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2008.01.03

回転回

東京都写真美術館で2008年2月20日までの「スティル|アライブ」

もっとゆっくり見に行ってもよかったんだけど、1月2日は写美が無料と言うので、さっさと見てきてしまったのがこれ。

Img_6721

ありがたいことに混んでいなかったのでじっくりと楽しんでくることが出来た。

最初に見たのは正面と横の壁面いっぱいに流れる伊瀬聖子の 「Swimming in Qualia(スイミング・イン・クオリア)」 
「映画ではない映像作品」と言う感じで時の流れと静けさを表しているような気がしてそれなりに面白かったけれど、見ているこっち側はどうしてもストーリーを求めてしまうような気がする。

絵や写真を見ているときには必ずしもストーリーを求めないどころか、作品の中に意味をみようとしないことも少なくないのに、見るために時間を要求されると、そこに時間の流れを見ることをこっちが求めてしまうのかもしれない。

作品自体は面白かったけれど・・・・


そして今回見たかった屋代敏博。

目黒美術館で見たときには写真なのにどうも写真ぽく見えなくて、不思議な感じがしていたので、他の作品も見て比べてみたいと思っていたのだ。

屋代敏博の展示の写真は内容は別としてごく普通の写真らしい写真。
つまり目黒美術館での銭湯シリーズはそういう効果を狙った作品だったと言うことになる。

それがわかってその点ではすごくすっきりしたのだが、今回のテーマである回転回もすごく不思議な写真たち。
シャッター速度を10秒とか30秒とか長い時間にしてその間に人が回転すると出来てきた写真は「人」ではなくて「風景の一部」になる。

いろいろな学校や人の集まる場所で「回転回ライブ」をやってきた記録ともいえる写真が並んでいる。
会場には小学校6年生の感想文もあって、なかなか面白かった。

実はCosは彼のこの作品群を見るのは初めてではない。
2005年の横浜トリエンナーレで見てきた。
そのときにはこんなにたくさんの人ではなく彼だけが回転してる映像と写真・・・だったような気がする。
ビデオカメラを覗くとそこにある風景が映し出されているのだが、その中には実際にはいない回転体が写っているのではなかったかと思う。

回転が見えるわけではなく、ぼぉっとかすんだように見えるから、すごく不思議な感じがしたのを覚えている。
多分それが彼の作品だったのではないかなぁ・・・

そこから実際にないものを見るのではなく、人が模様の一部になると言う方向で進んできたんだろうなぁ・・・

彼のサイト回転回を見るとそれがよくわかる。
「回転回ライブ」はたくさんの人が回っているけれれど「回転回」では一人ないし二人が景色の一部になっている。

表現としては限界がありそうだけど、おもしろい。


リアルな世界のリアルなものを捉えているのに、出来てくるものはアンリアル・・・
ファンタジーの逆に位置するのかも。


残り二人の作品はCosにはよくわからなかった。
もしかしたら、屋代の作品を見て満足しちゃったのかも。

同時に行われていた「土田ヒロミのニッポン」はこちら

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