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2007.08.30

安心できる環境を・・・

産科や小児科の病院が減っていること、救急でなかなか受け入れてもらえないことを何度か書いてきたけれど、

asahi.com:11病院拒否 搬送3時間 奈良の女性流産 - 社会.

 お産の医療現場で悲劇は繰り返された。29日朝、陣痛を訴える奈良県橿原市の妊婦(38)が相次いで病院に受け入れを拒まれ、途中で交通事故にも遭った末に流産した。同県内では昨夏にも受け入れを拒まれた妊婦が死亡したばかり。行政が産科医療の受け入れシステムを主導していたが、機能しなかった。関係者は「一刻も早く解消を」と訴えた。

本当に病院が満床で受け入れられなかったのかと言うとそうではなかった。

もちろん病院を非難すれば済むことではないし、今の医療のシステムがそうなっていると言うことであって、病院の努力で解決する問題でもない。

医師、特に小児科医や産婦人科医の過労や夜勤の多さについても問題にされているくらいだから、どんな状態でも受け入れて行けるような余裕のある病院なんてほとんどないに違いない。

■拒否2病院、空きベッド

 消防は県のインターネットシステムも使って受け入れ産科を調べたが、県内の医療機関はいずれも「不可」だった。

 このうち、大阪府和泉市の府立母子保健総合医療センターは高度医療を行う「総合周産期母子医療センター」で、一般救急は原則として受け入れていない。このため、深夜に電話交換を受託している業者の職員が「紹介型病院なので、一般救急は受けていない」と答えた。

 しかし、当時、同センターには空き病床があった。牧野幸雄・事務局次長は「救急搬送を受け入れるかどうかは最終的には当直医の判断。消防側からどうしても、と強く言われて電話をつなげば、受け入れられた可能性もある」と話した。

 奈良県には、救急が一般の救急患者の受け入れ先を探すシステムと、医療機関がハイリスクの妊婦を別の医療機関に搬送する「周産期医療システム」がある。「周産期医療」では、県立医大などが窓口となって受け入れ先を探すため、比較的受け入れ先が見つかりやすい。だが今回は、医師からではなく、救急からの通報だったため、「ハイリスク」患者と認識されず、消防が単独で受け入れ先を探すことになった。

 一方、最初に受け入れを求められた奈良県立医大病院の産婦人科にも、空きベッドがあった。別の妊婦の診察中だった当直医が「後にしてほしい」と答えたのを、事務担当者が受け入れ拒否と受け止め、救急隊に回答したという。

拒否をした11病院のうち、実は空きベットがあった病院が2箇所あった。

病院のシステムに非があるのかもしれないけれど、救急を受け入れるかどうかを決めているのは事務職員なのだ。

個別の対応ができる立場ではなく、フォーマットがあればそのフォーマットにしたがって答えるしかない。
おそらく今回の責任を追及されるのだろうと思うと一方的に非難できる状況ではないような気がする。

そして、11病院のうち9病院は受け入れることが本当にできなかったのかもしれない。
「救急」病院になっているはずなのに・・・

そういう余裕のなさが続く限り、子どもを生むことがリスクにつながるような状況は続くのだろうな。

それでなくても、子どもを生むことが社会での生活にいろいろな不便をももたらす。子どもがいないときと同じように行動はできなくなる。

子どもを生むことが不便とリスクを招くのなら、生まない選択も必然かもしれない。

それでも子どもを生む人たちがたくさんいるのはそうした不便とリスクを補って余りあるものが子どもの存在にあると考えたり感じたりしていると言うこともあるのだろう。

子どもを生むことがマイナス要因になる社会なのか・・・・

せめて物理的な安全は確保して欲しい。

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コメント

@niftyトップページ「旬の話題ブログ」コーナーにて、
本ページの記事を紹介させて頂きました。
紹介記事については、「旬の話題ブログ」バックナンバーで
半年間、ご覧いただけます。
今後も旬な話題の記事を楽しみにしておりますので、
引き続き@niftyをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
ありがとうございました。

        @nifty「旬の話題ブログ」スタッフ

投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007.09.03 11:49

ありがとうございます。
おかげさまで大勢の方が見てくださったようで感謝しています。

その時々に思ったこと、感じたことを中心にあっちにこっちに手を伸ばしていますが、これからもどうぞよろしくお願いします
m∥_ _∥m

投稿: Cos | 2007.09.03 19:05

コメントありがとうございました。
これからも応援しています!

    @nifty「旬の話題ブログ」スタッフ

投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007.10.11 18:01

ありがとうございますm∥_ _∥m

投稿: Cos | 2007.10.11 21:27

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