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2010.02.04

伝統と革新のルノアール その2

「ルノワール~伝統と革新」のもう一つの目玉はルノアールの作品の「光学調査で探るルノワールの絵画技法」。

光学調査・・・X線調査、赤外線調査、紫外線調査・・・によって、どんなものが使われてどんな書き方をしたのか調べようというもの。

海外では1950年代ぐらいから行われ始めてきたけれど、日本では1980年代から始まったのだという。

今回はポーラ美術館が自分のところのルノアールの作品を調べた。

X線検査は医療用のX線装置を使って、2,3日で一気に撮影したらしいけれど、赤外線は自分たちでじっくりと時間をかけて調査したとのこと。

撮影したあと、分析してさらに撮影なんていうこともしたんだろうか??

破壊検査・・・と言っても壊すわけじゃなくて修復の際に出てきたほんの小さな絵の具のかけらと行ったものを使って調べることだけど・・・と違って絵に損傷を与えないのでこれからはますますこうした非破壊検査が一般的になっていくんだろうな。

面白かったのは緑の色。
ルノアールは二つの緑を使っていて、
人つはエメラルドグリーン。これは当時ヒ素を含む絵の具で、使っている人たちに中毒を起しかねなかった。もちろん当時の人はそのことに気がついていたかどうかはわからないけれど・・・

その後ヴィリジャンという緑に色を変えたのだけど、この二つ、絵の中で見る特別はつかないのに、レントゲンをとると全く違ってみえる。

白い影になって現れるエメラルドグリーンと影のできないヴィリジャン・・

なんとなく、白を混ぜた時の色合いが違っているようにも見えるけれど、ヴィリジャンと白を混ぜたらどうなるのかは確認してないのでなんともいえないかな。


 そうやって調べることで、どうやってルノアールが絵を書いたのか、下絵をかいてからなのか、それとも直接描いたのかまでわかるらしいのだが、下絵があるものとないもの、Cosにはどこに違いがあるのかわからなかったのが残念。


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コメント

やあやあやあ、先生元気ですか?破壊調査ねえ、大切な絵を破壊しちゃったら困るっつーの。ご招待チケットが入ったのであたくしも行きます、ポーラ美術は箱根だろ、遠いっていうのさ。悪い顔してる小沢、不起訴だって、オタクはどうおもいますか

投稿: orz | 2010.02.05 01:13

破壊検査と言っても本当に破壊するんじゃなくて、修復の際に出たゴミのような絵の具のかけらとかそういったものを使うんじゃないかな?

どんなに少しであれ、変形してしまえば完全には戻らないだろうし・・・

箱根のポーラ美術館も行ってみたいですが・・・その前に箱根板橋の地球博物館にも行ってみたいです。

不起訴ですか・・・それはそれで不透明だなぁ

投稿: Cos | 2010.02.05 19:30

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