« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010.08.31

不思議の国のアリス

Youtubeが映画のノーカット版を配信し始めたと聞いて見つけたのがこれ.
残念ながら英語で何をしゃべっているのかは殆どわからないけれど,さすがに知っているストーリーだけあって(途中からは)何をしているのかがわかる.

映画のスタートはたぶん学校のシーンかな?
むかしむかしのカメラが出てきて写真を取るのに時間がかかるのがいかにも・・・

どうやら1949年製の不思議の国のアリスらしい.15分ぐらいのところからいかにもむかしのアニメーションが出てきてなんだか懐かしい感じ.
子どもの頃,京橋のフィルムセンターで見たような映画の感じでもある。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

画家のかたち 情熱のかたち

どうしても見たい絵があっていったわけではない
「画家のかたち 情熱のかたち--桜井浜江 高島野十郎 田中田鶴子 ラインハルト・サビエ--」
三鷹市芸術文化センター2010年8月29日まで

01gomi02_2

三鷹市ゆかりの4人の絵を集めただけと言っても過言ではない美術展だったけれど,絵を楽しみ充実したひとときを過ごしてくることができた.

人の大勢集まる美術展と違って、ここでは一枚一枚をじっくりと見ることができる.
そのゆったりとした心持からは美術館の外とは時間の流れ方さえも違うように感じられる.
毎日忙しくして,心の余裕を無くしそうになるときにはこうした絵を見ること自体を楽しむことのできるところがいいな.

と言っても決してつまらない絵ばかりだったわけではなく,高島の十郎の描くほのおは照らし出すものを探しているかのようだったし,最初のうちはたいしたことがないと思っていた桜井浜江の海の絵は最初の方に飾ってあった小品をもう一度見なおしたほど。
海の色が青ではなく赤だったのに激しい波の姿がくっきりと浮かび上がる.

ライハルト・サビエはいいのかたいしたことがないのかよくわからないけれど,写真の背景に塗られた絵の具は何か全く違う世界を描き出しているかのようにも感じた.
う~~ん・・・いいのかどうか・・・まだCosにはわからない.

絵としてはドキドキしたり,目が離せなくなったりするようなものはなかったけれど,豊かな時間を過ごした満足感はうちから1時間かけていっただけのことはあった.
時間がないからやめておこうかとも思ったのだが,やっぱり行ってよかった.


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.08.29

ブリューゲル版画の世界

東京渋谷のBunkamuraで2010年8月29日までの
「ブリューゲル版画の世界」に会期も押し詰まった(一応)平日の午後に行ってきた.
01gomi


ブリューゲルのというよりも、カメラのなかった時代に写真の代わりに使われていた挿絵としての版画,あるいは荒唐無稽な風刺などとして使われた版画。
Cosが中世ヨーロッパの版画に惹かれるのは一つには子どもの頃読んだ本の挿絵にこんな感じのものがあったことも関係しているのかもしれない.

版画はとても良かったんだけど・・・・いかんせん人が多すぎた.版画は一つ一つが小さいからじっくりと一枚一枚をみたいのになかなかそうはさせてもらえない雰囲気.

結局時間が余り取れなかったこともあってざっと見てから図録を買って帰ることにしたのだが,人の多い7つの大罪と7つの美徳・・・・見た瞬間にもっとずっと人の少ないところでじっくりと見た記憶が蘇った.
版画の程度はこっちの方がずっといいのかもしれないけれど・・・
2008年の埼玉近代美術館「いとも美しき西洋版画の世界」に出品されていたのだ.
たぶん、町田の国際版画美術館の持っている作品・・・
もしかしたら町田でも見ているのかもしれない.

そう思うとちょっとありがたみが薄れるけれど,大勢の人が集まっている版画を「見なくてもいいや」と思えたのは混んだ会場ではありがたかったかも.

というわけで、今回Cosの印象に残ったのは人の姿の殆ど無い風景を描いたものや帆船を描いたもの.
風刺のある版画と違ってまっすぐ繊細な線で写実的に描かれた版画はきっとCosが綺麗な景色の写真を楽しむのと同じように,当時の人達が楽しんだんだろうなぁ・・・

201008_009


それにしても、今回の「ブリューゲル版画の世界」も「いとも美しき西洋版画の世界」もどうしてあんなに読むところがたくさんあるんだろう???

| | コメント (2) | トラックバック (0)

一段落つきました

ありがたい事に悪い方向ではなく,幸いなことに今日無事に退院しました.
これでしばらくは毎日通わなくても良くなります.
ほっと一息.

