海が隔てた進化の道
かつて、水は人と人との行き来を困難にした。
「箱根八里は馬でもこすが、こすにこされぬ大井川」
なんていうのはその代表だろう。
今は渡し賃を払わなくても誰でもが橋を渡って往来することが出来る。
水は人と人だけじゃなくて島と島との交流も難しくした。
ダーウィンの「種の起源」はそこからヒントを得て書かれた本。
イグアナにせよフィンチにせよ島ごとに隔離されてそれぞれの進化を遂げた。
そして水は
時事ドットコム:哺乳類、超大陸分裂で3系統に=1億2000万年前、ほぼ同時-東工大.
哺乳(ほにゅう)類はカンガルーやカモノハシの仲間を除くと3つの系統に分類されるが、これは約1億2000万年前に地球に存在した超大陸が、ほぼ同時に3分裂したのがきっかけだったとの論文を、東京工業大の岡田典弘教授や丸山茂徳教授らが10日までにまとめた。米科学アカデミー紀要の電子版に発表される。
ここが進化の水による最初の分かれ目ということになるのだろうか。
もちろん、それ以前にも小さな隔離はあっただろうけれど、生命の歴史の中での一番大きな隔離になるんだろうな。
水によって隔てられた生命が豊富な種を作り出してきたんだけど、動物と違ってある程度まで隔離を乗り越えて世界中の人が直接つながることが可能になった今、また人のあり方が変わってくるはずだな・・・
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