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2008.12.23

創造への道程

どちらかと言うと「どうしても見たい」というタイプの絵ではなかったのに、会期末になってどうしても見に行かずにいられなかった
「アンドリュー・ワイエス --創造への道程--」
Bunkamuraで2008年12月23日まで

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この「火打石」、たった一つの岩を描いただけなのにその歴史の重み、自然の孤独が見えてくるような気がするし、岩が向き合っている静けさ、厳しさが伝わってくる気がする。

「火打石」と言うタイトルがついているけれど、実際にはワイエスが岩の黒い色が火打石のようだと思ったことからそう呼んでいたということらしい。
岩の手前にはムール貝やかにやうにのからなどが転がっている。

人間からは孤高を保っているように見えても完全に離れることができないと言わんばかりだ。

具体的な何かを連想すると言うことはないけれど、これからいろいろなものに立ち向かっていかなければならない決意のようなものが感じられはしないだろうか。

そして、カニング・ロックスの厳しい表情・・・・
見ているだけでつらくなってくる・・・・
こちらを向いてないがゆえに厳しさが増しているような・・・

今回はどの絵を見ても喜びではなくて、さびしさと厳しさに満ちていたような気がする。

ワイエスの絵は必ずしもそうではなかったような気もするのだが・・・・どうなんだろう?

見終わった後、何よりも自然の中に入っていきたくなった。
人ごみの渋谷ではなく、木のたくさんある森の中で静かな時間を過ごしたくなった。

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コメント

ワイエス、Cosさんもご覧になったんですね。すごくうれしかったたくさんのエスキース。
わたしもゆったり時間を取ってみました。最高でした。
(・・・酸素だけ吸入したかったですよね)

投稿: 草 | 2008.12.25 10:24

ワイエスはすごく好きという印象は持っていなかったのですが、見に行ってよかったです。

彼に対する印象が一変しました。

写真の火打石や納屋から外を見たオルソン農場、ガニング・ロック・・・

習作と最終的なテンペラ画とそれぞれによかったです。

投稿: Cos | 2008.12.25 10:35

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