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2010.12.20

唐招提寺 金堂壮厳展

多摩美術大学美術館で2011年1月30日まで。

このところ「たまわーるシールラリー」があったので、多摩の美術館をあちこち見て歩いたのだけれど、これはそうじゃなくても見に行ったはず。

唐招提寺の金堂の修理の中でわかった金堂の装飾がどんなだったのかを推測したもの。
汚いカビが生えたような木片(にしては大きいかな?)からかつての鮮やかな色を浮かび上がらせたのだ。
201012_001

かつてはこんな鮮やかな色をしているというのは前にも見たり聞いたりしたことがあるけれど、それをどうやって蘇らせたのかの一片を見ることができる。

絵がかろうじて残っている木の上に紙を載せて確認しながら写し取っていく。
線だけが描かれたものに(もう一枚別の紙にということだと思うけど)色を載せていく。
そこにある含量を調べてどんな色だったかを推測しながら・・・
201012_0021

これなんかは元の絵がかなり分かるけれど、実際に展示されている木をCosなんか見ても「絵が書かれている気がする」程度だったりするからよく見分けたものだと感心する。

一筆一筆写しとるのはやはり人の手。
その後の復元図はCGを使ったりもしているのだけれど、本質的な部分は人間。

今の枯れた雰囲気のお寺からは想像もできないほど鮮やかな色が蘇っていて、全体がこんなふうになっていたらどうだったんだろう・・・と1250年前に想いを馳せる。
これだけの時間の流れの中に失われたものも多いけれど、失われたように見えていても技術の力で蘇らせることができる・・・
これを描いた当時の人もすごいけれど、蘇らせた人(コンピュータは使っているけれど、本質的には人の力なんだから)もすごい・・・

今回はあまり時間がなくてじっくりと見なかった部分もあるからもう一度時間をとって見に行きたいな。

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コメント

Cosさん、あちこち行かれてますね。
多摩美の展覧会は僕もみましたが、国宝の展示物もありましたね、さすがそこには監視員がいた、笑。
CGの復元がありましたが、僕は操作方法がわからなかった、Cosさんならお手のものでしょう。
がっかりしたのは今回他の美術館招待券がおいてなかったことー大抵あるんだけど、ここには。
今日皆既月食だそうですね、雨降ってますがー。科学博物館の、空と宇宙、幼稚な展示でしたね。

投稿: oki | 2010.12.21 23:09

多摩美は面白かったです。
「美」を見るんじゃなくて、修復技術を見に行った気はするけれど・・・・

招待券、2階のチラシのところに少しありました。
と言っても山口晃展だけでしたが・・・・あとはいつものように割引券でした。

CGの復元、ちょっと使いにくかったですね。
もう少し時間のあるときにじっくり見たいと思っています。

投稿: Cos | 2010.12.22 00:39

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