的。

「輝きの瞬間」を捉える、あるいは見つけ出す写真・・・
その一瞬の中にどれだけのものが入るのか・・・
どういう角度から捉えるのか・・・
難しそうだ。

BFでは3Dヴィジョンズ。
これはどちらかというと実際に見てみる体験型なので、今日はちょっと混みすぎていたかも。
これはもう一度見に行こう。

Cosにとってはお正月らしい、今年一年がまた楽しく美術に接することができる一年になることを予感させてくれるような一日だった。


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2011.01.02

数学も頑張ろう

お正月、昨日は昨年を振り返り・・・・

ふと気がついたことは「数学をやってない」・・・∥^o^∥

時間も余裕もなかったのは事実だけれど、美術館に行く時間があれば数学ももう少しできたはず。
新しいことができなくても今まで培ったものを充実させることなら細切れの時間でもできるかもしれない。

ということで、今年は数学のページももう少し頑張りたいと思ったお正月でした。

・・・・が、正月二日の今日は当然お出かけ∥xx;∥☆\(--メ)

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2011.01.01

年のはじめに2011

1時間、2時間の違いで何が変わるわけでもないけれど、新しい年の始まり。

今年がどんな年になるのか、
いや、今日という日がどんな日になるのかもわからないけれど、「あたらしい」という言葉はなんとなく嬉しい。
今年はどれだけ充実した時間が過ごせるのか、
やりたいことはたくさんあるけれど、どれだけのことができるのか・・・
2011という白紙のノートにこれから書きこんでいくんだなぁ・・・

ということで、今年もよろしくお願いします。

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