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2010.01.04

あなたがであうとき---オラファーエリアソン展

2009年年の瀬も押し詰まった12月の終わりに金沢に行ってきた。
もちろん一番の目的は金沢21世紀美術館のオラファーエリアソン展。

P1010822

レアンドロのプールの向こう側が入り口。
作品の一部が見えている。
これは明るさが変化しているんじゃないかとも思うけれど、結局のところ確認できなかった。
彼の作品としては衝撃的な感動もなかったし・・・

が、次の暗い部屋に入った瞬間にエリアソンの世界の虜になる。
暗い部屋の床の真ん中にライトが一つ。
そのライトの周りを円筒形の筒を縦に切ったようなものでカバーしてあって、そのカバーが回転する。
回転すると影の部分と光の部分が移動していくのだが、たぶんカバーは2枚か3枚になっていて光の当たる部分が変化していく。
その変化を見ているだけでも不思議な感覚なのだが、光のなかに入った瞬間、中央のライトのまぶしい光が自分を包む。

一瞬、「光あれ」というシーンを体感したんじゃないかと思うほどの衝撃。
眼が痛いほどのまぶしさではないけれど、光りに包まれて現実ではない世界に入り込んでしまったかのよう。

しばらく・・・影の世界に戻るまで動けなくなってしまった∥^o^∥

「Slow-motion shadow in colour」
01gomi01

これはCosにも出来そうだ・・・と作ったのが最近のフラッシュのシリーズ。
もちろん、実際に見た時ほどの感動は決して得られないけれど、色の美しさ、変化だけはちょっとだけ似たものを作り出すことができるのがうれしい。

この影のシリーズはモノクロのもの、スクリーンの前にいろいろな形に組み合わせた鏡を置くことでより複雑な形にしたものなどがあって一つ一つがこちらを美しい影の世界にいざなってくれる。

こういう影を作る・・というのはほかでも見たことがなんどもあるし、川村記念美術館でもちょっと前に見てきたところ。
(ほとんど同じコンセプトで作られていた)

後ろから光を浴びて前のスクリーンに投影する、投影されたものをスクリーン越しに向こう側から見る・・・見方は両方あるけれど、自分の動きが虹色の影になって映し出されるのは嬉しい。

原美術館にもあったオレンジのライトの部屋。
オレンジ色のライトの中ですべてがモノクロの世界になったかのような錯覚を覚える。
普段使っている黄色い消しゴム付きの鉛筆が真っ白に見えたのが面白い。

三色の霧に満ちたYour atmospheric colour atlas
01gomi03
チラシにもなっている霧の世界。
中に入ってみると3色の霧の世界に取り込まれて、他の人の姿もおぼろげにしか見えない。
霧の世界というだけでも幻想的なのにその霧に色がついていて、自分がどこに立つかで世界が変わってしまうのだ。
以前見た長澤英俊の暗闇の中の「オーロラの向かうところ」をこの3色の霧の中で見たらどうなるんだろう・・・
この中にもう一度入りたい・・・

行ったときには「調整中」ということで見られなかったYour watercolour horizon
係の人に聞いたらまだしばらく時間がかかりそうだということなのでもう一度ここまで見に来ようかと思っていたのだが、しばらくしてからよってみたら係員の人が「治ってますよ」と嬉しそうに声をかけてくれた。
真っ暗な部屋の中心に大きな円形のプールがあり、その中心からリング状に出た光が水面に反射して円形の壁に映し出されている。
微妙な水の波が壁に映し出されるとそこには複雑な形をした光の波が現れる。
静かに流れる光の世界。
無心に光の波を見続けるひととき・・・
何時間でも見ていたかった。

エリアソンの作品はどれも実際に見てみないとその良さが十分に伝わってこない。

今回は3人で旅行をしたのだが、ここはひとりで行くべきところ。
心ゆくまでエリアソンの世界の中に入っていたかった。

今回どうやら
Eye activity line 「アイ・アクティヴィティ・ライン」
はなかったらしい。
壁にスリットが空いているだけで他のサイトで見たものとは全く違っていた。

コレを見るためだけでも・・・・
もう少し近ければ必ずもう一度行くんだけどなぁ・・・

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