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2007.10.09

美術館とバリアフリー

先日、怪我をして松葉杖をついている友達と一緒に国立新美術館のフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を見てきた。

今回は友達が車椅子で見学ということになったのだが、バリアフリーになっているようでいてどうもその扱いはギクシャクしているなぁと感じた。

この国立新美術館は敷地の入り口から建物のインフォメーションまでの距離がかなりある。なれない松葉杖で歩くのは大変なのだが、車椅子を先に借りて敷地の入り口までもっていくことはできない。
本人がえっちらおっちら歩いていって受付をしないといけないのである。

中に入るとさすがに人が多い。
「こんなところに車椅子で来ると周りの人は邪魔だろうなぁ」と思う一方で(友人もそうだけど)仕事をしていたりすれば混んでいるとき以外くることはできないのだから、車椅子がいることが当たり前にならないといけない。

他の友達たちはそういう人たちも見ることがあるけれど、Cosの場合には逆に「体育の授業が受けられること」という一項があるから障害を持った人と日常接することはまずない。
一時的に松葉杖だったり手が使えなかったりという生徒はいても日常的に不自由を抱えている生徒はいないのだ。
しかも職場はまったくバリアフリーとは程遠い。
(エレベーターはあっても使えないところがあまりに多い)

なんていうことを考えながら場内を歩いたのだが、さすがにいろいろな人が来る美術館だけのことはあって、「牛乳を注ぐ女」のところでは場所としてはちょっと横にはなってしまうが他の人が入れないところに車椅子(専用というわけではないと思うけど)から見られるようになっている。

まあ、Cosと友達はそこからじっくりと絵を見たのだが・・・・・
その距離はいかんともしがたい。横から見ているからといって距離がもっとずっと遠いということはないのだし、正面から見てもその大きさが小さいからよくは見えない。
パンの表面の様子がどうなっているのかよくわからないし、ミルクの液感もかろうじて伝わってくる程度。
う~ん、残念。

オランダの風俗画はなかなか面白かった。
働く女性たちの姿がこんなにたくさんあったのは多分はじめて。
もっと人が少なければじっくりと一枚ずつ見ると面白いだろうにな。

というわけで混んだ美術展を車椅子で回ってしまった。

幸いなことに車椅子を返すときには本人でなくてもいいということだったので、入り口のタクシー乗り場まで車椅子で乗りつけることができた。
入るときもそうできればよかったのに・・・・
せっかくのバリアフリーなんだから・・・

人にぶつけないように車椅子を動かすのは思っていた以上に難しかった。
病院で(幼い子どもの)「暴走車椅子」を押しとどめていたのとはずいぶん勝手が違っていたなぁ∥^O^∥

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