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2008.12.06

冒険者の富士山(石川直樹1)

富士山の絵や写真は北斎をはじめとしてたくさん見てきた。
人様に見せるような代物ではないけれど、Cosですら写真を撮っている。

だがそれらはみな「富士を見る」と言う視点から描かれたもの。

本人いわく

作者自身の登山の出発点である“登る山”としての富士山をとらえてみたい、それが撮影をはじめた理由だった。

銀座ニコンサロンの案内より

という言葉の通り、それがたとえ空から取った写真であっても、見る富士の美しさではなく、あたかも挑戦すべきものとして立ちはだかる山というイメージが浮かび上がってくる。

それも大勢の人がご来光を見ようと登る富士山が時として人を寄せ付けない山であることを思い知らせるような写真。
もちろん、大勢の人が行き来する富士山であることを映し出しているものもあるけれど、登っている人たちのところからは見えない裏の顔も見え隠れしているのだ。

石川直樹の写真は見る人の背筋をピンと伸ばさせるような自然と対峙することを要求している。それがたぶん、冒険者の視点であり、Cosをとらえて離さないのだろう。

石川 直樹展
[Mt. Fuji]
銀座ニコンサロン
2008.11/26 (水)~12/9 (火)


4898152562石川直樹 写真集 Mt.Fuji
石川 直樹
リトル・モア 2008-12-22

by G-Tools

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