と言ってもここ数日は病人も元気になってきたので,Cosもあれこれ見に行ってはいましたけれど・・
∥xx;∥☆\(--メ)

とはいえ、この8月の忙しさで予定していたほどあちこち・・・特に遠距離のところには・・・行けなくてちょっと悔しい思いをしてます∥^o^∥

なんとかどこかで時間を作っておもいっきり遊んでやる・・・と画策はしているのですが・・・・
どうなるかなぁ・・・

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2010.08.12

植物化石

子どもの頃,近所の粘土層の中から貝の化石(の手前)を掘りだして楽しんでいたCosが植物化石と聞いて関心のないわけがない.
どう考えたって,動物よりも植物の方が古いんだし,それだけの過去が目の前に見えてくるわけだからずっと見たくてたまらなかったのだ.

銀座のINAXギャラリーで
植物化石-5億年の記憶-
ギャラリー1(東京): 2010年6月3日(木)~2010年8月21日(土)
01gomi02


最初海から植物が陸上に上がってきた頃は植物は胞子で増えていた.
胞子で増えるということは水のないところでは生きていけないから植物は自ずと水辺に限られていた.
その植物が種子を作ることで陸上に生活の場を移していったからこそ,今の地球がある.

葉のない茎だけの植物の化石・・・岩に張り付いたまま今まで残ってきた圧縮化石・・・
たぶん一番良く見て知っているのがこれだろうな.


本体の姿は消え,輪郭と葉脈かたちだけが残る印象化石
個人的にはあんまり面白く無い・・・∥^o^∥

そして、鉱物に変化してしまう一番ダイナミックな鉱化化石
大きな木の鉱化化石がおいてあって自由に触れたけれど,触りながら触ると石になってしまう神話はこんな医師を見たからできたのかもしれないなぁ・・・なんて思ってみたり.

5億年前の姿が、岩の間に隠されていたその姿が今表に出てきた・・・と思うとなんだか感動だった。

そしてもう一つ,
中学の校庭にあったメタセコイヤの木。
絶滅種だと思われていたけれどどこかで見つかったものが日本に持ち込まれてたものの子孫(だったと思うが違うかも)だと習った覚えがある.

三木博士が化石の中から見つけたときには、現存するとは本人も考えもしなかっただろうけれど,セコイヤと違う落葉樹。身の配列も,葉の付き方も、落葉樹であることもその当時のどの木とも違うことが見出されて新種に認定された.

細かいところまでしっかりと見る目を持った化石植物学者(そんな名前があるかどうかは知らないけれど)
いいなぁ・・・・

こどものころ、コツコツと化石を収集して調べる科学者の姿もまた、Cosのあこがれだったんだよなぁ・・・


(おまけ)
INAXの
INAXギャラリー特別企画展10daysセレクション
-予兆のかたち 11-
吉村熊象 展
2010年8月2日(月)~8月11日(水)
も面白かった.

なんといってもジグソーパズルがグルグルと回る作品は静止している時のパズルの一つ一つのピースも面白いし,回転し始めるとそれぞれに違った柄のコマになるのがまた面白かった.

01gomi01

そして全く同じに切ったピースで出来ているジグソーパズル.
違った絵柄のピースが嵌めこまれていてどこか不条理を感じるのはどうしてだろう??


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010.08.11

空に消えていった花火

昨日の夜,夏休みらしいことは何もなかったCosにも夏の夜を分けていただくことができた.

P1040012

花火大会としては決して大規模ではない(の割りには電車はラッシュ時以上の混雑だったのだが・・・)けれど、自由席ではあるけれど椅子席で余り混まない正面という特等席に連れていっていただいた.

花火が打ち出されるところも川向うに見え,大きな花火はおもいっきり見上げると上から降ってきそうな感じのするような席.

この距離の近さと音と明るさが花火の醍醐味.
TVで見る花火,遠くに光る花火もいいけれど・・・・
夏の夜を満喫させていただいた.


↑これはCosがとった動画。花火の上がるところから取れたので\∥^O^∥/


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.08.08

ヴィンタートゥール

「ヴィンタートゥール?それどこ?」聞いたこともない美術館。一応調べてみると

ヴィンタートゥール美術館,Kunstmuseum Winterthur | スイス政府観光局.

