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2008.11.02

答えより解き方を

今年、初めてCosが教える中には答えの出し方を知りたいだけと言う生徒が例年よりもずっと多いような気がする。

どうしてそうなるのかには関心がなくて、どうやったら正解(答えじゃなく正解)が出せるのかにばかり関心が向いているように見えるのだ。

もしかしたらそうではないのかもしれないけれど・・・

(7)鶴亀算 答えより解き方 : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 東京都千代田区立お茶の水小学校の黒木公一教諭(52)は24日、6年2組の児童に、間違っていいことを強調してから、黒板に旧かなづかいの算数の文章題を張り出した。

 「鶴ト龜(かめ)ガ合ハセテ二十匹ヰ(い)ル。足ノ數(かず)ハ合計五十二本デアル。鶴ト龜トハソレゾレ何匹ヰルカ」

 1935年から10年近く使われた小学校算術の国定教科書で6年下巻の応用問題の一つ。俗に「鶴亀算」と呼ばれる。表紙の色から「緑表紙」と名の付いたこの教科書は、その斬新さから当時の教育界で大きな反響を呼んだ。

 その執筆者が後に教科書作りを担った出版社「啓林館」(本社・大阪)は、伝説の教科書を見直すことが「考える力」を育てるのに有効だと昨秋、そっくり復刻。その話を知った黒木教諭が、1組担任の栗原由紀子教諭とともに、子供たちに「考える算数」を経験させたいと特別授業に臨んだのだった。

今教えている生徒達だって、よく考えているのだ。
その考えている方向性がCosには不安ではあるけれど・・・・

本来数学の面白さはどうやったら正しく正解が出せるかじゃなくて、深く考える面白さ、問題を解くときにもたとえ回り道をしてもいいから答えを出す楽しさだと思っているのだがなかなかそういう楽しさが特に今年は伝えられずにいる。

 「みんなの頭の中が見えるようにするのが目的だから、ほかの子が間違っていても、かつての自分だと思うこと」「答えが出るのと、よくわかっていることは違う。間違っていても、ずっと考える子が伸びるんだ」と黒木教諭。

ずっと考える子が伸びるまでにはたくさんの時間が必要だし、ちょっと見ただけではその伸びはすぐには見えてこない。

逆に、「こんな教え方をしていていいのか?」と思うような教え方をしていても問題が解けさえすればそれはそれで十分なのだ。

何が本当の力なのか・・・難しい。

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コメント

こんにちは。深く考えることが苦手な自分には 痛い今回のエッセイ。でも
とても大事な話で、印象に残ります。いまだに数学は不思議でならない謎がいっぱいの洞窟なんです。。
Cos.さんの提起されていること、
理数科の子や 理系教諭の知人に実情を聞いてみたいと思います。

投稿: 青鹿 | 2008.11.03 17:40

考える楽しさはたぶん、答えを出すのよりもずっと身につけるのが難しいんじゃないかと思うけれど、数学にこだわらなくてもあちこちで身につけることが出来ますよね。

そんな授業もして見たいけれど・・・

投稿: Cos | 2008.11.03 19:59

はじめまして。
検索からたどりつきました。
わたしの息子(小3)は今、この記事にでている黒木先生が担任です。
もとの記事をみた日経の方が興味を持たれ、
明後日同じような授業をするようです。
3年生なので内容は少し変えるのかもしれません。
どのような授業になるのかとても興味深いです。

いきなり古い記事にコメントしてすみません。

投稿: hana | 2010.10.07 00:25

返事が遅くなってしまいました.
どんな授業だったのでしょうね.

お子さんがこういう先生のクラスに居るのは羨ましいです.
有名な方なので,学校以外の部分でも忙しいでしょうから,そのしわ寄せもあるのかもしれませんが,それを補って余りあるものがあるでしょうね.

投稿: Cos | 2010.10.10 01:11

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