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2009.02.25

冬の夏・・・三瀬夏之介

現代の日本画ってなんだろう?

いや、日本画自体いったい何なんだろう?

つい2年ほど前までは日本画にはまったく関心がなかったCosだから、「現代美術」としてなら楽しんだだろうけれど、「日本画」と聞けば見に行くことはなかっただろう
三瀬夏之介の「冬の夏
2009年2月22日まで東京佐藤美術館

Img_1509
今までここに来たことはなかったけれど、どちらかといえば小さいビル。
このビルの3階と4階が展示会場になっている。

天井が高くないのが残念といえば残念だし、手の届くところにある作品が身近に感じられていいといえばいいし・・・

会場に入ってまず目に付いたのが入って左手の壁のそこここにつけられた針金(?)の小さなはしごたち。
このはしごのモチーフは彼の作品の中にも壁にもあちこちで目に付いて後になってみると「のぼる」あるいは「天を目指す」人(あるいは作品)という印象が残った。

部屋いっぱいにおかれたどこまでも続くんじゃないかと思えるほど長くつなげられた三十四曲一隻の屏風「奇景」。
端から彼の連想と時間の経過が目に見えるよう。最初の方には絵の中にもはしごがかけられてあったりしてこの(広くない、天井の低い)展示室から空に向けて脱出できるかのよう。
絵の中には仏像があったり飛行機があったり・・・空に向かって伸びていく感じはやっぱり変わらない。

部屋の中にはこの馬鹿でかい屏風以外にも小さな作品がこっそり展示してあったり・・・なんとなく雑然としたものを感じたのだが、これが4階に上ったとたんにまだまだ甘かったことに気がつく。

とっ散らかった大部屋とでもいうイメージ?
この会の作品には余り空に向かって開いているというイメージはなくて、所狭しと彼の世界が展開されている感じ。

印象に残ったのはやはり大きな作品かもしれない。
これは日本画なんだろうか・・・と思いながら見た日本画滅亡論。
Cosの目からはとても消化できなくて完全に不完全燃焼。
が、すごく気になることは確かでまた4月には練馬美術館でやるのを見に行こうと思っている。

更に気になるのが彼の
三瀬夏之介展 「冬の夏」  佐藤美術館 ::: アートインデックス art-index.

フィレンツェではイタリア人の詩人と出会った。彼とは英語、そしてお互いのつたないイタリア語と日本語で意志の疎通をはかった。

(中略)

彼はわたしの作品に感じ入るところがあったらしく、何度か絵について話したが、「日本画」というものについては最後まで解ってもらえることはなかった。
「バカらしい価値観だ、この世界には人間しかいない」

どんな価値観なのか・・・日本画ってなんだろう・・・

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