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2009.02.05

病院は責めたくない

救急車で運ばれる急患の受け入れ拒否でまたひとつの命が失われた。

時事ドットコム:14病院受け入れ拒否、男性死亡=搬送まで1時間超-兵庫.

 交通事故で重傷を負った兵庫県伊丹市の男性(69)が、同市や宝塚市、大阪府豊中市など計14病院に受け入れを拒否された後、死亡していたことが4日、分かった。男性は伊丹市内の病院に運ばれたが、搬送まで1時間以上かかっていた。

先日も書いたけれど、心筋梗塞になった友達が10日ほどで退院できたのはひとえに搬送と治療のすばやさによるものだ。

この男性は救急車に乗ったときには意識もはっきりして自分の住所氏名も言えたという。病院に入って緊急手術が必要になっても本人の同意が簡単に得られたはずなのだ。

どこかの病院が受け入れて必要な治療を行っていればこの男性の命は救えた可能性が高い。
もちろん、救急車に運ばれたときに意識がはっきりしていたからといって必ず救えるわけではないのは分かっているけれど、意識がない場合よりも可能性としては大きいだろう。

病院をせめてもどうにもならないし、責めて解決するような問題でもない。
でも、自分の家族がそうなったら・・・と思うと「ひとごと」で済ませていい問題でもない。
(自分の場合には死んじゃえばどうでもいいんだけど)

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コメント

どうもこんにちは。都筑てんがと申します。

救急医療の現状を扱った記事を書いています。

救急受け入れ問題FAQ
http://punigo.jugem.jp/?eid=488

よろしかったら読んでみて下さい。

あと、「イギリス 救急 待ち」で検索すると、未来の日本医療の姿が見えるかもしれませんよ。

投稿: 都筑てんが | 2009.02.06 20:09

はじめまして。
痛ましい事件ですよね・・。自分の身に降りかかったらと思うと怖くてたまりません。

受け入れ不能が起こる背景には医師不足問題があります。
医師不足は国の政策が大きな原因ですが、私たち一般人の医療への無関心、過度の期待、コンビニ受診や不当な訴訟など、私たち一般人も一因なんです・・。

36時間連続勤務して入院患者を手いっぱい抱えていて、受け入れたくても受け入れられないのが現状です。拒否というよりも不可能です。

医師不足を改善するために一般人でもできることはあります。

まず、医療現場の惨状を知って下さい。
医療事情がよくわかるブログです↓
救急受け入れ問題FAQ
http://punigo.jugem.jp/?eid=488
ななのつぶやき
http://blog.m3.com/nana/20071120/1
みんなの救急医療
http://icedyuzutea.web.fc2.com/

受け入れ不能事件は現場医師の怠慢ではないこと、救急医療の使い方などを知らない人に教えてあげて下さい。
正しい医療情報をブログで発信するだけでもいいんです。

一般人の医療への意識が変わらない限り、医療崩壊は進む一方です・・。ひとりでも多くの人に現状を知ってもらって、食い止めようと意識を持ってほしいんです。

このような悲しい事件を防ぎたいと本気で思っていらっしゃるなら、できることを始めませんか?

投稿: 患者 | 2009.02.07 12:28

>都筑てんがさん、はじめまして

>救急受け入れ問題FAQ
拝見しました。
非難することは簡単だけど、実態を知らずに非難、批判している今の状況が見えてきますね。

いずれはおっしゃるようにイギリス並みになるのかもしれません。

たたけるところをたたくという今の社会が医療の世界でも浮かび上がってきました。

>患者さん

Cosが知っているのは子どもを通じて知った小児科医の方の忙しさだけですが、あれだけ忙しいにもかかわらず子どもに対しては気持ちよく接していました。

現実には受け入れる余地がないのに、「たらいまわし」などという言葉を使って欲しくないものです。

投稿: Cos | 2009.02.09 06:55

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