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2007.12.07

無駄な時間

一人の命を救うのに、かかった2時間・・・・

目の前の患者が放置しておけば死に至らしめることがあるかもしれないとわかっていても受け入れ先が見つからずに探し回った消防隊員。

どの病院だって目の前にこういう患者がいれば「診察できない」とはいわないと思うのだが、目の前にいない、こちらが断ったからといって積極的に拒否するわけではないとなるとまた話は別。

16病院が受け入れ拒否 66歳男性死亡 兵庫・姫路 .

 病院側が断った理由は、「専門の当直医がいない」が5カ所、「ベッドが満床」が4カ所、「処置中」が4カ所、「処置困難」が3カ所だった。国立病院機構姫路医療センターは「症状が重篤と判断したため、内科の救急対応ができる病院へ搬送してほしい、と要請した」としている。

 姫路赤十字病院は脳外科医が当直で、「専門医がいる病院を」と回答。姫路聖マリア病院は夜間救急搬送先の輪番制で「内科・外科」の当番に当たっていたが、午前0時ごろから相次いで別の救急患者が搬送されるなど、医師7人全員が手術や救命措置にかかりきりになり、受け入れを断ったという。

 市消防局の浅見正・消防課長補佐は「救急隊員はみんな助けたいと思っていたので悔しい。全国的に医師不足が問題となる中、専門の当直医が減って受け入れを断られるケースが増えている。今回の事案を精査し、同様の事態を繰り返さないよう病院と協力する態勢を作りたい」と話した。

実のところ病院側だって好きで断っているわけではない・・と信じたい。
本当にベッドがないのだろうし、担当がいないのだろう。
医療費のとりっぱぐれを警戒してなんていうことはないに違いない。

以前問題になった妊婦の場合には臨月まで医者の定期健診を受けていなかった女性。そう聞いたら経理担当者としては避けたい患者かもしれないけれど、今回はそんなことはないだろう。

救えたかもしれない命を無駄に捨ててしまうことになったのはとても残念だし、受け入れ先を探して2時間かかった消防隊員の無念さも想像がつく気がする。

でも、どうしてこんな風になってしまったんだろう?
かつてはそういうニュースを聞かなかったのは受け入れを拒否されることがほとんどなかったからなのか、ニュースにならなかっただけなのかどっちだろう?

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コメント

救急医療の現実を扱った動画があります。

NEWS ZERO「救急崩壊」1日目
患者を断らざるを得ない「受け入れ不能」の実態。
http://www.youtube.com/watch?v=Bua7R0bQioo

NEWS ZERO「救急崩壊」2日目
経営不振で「2次救急」が次々と撤退、「2次救急」レベルの患者が「3次救急」へ…。
http://www.youtube.com/watch?v=sQ7ufv7bfzM

NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(1/2)
夜間救急に多数の患者が押し寄せパンク状態、その多くが、救急医療が不要な「軽症患者」。
http://www.youtube.com/watch?v=akEbC5khXKE

NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(2/2)
「私たちの病院を守ろう」と立ち上がった市民。
http://www.youtube.com/watch?v=8VQlgK3UgQQ

上の動画を元に記事を立てました。
よろしかったら読んでみて下さい。
http://punigo.jugem.jp/?eid=453

投稿: 都筑てんが | 2008.03.22 05:34

ありがとうございます。

病院側にとっても受け入れることが出来ない状況がどんどん作られていっているという感じですよね。

根本的に解決しないとどうにもならないのだろうし・・・

投稿: Cos | 2008.03.23 00:14

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