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2009.08.29

メキシコ20世紀絵画展

「メキシコ」・・・もともと地理は苦手だけれど、それを差し引いてもメキシコついては何も知らない気がする。
テキーラ
サボテン
革命
ぐらい?

そのメキシコの革命前後ぐらいの絵画展

「メキシコ20世紀絵画展」
世田谷美術館 2009年8月30日まで

01gomi01

最初にこのチラシをチラッと見たときにここに描かれているのは男性だとすっかり思い込んでいた。
だから「メキシコの民族衣装かなぁ?見たことがないなぁ」なんて思っていたのだが・・・

実物を見てみると同じ絵なのだけれど、ずいぶんと雰囲気が違う。
緻密に書き込まれた絵はどこか立体感さえ感じさせるほどだし、
この衣装はメキシコの花嫁衣裳なのだという。
涙をこぼしているフリーダの自画像・・・豪華な衣装とは対照的な表情・・・

きっとこれがこの当時のメキシコなんだろうなぁ・・・

1955年に日本で紹介されたときにはディエゴ・リベラの妻としてだったのだが、
1975年から中南米を代表するフェミニストのイコンとして活躍したのだという。
メキシコ的なものの象徴としての彼女が有名らしい。

そうした歴史的なこと、地理的なことの分からない(ちゃんと予習しろ>自分)Cosはこの美術展の中にメキシコをさがしに行ったのかもしれない。

だからだろうか、あらあらしい「革命」などではなくて、静かな景色に魅かれた。

ラウル・アンギアーノの「棘を抜く人」がとてもよかった。
ゆったりとした長衣の青年の向こうにはメキシコらしい雰囲気でデフォルメされた砂漠の山(というのかな?)
リトグラフのかもし出す静けさが抑えた強さを感じさせた。

そして、ディエゴ・リベラの「夜の風景」
01gomi02_2

どこかいかにもメキシコ的な・・・と思って説明を読んでみると
「木の上に容姿も不明瞭で記号化されたメキシコの農民がいるが、この種の絵を『メキシコ的である』と認識して買い求める美術愛好家を見下しているようでかなり皮肉っぽい。」
とあったけれど、そうなのかもしれないし、逆にメキシコ的なものを求めて見に来たCosには皮肉さを感じることもなくとてもよかった。

どうも「革命」の絵の中にはCosがいいと思うものはなかった。
このころのメキシコでは壁画が盛んで中には80mにも及ぶ壁画が作られたりしていたらしいけれど、たぶん、壁画としてはいいのかもしれないけれど・・・・・う~ん・・・

最後の名古屋市美術館が所蔵するホセ・グァダルーペ・ポサダの作品はしばらく前に写真美術館でみた「ジョルジュ・ビゴー展」と同じように新聞や一枚モノの印刷物などに絵を描いていたもので、なかなか面白かった。
中でも登場人物が全部骸骨のシリーズは当時かなり人気があったらしい。
Cosなんかがみるとどこかグロテスクでいいとおもわないけれど・・・
でもビゴーと比較するとなかなか楽しかった。

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