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2007.11.04

ライチョウを守りたい

南アルプスでライチョウの姿が減っているのだという。子どものころから(写真で)親しんできたライチョウの姿がいずれ観察されなくなる日が来るのかもしれない。

(どっちにしても直接自然の中で見るチャンスはCosにはなさそうな気もするけれど・・・)

asahi.com: 北岳のライチョウ、姿消す 天敵増え、ヒナ育たず - サイエンス.

 山梨県の南アルプス・北岳(3193メートル)の山頂周辺で、国の特別天然記念物・ライチョウが姿を消した。信州大の中村浩志教授(鳥類生態学)が10月に実施した現地調査で初めて一羽も確認できなかった。30年以上観察してきた「北岳肩の小屋」の森本茂さん(60)も「夏前に2、3組いたつがいも、まったく見られなくなった。このままでは絶滅だと思う」と懸念している。

(中略)

 激減の理由は、直接的には天敵のキツネやテン、猛禽(もうきん)類にヒナが食べられたことが考えられるという。一昨年には、キツネの糞(ふん)にライチョウの羽根が入っているのが2カ所で確認されている。また近年は、サルとシカが高山帯にまで上がり、ライチョウのエサである高山植物を食べ尽くす地域が広がっている。


  キツネなどは登山者や山小屋の残飯を求めて高山に上がり、サルやシカは管理されなくなった里山で数を増やし、駆除の銃に追われて上がったと中村教授は考えている。「天敵による捕食が増え、ヒナが育たなくなった。キツネは本来、標高3000メートルまで上がってくる動物ではない。残されたライチョウを守るため、天敵の駆除も考えるべきだ」と話している。

こうなってくると理由が理由だけに人間が何とかするのはかなり難しいのかもしれない。
人間が里で生態系に与えている影響を何とかしないと、サルやシカやキツネが山を登らなくなるのは難しいように思える。

安易に天敵を駆除することがまた、他の形で生態系を破壊することにつながりかねない。

あちらこちらで「里山の再生」が言われているけれど、これだって「再生」と声高に言われている間は実は里山がたとえ存在していたとしても里山として機能していないということだし、当たり前のこととしてそこここに里山があるような環境にならない限りは効果は望めない。

春には高山植物が有害獣駆除の影響などで山に登ってきたニホンジカによって壊滅的な被害を受けたし、どうやってバランスをとっていくのかはおそらくとても難しいのではないだろうか・・・

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