豊かな財力を誇る資産家たちがパトロンとなり、芸術の花を咲かせた文化都市ヴィンタートゥール。20世紀初頭から、とくにフランス人画家の作品を中心として、盛んに蒐集された個人コレクター所蔵の大半の作品が、市内にあるヴィンタートゥール美術館に寄贈されています。ホドラーやマックス・ビル、パウル・クレーなどのスイス人芸術家作品、モネ、シスレー、ゴッホ、ボナール、ルドン、ピカソ、ブラック、マグリット、モンドリアンなど世界的に有名な巨匠の絵画のほか、ロダン、ブランクーシー、ジャコメッティなどの彫刻作品も充実。

なのだそうだ。

ヴィンタートゥール展 世田谷美術館 2010年8月7日~10月11日まで
_001

こうして見るとこの作品はCosの好みではないように見えるのだが,ゴッホはなぜか印刷されたものと実物との差がとても大きくて,この絵も実際に見てみないと善し悪しはわからないのだ。


それを確かめてみたいというわけで会期末のぎりぎりになって見に行くことの多いCosにしては珍しく2日目に観に行ってきた.

砧公園の中にある世田谷美術館の入り口にはこんなものが・・・

Img_0204


中にはちゃんと水飲み場はあるんだけど・・・・いいなぁ・・・

8月いっぱいは小中学生は無料だということで、小中学生がかなりたくさん来ていた.
親と来ている子どもも多かったし,美術の好きな子どもが増えるなぁ

なんてちょっと嬉しくなりながら会場へ.

入ってすぐに「えっ、」と思ったのがピサロの「謝肉祭,日没、モンマルトル大通り」.
モンマルトルの大通りに人がいっぱいいるはずの絵なのだが,パッと見るとまるで谷間の木々が沢山あるようにも見えるのだ.
都会の雑踏の絵を見ながらどこか癒される不思議.
たぶんこの絵Der Boulevard Montmartre, Faschingdienstag, bei Sonnenuntergang

実際には会場が暗いこともあってもっと分かりにくく,これをずっと暗くしたような感じ.

そして,来てよかったと思ったのがこの絵。
01gomi02

シスレーの「朝日を浴びるモレ教会」リンクをクリックするとWikimediaCommonsに飛ぶけれど,こっちの方がずっといい.
青空の中で空を映し出しているかのような透明感のある壁.
済んだ朝の空気までも感じられるような気がする.
伸びやかな景色を見つめているとこっちまでもが爽やかになってくる.
この一枚を見るためだけでも来てよかった.

・・・と、満足してしまったけれど,実はまだ最初の第1章なのだ∥^o^∥

この絵のあとではルノアールはいかにもルノアールらしい絵を描いているし,モネはCosの好きなモネではないような気がするし・・・

そして第2章「フランス近代II:印象派以後の時代」でゴッホの「郵便配達人」に対面した.
01gomi01

実物は・・・やはりとても良かった.
黄色が、こんな黄色じゃなくて,明るく動きにあふれた黄色.印刷では見ることのできない黄色と青の対比が動と静(静ではないような気がするけど)、
郵便配達人を見ているつもりなのに,動きの方に気持ちが行ってしまっっているような・・・。


ユトリロもCosの知るユトリロよりももっと明るく伸びやかな、それでいてユトリロの白だったし,

今まで殆ど知らなかった「フェリックス ヴァロットン」の「5人の画家
01gomi03

一瞬の動きを捉えて一枚の絵にしたのはまるで写真だが,そこに描かれているものは写真では浮き出てこないとおもわれる不思議な平面感。描かれているのはとても現実的なのに,非現実の世界を見ているような気がしてくる。

彼の「日没,オレンジ色の空」は赤とオレンジのグラデーションなんだけど、明るく輝いているような感じ.
この絵は子供たちがたくさん見ていた.

そして平らな彫像のアルベルト・ジャコメッティ(父親の描いた絵も出ていたけど)。
立体は平らなのが二つ,平らじゃないのが一つ出ていたのがとても嬉しかった.

無垢の幼子の叡智を描いているかのようなルソーの「赤ん坊のお祝い!」は思っていた通りのいい絵だったし,
クレー、カンディンスキー、コルビジェ、レームブルック、・・・

何回も来るほど時間に余裕があるとは思えないけれど,Cosも子供だったら無料だし,何度でも来たのになぁ・・・

8月に入ってからずっと病人介護(と言ってもそばにいるだけで何をするでもないんだけど)で遊ぶ暇のなかったCosの心の休日.

