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2008.11.05

拡張された感覚--韓国メディアアートの現在--

ICCで2008年11月3日まで。

日本人が2人参加しているし、内容も国にこだわったものがあまり感じられないので、「韓国」とつけているのがどうしてなのかよくわからないけれど、面白かった。

韓国や日本、ひいてはアジアのメディア・アートにおける独自の表現語法とは何か、日刊のテクノロジーを介したアプローチの差異とは何かと言ったことが中心的なテーマとなっています

なのだそうだけれど、Cosなどにはとても「差」は分からなかった。

面白かったのはMOON(これってひとりなのか?)の「ツーリスト・プロジェクト」.
ネットにつけられた数多くの白い羽からなる大きなスクリーンに世界各地の遺跡が映し出される。
その遺跡にふって沸いたように積み重なる人々の映像。
人が歩いて集まってくるのではなく、まるでモノのように人の集団の映像が集まってくる。
テトリスのように上からブロックになってふってきて積み重なったり、
ありの行列のようになって一列にやってきて遺跡を埋め尽くしたり・・・
遺跡が人でいっぱいになると風が吹いて白い羽が持ち上がり人々の映像を吹き飛ばしてスクリーンが元の真っ白にもどる。

そしてまた、人のいない遺跡の映像・・・・

ピラミッドだったり、ローマだったり・・・

でもそこにはわさわさと人が集まってきてしまうのだ。

このほかに巨大なルーペを通して映し出したところだけがピントが合うという渡辺水季の「視線のあいだ」。
よくよく映像を見ると、このルーペを通したところだけは、たとえばそのルーペを持っている人の姿も角度によっては映し出されて現在も映し出していることが分かる。

展示としてはつまらないのだけれど、やっている内容が面白かったのが毛利惣子の「対話変換機」。
2台のコンピュータのあいだで決まった音を解析しているうちに解析された文章が変わっていくと言うもの。
伝言ゲームのコンピュータ版かな?

このICCには今回のように有料の企画と無料のオープンスペースとがあるけれど、オープンスペースも企画に負けない・・・あるいはそれ以上に面白い。

常設となっているジャグラーや無響室はいつ行っても面白いし、多くは前回のときとは違った展示になっていてそれなりに楽しかった。
ここに行くとコンピュータで遊びたいと言う刺激を受けて帰ってくる。
Cosも何か作りたいな。

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コメント

私も好きです、ICC、飽きませんね!
完成手前(実験中)のような進行形の展示、学祭のように気さくな体験型ですね。
Cos.さんの文章もわかりやすくて、また行きたくなりました。
最近 ついに自己流習得の限界を感じ、Photoshop 7.0 & Illustrator 10 を 習い始めました。イラレは奥行ががペッタリしがちなので チラシ/ポスター向きでしょうね。Photoshopを読み込み→位相変換とかも 早くしてみたいのですが、
講師は典型的数学大好きIT-guy、説明懇切、多岐詳細に渡る丁寧さ…^^ゞ
Cos.さんの使われる Flashその他も 使えるようになりたいです。面白そうで我慢できません(笑)

投稿: 青鹿 | 2008.11.05 10:09

いいですねぇ・・・
Cosも習いたいものですが、それ以前にどっちも持ってないと・・・_| ̄|●

どっちも値段がいいのでそんなには使いこなせないと思うとつい躊躇して何年もたっています。

使いこなせるとまたひとつ世界が広がるのは分かっているのですが・・

投稿: Cos | 2008.11.08 06:07

ん?
Cos.さんがよくおっしゃている Flashとか 他のソフトのほうが お高いものだと思っていましたが…?
サイト冒頭の、宇宙の星(球形)の絵は 何をつかって描いておられるのでしょう? Cos.さんのほうが おそらくずっと熟練者です。

投稿: 青鹿 | 2008.11.09 12:52

FLASHはずいぶん前のバージョンで・・・それでも「エイヤッ」と買ったのですが・・・今だったらとても手が出ません。
あまりの値段にバージョンアップもせずにがんばっています∥^O^∥

トップの絵はPovRayと言うフリーソフトで作っています。
結構いろいろと遊べるのですが、コンパイルしなきゃならないのでそれはそれで面倒です∥>_<∥

投稿: Cos | 2008.11.10 07:12

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