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2009.09.14

パリのアールヌーボー・・・オルセー美術館展

「パリのアールヌーボー」と聞いてもなんとなくぴんとこなかったのは以前見に行ったオルセー美術館展の時には絵画が印象に残っていたからかもしれない。

今回は世田谷美術館(今日から2009年11月29日まで)のオルセー美術館展。

「オルセー美術館のアール・ヌーヴォー・コレクション、その成立の起源」の講演を聴きに行ってきた。
本来は先に美術展を見てからの講演のほうがずっと面白いのだが、いかんせん、土曜日はしごと。講演が終わってから見ることになったけれど、まぁしかたがないだろう。

0001

セーヌ沿いのもともとは駅だったオルセー美術館は19世紀の美術品を収集することになったという。それより古いものはルーブル美術館の担当・・・とはいえ実際には両方に重なっている人もいるから線引きはなかなか難しかったらしい。

その中で、今回はアールヌーボーの家具や工芸を中心とした作品を持ってきている。

こうした工芸品などは以前は収集の対象とさえも見られずにほかの人たちの手に渡ってしまったものも少なくない。その結果美術館は先見の明があれば安くあげることができたのにいまや高いお金を出して購入しなければならなかったりするのが痛い。
なんていう話を聞いてきた。

実際の展示は、つい先日までやっていた国立新美術館でのラリック展のような華やかさはないけれど、サロン、ダイニングルームや書斎といった部屋の調度まで含めた展示をしてあったりするのがなかなか面白かった。

美術館の一室なのだけれど、そこにある家具たちがまるでどこかの邸宅の一室、静かに時間が流れる同じアールヌーボーの庭園美術館の一室であるかのような雰囲気になっている。

そこで見る工芸品は単に「展示」してあるのではなく、どこか使われるのを待っているかのような雰囲気も感じられた。01gomi01こんな睡蓮の花のテーブルランプ・・・こんな風に完全な形で残っているのは珍しいのだそうだが・・・のある優雅な部屋でのひと時(実際にはガラスケースに入っているからいかにも使うためという雰囲気にはならないのが残念だけど)はなかなか味わえない。

このほかにもガラスのボールや七宝焼きの花瓶・・・きらびやかな豪華さはないけれど、しっとりとした上品さがあってちょっとうれしかった。


この優雅さを現実に・・・と銀座のマキシムなどともタイアップをしているらしい。
もちろんCosなんかマキシムで食事なんてしたことはないけれど、赤と金のアールヌーボーのメインダイニングでの食事・・・・優雅さを通り越して緊張しか感じられないかもしれないけれど・・・一度ぐらいは体験してみたいなぁ・・・

そういえば、講演をしてくださったオルセー美術館学芸員のイヴ・バデッツさん、東京のメトロのロゴは「絶対にアールヌーボーの影響がある」といっていらした。
今度見かけたらそういう目でもう一度見てみよう。


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コメント

Cosさんもう行かれたの、はやいなあ。僕なんてオペラシティの鴻池さんもまだ行っていない、早くしないと終わってしまう!ご存知と思うけど調布のたづくり会館でよく美術講演会があって参加するとその展覧会招待券貰えますね、展覧会を観てから講演会、その逆どちらがいいのかわかりませんが、展覧会観て講演会聞いてまた展覧会見直すというのが一番いいのかも、けどそんな暇ないですよね

投稿: oki | 2009.09.14 23:09

いつも早く行った方がすいているし、いいのはわかっているのですけれど、実際にはぎりぎりなんていうことが多いです。
今回は講演会に行ったので一番乗りになりました。

本当は講演会の前に見て、話を聞いて、もう一度見ると深まるんでしょうけれど、なかなかその余裕がなくて・・・

たづくり会館・・・知りませんでした・・・うちからは遠くないのでぜひ行ってみようと思います。

投稿: Cos | 2009.09.16 06:43

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