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2009.03.22

絵物語・・・表れて、そして消えた

「少年ケニヤ」という本の存在は知っているけれど、おそらくCosはちゃんと読んだことがないだろうと思う。
動物は好きだけど、冒険物は好きじゃないし、単純な勧善懲悪はかなり小さいころから嫌いだったから手に取ったことはあってもほとんど読んだことがないような気がする。

(気がするだけで実際には読んでいる可能性もあるけれど・・・今回見た限りではその可能性はかなり低い)

この「少年ケニヤ」の作者の「山川惣治展」が千葉の佐倉市立美術館で2009年3月22日まで

元の市役所が美術館の入り口になっているのだが、その中に入ってみるとそこには昭和30年代の街が甦っている。
少年ケニヤの時代は日本が高度経済成長といわれるようになる豊かな時代に入る前の戦後の「これから」という感じのする時代。

まだ、少年漫画は子供達のものではなく、テレビもまだあまりないような戦前からこの時代までの少年達をとりこにした絵物語で一世を風靡した山川惣冶はその晩年を佐倉市で過ごしたそうだ。

変にひねったところのない素直な物語、幼い子どもの絵本の延長線上にある絵のある本。
子供達の中では自分で読む紙芝居だったのかもしれない。

戦後、高度経済成長が始まったころになるのだろうか、漫画に押されて
「子どもに良質な絵を」といい続けていた絵物語は次第に販路が狭まって、最後に残ったのは学年誌だったという。

その漫画は・・・・山川の描く美少年美少女の表情や目をそのまま取り入れながらどんどん発展を続けてきた。
そして今、印刷物はwebや動画に取って代わられようとしている。

紙芝居が絵物語になり漫画になり動画になっていく・・・・次はどこに進むんだろう?

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