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2007.08.28

海 わた 綿・・・?

昨日ふと気になったのが「わだつみ」と言う言葉。
子どものころから、「きけわだつみのこえ」という本があるのは知っていたし、全部は読んでいないけれど先の戦争中に死んでいった若い人たちの残していった言葉としていくつかは読んだこともある。

が、ここに出てくる「わだつみ」と言う言葉はいったいなんだろうと気になって一緒にいた人に尋ねてみると辞書を引いてくれて、
「海神、綿津見 うみのかみさま」と言うことが分かったのだが、それ以上のことは(辞書を引かないと分からなかったくらいだから、辞書に出ていないことは当然分からないのだから)分からなかった。

で、家に帰ってから(当然)Wikipediaを調べたら

ワタツミ - Wikipedia.

「ワタ」は海の古語、「ツ」は「の」、「ミ」は神霊の意であるので、「ワタツミ」は「海の神霊」という意味になる。また、海の別名としても用いられる。

イザナギが黄泉から帰って禊をした時に、ソコツワタツミ(底津綿津見神)、ナカツワタツミ(中津綿津見神)、ウワツワタツミ(上津綿津見神)の三神が生まれ、この三神を総称して綿津見神と呼んでいる。元々は一柱の神であったのを上中下の三神に分けたものと考えられている。綿津見神の子のウツシヒカナサク(宇都志日金析命)が阿曇連の祖神であると記している。

なのだそうだ。

海といっても底の海、中の海、上の海と分けることができるのだから大海原全体を指す言葉ではなく、何か特別な意味のある海なんじゃないかという気がするけれど、「わた」と言う言葉がどこから出てきたのか、他(万葉集にはあるのだが同じ意味かどうかは分からない)ではどんなところに使われているのかは分からない。

万葉集にあるのは柿本人麻呂の

楽浪の 志賀の大わだ 淀むとも 昔の人に またも逢はめやも(『万葉集』巻一-三一)

この「志賀の大わだ」は
志賀海神社 - Wikipedia.

志賀海神社(しかうみじんじゃ)は、福岡県福岡市東区志賀島の南側に位置する神社。龍の都とも呼ばれ、表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)・仲津綿津見神(なかつわたつみのかみ)・底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)の三柱を祀る。全国の綿津見神社の総本宮である。代々阿曇氏が祭祀を司る。

と関係がありそうだし、おなじ「海神神社」として出てくる兵庫の海神社 - Wikipediaの項には

海神三座[1](伊弉諾命の子) 上津綿津見神(うわつわたつみのかみ):海上=航海の神 中津綿津見神(なかつわたつみのかみ):海中=魚(漁業)の神 底津綿津見神(そこつわたつみのかみ):海底=海藻、塩の神

と言う解説もあった。

大伴家持の


わが行きは 久にはあらじ 夢のわだ 瀬にはならずて 淵にしあらなも

も関係があるのかもしれない。

今はおそらく使われていない「わた わだ」・・・・どんな海なんだろう?どうしてそういわれるんだろう?


なんていうことを疑問に思ったりするのはしばらく前に読んだ

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の影響だろうなぁ・・・

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