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2009.03.28

ロスコルーム

一週間もたってしまったのが不思議な気がするけれど、先週の土曜日に佐倉の川村記念美術館に行ってきた。

もちろんお目当ては「マーク・ロスコ」(2009年6月7日まで)
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もともと川村美術館のロスコルームはCosのお気に入りで、暗い部屋の中に7枚のロスコの赤い絵がかけられているだけなのに川村に行くと必ずそこでしばらくたたずんでしまう。

人が誰もいなければずいぶんと長い時間座り込んでいたりもする。

このロスコルームの絵はマークロスコがレストランのために描いたシーグラム壁画と呼ばれる何枚もの大きな絵のうちの一部だったのだが、今回イギリスのテート美術館とアメリカのナショナルミュージアムをまとめて展示しているのだ。

そのために前回川村記念美術館に来たときにはイギリスのテート美術館にロスコの絵が貸し出されていてロスコルームは閉鎖されていたのだ。
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この写真はそのときのもの。イギリスでのテート美術館のポスターが張り出してある。

要するに世界的規模の巡回展ということになる。

今回はただ単に絵を展示しているだけではなく、レストランシーグラムのために描いた絵だったにもかかわらず直前になって現地を訪れたロスコが「ここではだめだ」と契約をキャンセルして自分で持っていた絵
ロスコはこの絵を一箇所にまとめて、自分の絵だけの部屋が作れるところを望んでた。

それに対してテートが部屋を作ることを申し出たけれど、そこからもまた紆余曲折があってそのうちの何枚かをテートで飾ることになった。

そんな敬意のやり取りが書簡になっていたり、部屋の模型があったりしてロスコの絵に描ける想いが伝わってくるような気がした。

絵自体も普段の川村のロスコルームはグレーが基調になっていて、暗い重厚でずっしりと包まれるような安心感のある雰囲気があるのに、今回は大きな真っ白な展示室をいっぱいに使って絵がかけてあるから同じ絵なのに重厚さはあるものの明るい安心感に変わっていた。

それでも静かに静かに絵とともに過ごす時間の心地よさは変わらない。

ロスコはどっちを望んだんだろう?

今回はみんなで来たのでその後はしっかりピクニック。

菜の花の咲き乱れるアート広場で焼きたてのピザランチ。
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