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2008.04.04

通路と解きほぐすとき

東京都現代美術館で2008年4月13日まで

先にいった人に聞くと必ずしも評価が高くない「川俣正 通路」

いわゆる美術展ではなく、大勢の人たちによって作られた紅あで仕切られた通路のあちこちに「ラボ」があって、そこでは場合によると今でも進行型のイベントが進められている。
と言う感じの展示だろうか。

おそらくざっと通ってみているだけではそんなに面白くないものなのだろうと思う。

展示の内容も含めて大掛かりな文化祭風という印象を受けた。
内容もどんどん進化しているから、最初のうちに見た人と今見ている人とでは見ているものが違っていることにもなる。

Cosはこのベニヤで仕切った通路がまるで現代の路地のモデルになっているような印象を受けた。

かつてCosが住んでいた四谷には細い路地があちこちにあり、行き止まりのように見えているところの人の家の軒先からまるで、そこのうちの庭にしかつながってないように見える横の通路に入るとそれは実は向こう側の道に抜ける路地だったり、よそのうちの玄関先をひょいと曲がると庭先をかすめて階段の上に出るとか、一見と俺なさそうに見える路地があちこちにあった。

この通路もベニヤで作ってあるけれど、ちょっと似た感じ。
通路を抜けるとそこにはラボがあって人が何かをしていたり展示してあったり、写真があったり。

中庭にはテーブルとベンチがあって、そのベンチではスタッフが寝ていたり・・・

ラボでの展示はアートと言うよりも社会科見学みたいな感じがしてそれなりに面白かった。

それと対照的な『アート』が「解きほぐすとき」
会場である3Fまで登って真っ先に目に飛び込んでくるのが彦坂敏昭
東京都現代美術館:MOT [MOTアニュアル2008 解きほぐすとき].

写真を凹版によって独自の技法で紙に定着させ、そこにあらわれた線をなぞっていく。一度解体された輪郭の一つひとつと対話を繰り返し、選び取っていくことで、独自の世界を生む。

これを赤インクでやったのが燃える家。 ある意味自然に出てくる線が面白い。

そして巨大化してプリントアウトしている高橋万里子の写真。
圧倒的な存在感と違和感が面白かった。

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