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2007.09.08

我れハ天年

もともと日本画は得意ではないし、友達の勧めがなければきっと行かなかったと思うのだが、美術に対する好みが似ている友達までもが薦めているので、出光美術館へ「仙崖 禅画に遊ぶ」(2007年10月28日まで)を見に行ってきた。

仙崖といえば□△○というおでんみたいな絵しか知らなかったCosだけれど、思いのほかに面白くてすっかり楽しんでしまった。

しっかりと技術を身につけてから、その技術を捨てて描いた絵の面白さは漫画とも抽象がとも共通するものがある。
単純な線でデフォルメされた表情の中からはすっぽりと包み込むような笑顔が隠れている。
悟りを開いた上で、そこにおごることなく「さぁおいで」といわれているような感じだろうか。

有名な「指月布袋賛画」の子どもは本当に無邪気に布袋様の月を指し示す指を見つめている。その布袋様の笑顔は無邪気というよりは何もかもを悟った上での無の境地の笑顔なのかもしれない。

どことなくにこやかな鶴の絵には
「鶴ハ千年
亀ハ萬年
我ハ天年」・・・・

まったくもってもう、Cosたちが楽しんでいる言葉遊びと大差ないような感じ。
言葉を楽しんでいた人なんだなぁ・・・

そして、静かな美術館で思わず大笑いしそうになったのが、

「一喝三日」・・・それぐらいの勢いで叱り飛ばせたら教師冥利に尽きるかも
∥xx;∥☆\(--メ)

ただひとつ、とても残念だったのは読み方を書いたものはあったのだが、Cosには仙崖の書いた文字がろくすっぽ読めなかったこと。
日本の古いものを見るたびに、こうした文字が読めないのがすごく残念だ。
昔ながらの「あきめくら」状態。
(あぁ・・・あきめくらって差別用語だろうなぁ・・・でも目には見えているのに理解できない悲しさがこういうときに理解できたりするのだ)

もし、余裕があったら会期中にもう一度見てきたいな。

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