手の届かないもの
卒業して行く人たちは大きさに差はあっても希望を持って新しい世界に出て行く。
見ていると「若さっていいなぁ」と思うことも多い。
高校に入る時だって希望を持って入ってきているのに、いつの間にかその希望がどんどん小さくなってしまっていたりもする。
希望を壊しているのは本人だったり学校だったりするわけだけど、出来ることなら学校が希望を育てていけるようは場所になれば市場いいんだけどなぁ・・・
それでも卒業するときにはまた新しい希望を持って乗り出していくのだから、うらやましい限りだ。
Cosの時にはそんな風に希望に燃えて、と言うよりは背水の陣だったような記憶がある。
「数学を勉強しよう、どうせだめになるのなら数学を思いっきりやってだめになったっていいじゃないか」とでもいう感じだろうか。
その時点で自分で自分の進む道を思いっきり狭くしていたわけだし、実際問題として数学は・・・新しい数学を作ることは・・・Cosには手の届かないものだということを思い知らされてしまえば、後には今のCosが残るだけ。
数学のほうからもうちょっと手を差し伸べてくれれば、また違った人生だっただろうになぁ・・・
とうとう、数学から手の届くところにいくことがCosには出来なかった。
今になってみると、Cosに手の届かないもの、手の届くところまで降りてきてくれないものは数学に限らないけれど・・・・
希望を持って楽しそうに話してくれる人たちを見るとふとそんなことを思い出してしまった。
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