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2008.08.24

小さな自然

2008年8月17日に終わってしまった「昆虫4億年の旅」を皮切りに3つの今森光彦の写真展を見てきた。

子どものころ、「シートン動物記」と「ファーブル昆虫記」を何度となく読んだCosとしては「昆虫」と聞いただけではずすわけには行かなくなる∥^O^∥

もちろん、子供向けの昆虫展はよほどのことがないと行かないけれど、「昆虫4億年」はそういう子供向けのものとはまったく違うし、このチラシを見たとたんに「これは絶対に行く、この人の写真は知っている」と思ったのだ。

もちろん、夏休みだから子どもに受けるような内容になっていて、世界の昆虫の擬態の写真もあって、それはそれで楽しかったし、自然の不思議、進化の巧みさが感じられた。

ただ、それは写真としてのよさというよりも「昆虫のもつよさ」という感じ・・・今森光彦かどうかはあんまり意識することもなかった。

「誰が取った写真?」と最初に感じたのは「オオフンコロガシ」の西洋梨型の糞玉!!
しかもファーブル昆虫記にあった挿絵と同じ卵の入った糞玉を二つに切って中の卵を写真にとっているではないか・・・
ファーブルがイラストにしたのと同じ写真を撮る・・・・
間違いなくこの写真を撮った人はファーブル昆虫記に熱中した一人に違いない。

たくさんの擬態の「すごい!」写真の中に並んだ派手なところの何もないフンコロガシの写真。
Art innのこのページにあります)
派手なところは何もないけれど、そこには子どものころからのあこがれが現実になった瞬間の写真なのだ。

きっとこの人は昆虫が好きというよりも昆虫がいとおしいのだろうなぁ・・・

そして身近な昆虫の写真のコーナーに移動したときには、どうしてこんな風に撮れるんだろうと思うほどに情感のこもった写真。

大事な大事な昆虫達、はっぱたち・・・そして自然。
小さな虫の世界が等身大の世界に見えてきて、彼らもまたCosたちと同じ生きとし生けるものの一員だというメッセージが伝わってきた。

鮮明に映し出されたありのおしりのとげ、耕運機のほんの一滴の油ののなかで死んでしまったトンボ。画面いっぱいのかまきりの三角形の顔・・・

どこにでもいる昆虫達のいる小さな自然が等身大の世界になって見る人の前に広がっている。

草むらはジャングルだし、昆虫達はその中では大切な主役の一人。
Cosはそんな会場の最後にあったくずの森の中のトンボとオンブバッタの写真が好きだ。

・・・それにしても、彼は昆虫のスケッチもうまいのだ・・・写真だけでもすごいと思うのにスケッチまでも・・・


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