病人もめどが立ってきた(はず)だし,もう少し遊べるといいなぁ・・・


| | コメント (8) | トラックバック (0)

2010.08.03

キャンセル

さっき,明日の宿をキャンセルした.
最初は3日間泊まる予定だった.
前日になるたびごとに次の一日をキャンセルし続けて今日で3日目.
まだ、日帰りで出かけることは可能かもしれないけれど・・・・

風邪でレントゲンを取ったら胸に水が溜まっていて,慌てて入院して水を抜いて検査をしたのだが、認知症があるということで,すべての決定をこちらでしなければならない.
しかもある意味で本人は何もわからないまま(正しくはいくら説明を聞いても忘れちゃうのでわからないままなのだが)に突然入院させられて,点滴や胸水を抜く管が体につけられてしまったのだ.
そうした不愉快なものをとろうとする・・・もちろん説明されれば納得してやめるのだが,認知症だからそのことをあっという間に忘れてしまって,「不愉快なもの」ということだけが残る.

見ていないところで点滴を外そうとするので,手にミトンをはめたけれど,そのミトンも外しちゃうからミトンをした上で手を固定されてしまっている.

Cosがいってそばについている間は外してもいい。
Cosにできることは「お目付け役」になってミトンを外したままでいさせてあげることぐらい.
しかも毎日のように病院側から「あれが足りない」「病状の説明」「同意書にサイン」と色々と言われるから,病院にはいかなくてはならない.

せめて1日2日と思っていたのだが,今日の検査結果でガンが見つかり,これから何が起こるかわからない状態になってしまったのだ.

仕方なく今日、宿の予約を全てキャンセルした.

例えばこれが自分の親だったり子供だったりしたらきっとキャンセルすることに躊躇したり,がっかりすることはなかったんだろうな.
そう思うと申し訳ない気にもなってくるけれど,その一方で「どうしてCosが?」という気持ちもぬぐい去ることができない。

そして衝動的にこの本を買ってしまった.
行けるんだろうか???

| | コメント (1) | トラックバック (0)

天空の音楽

素晴らしい音楽を

画面いっぱいに

鳴り響かせる---

いつか

そんな作品を

作ってみたいものです

バロック音楽にふさわしい,音楽と共に蘇ってきたような有元利夫の絵.
東京都庭園美術館で2010年9月5日までの「有元利夫展 天空の音楽

一枚の絵の中には長い年月を経てきたかのような記憶の彼方から蘇ってきたような優しさ・・・
01gomi01
この絵のタイトルは「厳格なカノン」
絵を見ているだけで,ちょっと古いタイプの音楽が聞こえてきそう.

ちょうどこんな・・・

幸いなことにまだ始まったばかりだったからか人も少なく(時間がなかったのが悲しいけれど)静かに音楽を感じながら見ることができた.

静かな家の中に音もなく響いてくる音楽が,かすれたような絵の中から聞こえてきそうな・・・そんなひととき.
大学を卒業するときの絵が大学の買い上げとなり「シンデレラボーイ」とも呼ばれた彼はたった10年の制作活動でこの世を去ってしまった.

そのはかなさまでもが一枚一枚の絵の中にも感じられそうな・・・・

なぜひとりなのか

簡単にいえば関係が出てくるからです.

関係というのはその「場」とそこにいる人だけでいいんじゃないか、

居る者同士の関係はもういらないという気がします.

彼の言葉通り,揺れ動く心でひとり静かに見るもののような気もする.
絵の中も,絵のこちら側もひとりの静かな世界.
遠い過去と彼の生きた時代と今がひとつになってかもしだすハーモニーを楽しみながら・・・

こんなに忙しい時じゃなく,ひとり静かにもう一度見に行きたい.
Cosを取り巻いているあれやこれやを忘れて,彼と二人だけの世界に浸りたい・・・・

七つの絵~有元利夫に捧ぐ~七つの絵~有元利夫に捧ぐ~
平野公崇 大久保光哉

オクタヴィアレコード 2004-10-20
売り上げランキング : 160653

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このCDを聞きながら見るのが正しいのかも・・・・・

この有元利夫の作品のある三番町小川美術館にも行ってみたい.

もうひとつの空―日記と素描もうひとつの空―日記と素描
有元 利夫

新潮社 2001-10
売り上げランキング : 39008

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
有元利夫 女神たち有元利夫 女神たち
有元 利夫

美術出版社 2006-04-13
売り上げランキング : 49408

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

この本も読んでみたいな.

本当は京都のお寺の境内をひとり静かに散歩したかったんだけど・・・それは無理だし・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »