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2009.01.16

ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館

本当は「ピカソとクレーの生きた時代--ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵--」展という長い名前だし、「ピカソとクレー」展としてのほうが通りやすいだろうと思う。
Cosも実際に行ってみるまではそう思い込んでいたのだけれど・・・

なんといってもこれを見たらピカソとクレーの展覧会だと思うよなぁ・・・

0025

渋谷のbunkamuraで2009年3月22日まで

実際にはピカソは4枚ぐらい、クレーはひとつのコーナーのほとんどがクレーだったりするけれど、それでも全体の1/4以下。
しかも、残りの作品はピカソのクレーのおまけという感じなどではなく、いい作品がたくさん来ているのだ。

何しろ、会場に入っての最初の作品がマチスの「午後の休息」

Cosが知っているマチスの絵とはずいぶん違っている。
(マチスが好きというわけではないので、あまり見ていないということもあるけれど)

点描で描かれているのだが、その一つ一つの点が大きくてしっかりと自己主張しながら明るい絵を作り出している。
この一つ一つの大きめの点がすごくダイナミックで、かつ点描の持つ繊細さとあいまってリズム感のあるいい絵。
マチスはこんな絵も描くんだとしばらく見入ってしまった。

そして、
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真ん中のネコの伸びやかさが自慢げな様子が伝わってくる。
見ているだけで楽しくなってくる。

ノルトライン=ヴェスタファーレン美術館は常設でこんな絵をいっぱい持っているのだ。
うらやましい限り。

マグリットの「とてつもない日々」の緊迫感と不思議さ、
「出会い」の異世界の不思議さ
ピカソの「二人の座る裸婦」の写実的でありながら不思議なバランス
エルンストの「揺らぐ女」がムットーニみたいな雰囲気だし、
タンギーの「不在の淑女」の空気の曖昧さと影の鮮明さ
・・・
あげていけばキリがない。
どのひとつをとってもその一点を見るためだけに美術館に足を運ぶのに十分な作品。

クレーももちろんいい作品がたくさん来ていた。
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たぶん、「黒い領主」は本では見ているけれど実際に見るのは初めて。
クレーの作品のうちのいくつかは川村記念美術館で見てきている。
(川村記念美術館Klee展

その点では「こんないいものを描いているんだ~」という感動は少なかったかな。
まあ、クレーは好きだから「クレーが出る」と聞くといけるところであればほとんどいっているから、本などでも見たことがない作品も少ないのかもしれない。

がこの世のすべてを忘れて、絵の世界に入り込むことが出来た至福の3時間だった。
(時計を見たときにはちょっとショックだったけど∥^O^∥ )

基本的に図録は買わないCosだけど今回ばかりは無条件で購入。
クレーはもちろんだけど、他の人の作品があまりによかったので・・・。

時間とお金があればもう一度見に行きたい。
期間は3月までやっているから不可能ではないと思うが・・・

それにしてもこんなにいい絵をたくさん持っているこの美術館にいってきたい。
いつか、自由になってお金と時間があったらいいもの、きれいなものをたくさん見に世界中を放浪したいなぁ・・・

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