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2007.04.04

西のみやこ、東のみやこ

国立歴史民俗博物館で2007年5月6日までやっている「西のみやこ、東のみやこ」を見てきた。
もちろんこれだけじゃなくて、前回来た時に見た常設展もざっと見てきたのだが・・・やっぱり時間が足りない。
一度に全部見ようとするのが間違いなんだろうけれど、やっぱりくやしい。

まあ、最後に回していたら、もっと時間が足りなくてもっと悔しい思いをしたに違いないので、最初に見て正解だったとは思うのだが、あんなに時間がかかるとは思わなかった∥^O^∥

まあ、上野の国立博物館だって科学博物館だって何度となく行っているけれど、企画展のついでに常設展を見るときには全部どころかごくごく一部しか見ないのだから「博物館」と言うのがそういうところなのかもしれない。

と言うわけで何はともあれ一番最初に今日じっくりと見てきたのは「西のみやこ、東のみやこ」。
中世,近世の描かれた都市を見てきた。

入って最初にあるのは京図(と言うのかな?) 誰が住んでいるか分かる今の地図ともちょっと違うけれど、位置関係と名前だけが記されているもの。今のどんなビルがあるのか、どんな住宅があるのかが分かる1/10000の地図のような感じのもの。

この時代には建物の絵などはなかったらしい。

この後、、室町時代の洛中洛外図屏風はおもしろかった。
ちょうど気分としては今で言うと、1/10000から航空地図のグーグルマップと言うところかもしれない。

いまなら国立歴史民俗博物館をこんな風に表すのと同じかな。

Img_3336
(この図はパズルになっているもの。白い部分に合うピースを探して貼り付ける。何しろここだけは撮影禁止ではなかったので・・・)

この屏風かどうかは分からないけれど、こんな感じの屏風は何度も見たことがあるし、細かいところまで見るのはちょっと面倒だし・・・なんて思ったけれど、手前に「図のどこに実際のどのお寺が書かれている」なんていうのが表示されていたのを頼りにあっちの寺、こっちの寺、加茂川にかかった橋なんかを探してみたり、描かれている人が何をしているかを見たりしていた。

で、この屏風は2枚で1組(一枚が6個のパネルでできている・・・パネルとは言わないと思うけど)でこの2枚で京の春夏秋冬を現しているだけではなく、一枚は右が南、一枚は左が南になっている。

この南の位置の違いから2枚の屏風は向き合わせておくものではないかと、複製を向かい合わせにおいてその真ん中に京都の地図を置くことで実際の景色と屏風とを重ね合わせて見られるようにしてあった。

これが京の町並みをちょっとしか知らないCosにはとてもおもしろかった。

他に見ている人がいなければ地図の上に載って実際に方位を確認しながら地図と屏風を見比べられたのだが、なかなか完全に人がいなくなることはなかった。
う~ん、残念。

地図はたぶん上が北なんだろうから、屏風もその向きにあわせておいてあるんだと思うけど・・・どうかな?
この屏風は一枚の屏風に春と夏、もう一枚の屏風に秋と冬が描かれているんだけれど、これが東西南北に一致しているのだそうだ。

しばし、地図と屏風を見ながら
「どっちが東で、どっちが春」なんて考えながらあっちを見たり、こっちを見たり∥^O^∥
ちょっとでも人がいなくなると地図の上に乗って、確認すると屏風のところに行ってそれが本当にそうなっているかどうか見てみたり・・・

さすが歴博、体を使っての見学だった。

この洛中洛外図屏風には大画面のタッチパネルを使った展示があって、画面を拡大したり移動したりしながらそこに現れる解説を読むことができる。

これがなかなかの優れもの。一回の拡大で何倍になるのかは確認してこなかったけれど、7回まで拡大できて、画像をきちんと見ることができるのだ。
一回ごとに2倍なら128倍まで見ることができることになる。

もともと屏風にかかれた絵は屏風までの距離があって、細かい部分まではきちんと確認することができない。
中には双眼鏡(単眼鏡)を持ってきてみている人もいるほどだ。l
だけどこんな風にタッチパネルで試すことができれば何が描かれて亥lるのか読み取れなかった部分も見ることができる。
(そりゃ実物で確認するのが一番だろうけど・・・)

web上にも同じようなもの(洛中洛外図屏風読み解きパネル)があるのだが、これは残念ながら拡大するとあっという間にぼやけてきて、人物が何をしているのかは読み取ることができない。

会場でもっとじっくり見てくるんだった。
このほかにも京の町を描いた屏風で江戸時代のものが2点あったけれど、やはり新しいものになると画面がきれいになって、金のレリーフ上になっているところなどもきれいなまま残っている。

ただし、絵としては最初のものほどはおもしろくない。古いもののほうがおもしろいのかもしれない。

2番目のコーナーの江戸もさすがに京都より新しいからきれいなものが多かった。

Img_3336_1
(この写真はクイズのところにあったもので、ここは撮影可)

が、ここでおもしろかったのは八戸藩士の遠山親子の日記。日本版サミュエル・ピープスと言うところだろうか。

せっかくの江戸詰めもなかなか外出もままならずお風呂にもいけなかったことがよく分かる。

そして、「うわ~」と思ったのが、「元禄二年堺の大絵図」

全体はとても展示できるような大きさではないのだが、その一部だけ展示してある。
よく見るともう紙はぼろぼろで、裏にもう一枚の紙を当てて崩れ落ちないようにしている。
以前「補強する紙もわざとX線などをかけて弱くする」といっていたのと同じように弱くしてある紙かもしれない。
補強の紙がなければ立てて展示しただけでもぼろぼろになって、見ることもできなくなりそうな有様。
こんなのが何枚も合って大きな地図を作っている
そんな馬鹿でかいものをどこで何のために使ったんだろう?

そして最後はお遊びコーナー・・・
しっかり遊んできました。
Cosがやったのは江戸図屏風の中でいろいろな人々の様子を見て何をしているのか見つけるゲーム。
なかなかおもしろかった。

こんなことをやっているからすっかり時間が遅くなってしまったのだが・・・・

400420206Xピープス氏の秘められた日記―17世紀イギリス紳士の生活
臼田 昭
岩波書店 1982-01

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