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2007.06.15

Strictな自然

会場に入って最初の一枚の写真の前で釘付けになった。
山の中からあふれ出る光・・・「日の出」

まだ暗い夜明け前、高い山の向こうではもう太陽が顔を出しているのだ。山の向こうの地平に顔を出した太陽はその光を山の頂上に向けて放っている・・・・

大地への想い 水越武写真展
東京都写真美術館 7月1日まで


グレゴリーコルベックのAshes and SnowがSweeなラブストーリーだとしたら、これは向かい合う人にまっすぐ対峙することを要求するStrictな自然。

なんとなく自然保護に力を入れていて木の表情などを描く写真家と思っていたのだが、今回は人を寄せ付けない荒涼とした山の過酷さがとてもよかった。

ちょうどビックメルトの記事を読んだところだったので余計そう思ったのかもしれないけれど、冬の写真、雪の写真、氷河の写真がよかった。

第一部奇跡の星地球への旅ではざくざくと切り立った氷河はまるでどこか他の星の世界を見ているかのようだったし、
水越武のテーマでは

多様性こそが地球を美しく彩り、美しく調和させ、地球の無限のリズムを守る。

という言葉そのままだった。


とりわけ第3部天空のかおりのなかの「厳冬の穂高」が余りによくて、この写真欲しさにカタログを買おうと思ったほど。
が、カタログを見ると実物とは印象があまり違っていたのでかわずに帰ってきたのだが・・・

写真のことはよく知らないのだが、写真でも絵と同じように実物とカタログとではずいぶん印象が違っているのをはじめて知ったような気がする。
ま、そのおかげでカタログ代がかからずに住んだのだが・・・

自然が好きなら、しっかりと向き合うことに耐えられるならお勧めの写真展。

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