9歳のファンタジー しんくやくしょモノレール
しんくやくしょモノレールが本になった。

去年の夏、千代田区役所で個展をやったTALKENの絵が本になったのだ。
その時にはこのしんくやくしょモノレールの絵がパネルになって展示されていただけではなく、幼稚園時代からの絵日記も展示されていた。
ひとりひとり(一台一台?)がそれぞれに個性を持って、TALKENに与えられた不思議な個性を発揮していてとても面白かった。
それは9歳の少年のファンタジー・・・
絵の世界の鉄ちゃんの夢が本になったのだ。
しゃこめてぃ出版から「しんくやくしょモノレール」が発売される。
この絵はMACを使ってマウスで描いた絵。
絵日記の絵のほうがずっといい絵も描いているので、絵日記に比べると子供用のソフトだからいろんな意味で制限があるのかもしれない。
色使いのよさはこっちのほうがいいかな?
ただ、この本のよさは絵だけではなくそこに書かれた文章のよさもある。
これもやっぱり彼が毎日書き続けている絵日記の効果もあるのかもしれない。
「あと5メートルぐらいで人食い八角形くんがみえてくる。・・」
どうして人食いなのかよくわからないけれど・・・でも踏み切り異常という言葉と一緒になるとその言葉がしっくり来てごく自然に思えてしまったりする。
感覚的に選ばれた言葉達、もしかしたら彼は大きくなったら絵と言葉で芸術の中に入っていくのかもしれない。
TALKENは高機能自閉症児なのだという。
知的な部分での遅れはないけれど、人とかかわることが難しいらしい。
しょうがいを持っているからといって作品を評価するつもりはないけれど、他の人との間での自己表現が苦手だからこそ、絵の中に文章の中に自分を表現できるということはあるのかもしれない。
去年世田谷美術館でしょうがいを持った人たちの描くアウトサイダーアートを見てきたときもしょうがいを持っているからいい物を描くということではなくて、表現しきれないものがここに凝縮されているのかもしれないと感じたのを思い出す。
「のりものも、たてものも、ツアーラインも
み~んな 都市人なんだ」
というしんくやくしょのまち。
電車も人も同じ価値を持つほのぼのとした街。
また訪れてみたい。
千葉市中央区のきぼーるで4月4日から一週間出版記念の個展をやるそうだ。
ちょっと遠いけれど、春休みだしうまくすればいけるかもしれないな。
| しんくやくしょモノレール 長嶋 柊 by G-Tools |
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