幻想美術館
ファンタジー好きのCosとしては絶対に避けて通れないのがこれ。
横須賀美術館で行われている
「澁澤龍彦 幻想美術館」展
2007年10月6日(土)~11月11日(日)
若いころに熱心に読んでいた時期もあったし、中世ヨーロッパ(ドイツかな?)のおどろおどろした民話やその挿絵にも関心があったから、交通の便の悪さを乗り越えていってきた∥^O^∥
初めて行った横須賀美術館は底抜けに明るく白を貴重とした「海と丸窓」という感じの建物(なんだそりゃ?)。
この雰囲気はどこかにすごくよく似ている感じがするけれど、それがどこなのかはよくわからないのだが・・・
おそらく、海、船、空をイメージしたのではないかと思うのだが・・・どうなんだろう?
この底抜けの明るさに対してCosが澁澤龍彦に持っているイメージはもっと暗くうごめく感じ。
好きな作家であることに違いはないけれど、本を見かけたら買ってしまうほど好きだったことはない。
今回の企画にしてもどうして「絶対に見に行こう」思ったのか自分でもよくわからなかった。
澁澤龍彦が好んだ古今東西の幻想美術家約80人の250点に及ぶ作品とともに
という言葉の通り、いろいろな作品が並んでいる。
マン・レイ、ダリ、加納光於、中世ヨーロッパのちょっと奇怪な版画たち、ルドン、アンソール、エルンスト、ピカソ、クレー、マグリット、フィニ、四谷シモン、加山又造・・・・・e.t.c
これ以外にも絵をもう一度見れば、「これ!」というものもたくさんあるのだが・・・
何のことはない、Cosの好きな作家たちが一堂に会しているのだ\∥^O^∥/
彼に対しては文章ではなく、おそらくはその美に対する感覚に惹かれ続けているのだろう。
子どものころからファンタジーがこんな風につながってくるとは思いもしなかった。
そして中世ヨーロッパのちょっと怖い民話・・・そのイメージを膨らませる当時の版画がこんな風につながってくるとは思わなかった。
何枚かの版画は知っているような気がしたのだが、町田の国際版画美術館のものが多かったのにはびっくり。
いつもは企画展のついでに見ていた常設展にいくつかは展示してあったんだろうなぁ・・・
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