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2009.01.26

DOMANI

なによりも舟越桂を見たくて行ったDOMANI展。
文化庁芸術家在外研修の成果ということで、あちらこちらの国で研修をしてきた人たちの作品が展示されている。

もう会期も終わりだというのに人もそんなに多くなくじっくりと見ることが出来た。
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会場にはこの見晴台のスフィンクスや森のスフィンクスなどが展示されていた。

以前庭園美術館で見たときには館の一室でであったスフィンクスたちが美術館という明るい場に出てくるとその雰囲気がずいぶんと違う。

前回は憂いをこめて出迎えてくれた森のスフィンクスは距離の遠い交わることのないところにいるようにも見えたし、どれもがこちらと意思を通わせようとしない。

それはそれで別な世界を想わせてくれていいのだけれど、ちょっとさびしかったかな。

ホログラフィーの石井勢津子、
新しい表現を模索して東工大の研究生になったりMITで学んだり・・・
どう見てもここだけ見ると理系にしか見えない。
ギリシャ時代には一体だった芸術も再び理学の世界に入り込んできつつあるのがなんだかうれしい。

ホログラフィーという道具を使っての表現は位置の変化と画像の変化・・・時間と描かれたものとの関連・・・見るものに何らかの行為や時間を要求する新しいタイプのアートだろうなぁ・・・

日本画の伴戸玲伊子、
斬新な水の表現、朱で描かれた水の動きがこちらをドキッとさせる。

切り絵の駒形克也、
カーテンで仕切られた一室の小さなドーナッツの光の出るミラーボールが回転している中で切り絵を見る。
ミラーボールの光が金と黒との切り絵に映って面白い世界を作っている。

花の絵の小山利枝子
といってもこの絵を見てもそれが花だと見抜くことが出来る人は少ないだろう。0052
以前多摩美術大学美術館で見た「絵画のコスモロジー」でたくさんの花のスケッチやいろいろな試行錯誤を見て知っていたから花という理解が出来る・・・
でもこの絵は「花」という思い込みを離れて見たほうがいいかな。

この絵もこの大きな会場で見ることでまったく違って見える。
花の中心から湧き出してくるエネルギーが感じられる気がする。

花のミクロの部分を取り出して抽象化、絵画化していく
この小山利枝子についてはこれからも注意していきたいな。

Img_9411

こんなふうな沸き立つ感じを描いたのかなぁ・・・
なんて思ってみたりして。


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コメント

DOMANI展のこと、知りませんでした、この記事で読むことができて ありがとうございます。
COSさんらしい観察、たのしく読ませていただいています。感謝します。

投稿: 欅 | 2009.01.26 14:43

ほとんど舟越桂を見に行く気分でいたのですが、行っててみたら思いのほかよかったです。
(すいていたし・・・)

加山又造もまだすいていてよかったし・・・
でもこっちはもう一度行きたいですが、いけるかなぁ・・・

投稿: Cos | 2009.01.27 18:19

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