普段、Cosは土日にはあまり美術館に行かない。
が、これだけは別!!
日曜の午後、それも始まったばかりだし、一つ一つの展示作品はかなり小さいから、間違いなく人の頭越しにみることになるのが分かっていてもじっくりと日曜の午後を過ごしてきた。
なにしろムットーニさん本人が公演をするのは金曜日と日曜日・・・それと土曜日の夜だけなのだ。しかも土曜の夜は往復はがきで応募する形だから、「ふらっ」と行くわけには行かない。
今回は「世田谷文学館」での展示だからということもあるのだろうけれど、小さな「からくり書物」がほとんどだった。前にパルコで見たときのような派手な展示がほとんどなかったけれど、その分外側だけでなく、内容に深く踏み込めるような気がした。
以前、PARCOで見たときには「すごい!」(まあ、派手だったからかもしれないけど)と思うのが精一杯で、そこで表現されているものにはあまり関心が向かなかったけれど、今回は文学作品や詩、歌がテーマになっていてそのテーマをどう解釈しているのかも考えながらみることができた。
萩原朔太郎の「猫町」からテーマを取った「猫町」・・・本を読んでいるといつの間にか猫町へ・・・
この本のイメージとはかなり違っていてムットーニのからくり書物のトップの画像がこれ。
主人公は再びほんの世界へと帰っていくのだが・・・・足元には一匹の猫が・・・
前回パルコで見て感動した「カンターテドミノ」・・・今回も3回ぐらい見てしまった∥^O^∥
Cosの記憶に残っているカンターテドミノはもっとずっと大きい感じがしていたけれど、今回会場で見て
「あれ?こんなに小さかったっけ?」
同じものをいくつも作っているのかもしれないし、同じものがCosの記憶の中で大きく育ってしまったのかもしれないし・・・何度みてもあの感動は変わらない。
一度目と二度目は見る角度を変えて一人で。
三回目はムットーニさんの公演で・・・
何がどうなって何が出てくるのか分かっていてもムットーニさんの口上が入るか入らないかで印象がまた変わってくる。
(せめてもう一度ぐらい見たい・・・∥xx;∥☆\(--メ)
そして夏目漱石の夢十夜から「漂流者」
動きは単純なんだけど、どこか幻燈のような夏目漱石なのにどこか表現が賢治っぽいような感じ。鬱になった賢治かなぁ?
この夏目漱石は読んでないので、ぜひ読みたいと思って帰りに本屋さんに寄ったのだが、残念・・・これだけが売り切れていた・・・誰かが買ってしまったんだろうか?
そういえば夏目漱石もずいぶん長いこと読んでない。(ストーリーに覚えがあるから、この夢十夜も読んでいると思うのだが・・・多分読んだとすれば中学生ぐらいだろうから、今とでは受け止め方もかなり違うはず)
もう一度フルコースで読んでもいいかも。
Cosのお気に入りの作家であるレイ・ブラッドベリの刺青の男からアローン・ランデブー
宇宙船で事故があって、かろうじて宇宙服を着て宇宙に飛び出したけれど、彼の軌道は地球への再突入・・・大気圏に突入するときには燃え上がってしまうだろう。
「人生の最後までに誰かの役に立ちたい」・・・・
燃え上がる彼の死が・・・・
これはムットーニさんの公演があるのとないのとではまるっきり雰囲気が違っている。
ブラッドベリの切ない甘さが余すところなくからくり箱から流れてくる。
不思議なのはからくり箱の人形の体は回転したりはするけれど、手や足が動いたりはしていないはずなのに、最初に見たときには動いているように見えた。
いや、何度見てもそう見えるのだけれど、手だけ、足だけに注目すると確かに動いていないように思える。
不思議・・・
ただひとつ残念だったのは新作の「眠り」が不調だったこと。
ムットーニさんが空き時間にはずっと調整をしていて、4時の公演の時に動かしては見たけれど、まだうまく動かなかった。
ちょっと(かなり?)怖い作品なので、見たかったなぁ・・・
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