まなざしの呪縛
そのまなざしが自分の内側のすべてを見透かして、その呪縛のとりこになってしまうとそこから逃れられない。
日本画だというのに、友達が持っているチケットに書かれた女性のまなざしを見たとたんにそんな感じすらした中村岳陵・・・
しかもやっている場所が横須賀・・・
Cosのうちからは決して近くはない場所だ。この前電車で行ったら3時間近くかかってしまったくらいだからそうそう簡単にはいけない。
それでもどうしてもこの目に出遭いたくて・・・その目に見つめられたくて行ってきてしまった。
中村岳陵展
横須賀美術館
2008年4月1日(火)~5月11日(日)
本当にどの絵もとてもいい目をしていた。人間のみならず動物の目までもが、Cosをとりこにして離さない。
チケットにあった貴妃賜浴も白狗も人の心の内側までも見通すかのような、小さな少女までもが同じ目をしている。
この目の鋭さは風景や静物を描いているときにも表れている。
赤く染まる空に黒く映る冬の木を描いた残照・・・先日見た東山魁夷の残照も雄大さがあっていいけれど、絵としてはこっちのほうがCosの好みかも。
爽秋、砂浜・・・たくさんの絵がCosの琴線に触れる。
そこにこちらを見通すような目は描かれていないけれど、凛とした空気が伝わってくる。
(が、こうやって考えてみると人の絵よりもやはり風景画などのほうがすきなんだなぁCos)
Cosを呪縛する目を思いながら・・・
一幅の絵のような横須賀美術館で心を奪われたひと時。
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