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2006.12.03

がんばれ、はやぶさ かえっておいで

今月からはやぶさが帰還準備を始める事になった。

イトカワからの離陸には成功したものの、地球に帰る軌道には乗れなくて、帰還がすっかり遅れてしまっている。いろいろなトラブルも発生して去年の夏宇宙航空研究開発機構に見学に行ったときにも心配していたのだが、

小惑星探査機「はやぶさ」、地球帰還準備が本格化.

 最近ようやく地球に近づき、通信も常につながるようになったので、帰還準備を本格化することになった。来年3月ごろには長距離航行用のイオンエンジンを本格的に噴射し、地球へ向かう軌道に入る予定だ。「最悪の状況を脱し、運用チームにも活気がある」と國中教授は言う。

 だが、これからも難関が待ち受ける。

 漏れた燃料を気化させて機外に追い出すため、今月中に機体をヒーターで温める方針だが、予想以上に噴き出せば姿勢が乱れ、通信が再び途絶える恐れがある。

 イトカワで採取した岩石が入ったカプセルのふたを閉じる1月の作業では、昨年末に破損し発火の恐れがあるバッテリーを使うしかない。

 はやぶさは、これまで様々な苦境を涙ぐましい創意工夫で乗り越えてきた。姿勢制御にイオンエンジンを使ったり、その推進剤を節約するため、太陽電池パネルが受ける太陽光の圧力を利用したり、といった具合だ。

 プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「楽観はしていないが、最大限の努力をし、何としても地球に帰還させたい」と言っている。

Img_1153(写真は夏に一般公開があったときのもの。これが展示してあった模型)


「楽観してない」って・・・・これだけのトラブルを抱えているのに地球に帰ってこれるのだろうか。
どこかひとつ間違えば、いや間違わなくてもこれを読んだら帰還するのはすごく難しそうに見える。
(もちろん実際のところはどれほどのトラブルなのか、理解で来てないからなんともいえないのだが)帰ってこれたら奇跡的なのかもしれないとも思えてくる。

去年の夏、宇宙航空研究開発機構でみたはやぶさの原寸大のモデルは決して大きくなかった。
「こんな小さいものが、あれだけのことをしたのか」と、びっくりした記憶がある。
小さなはやぶさが宇宙でがんばっている。

がんばれ、はやぶさ!!

はやぶさの近況こちら

ここを読むと

●復旧運用の状況 (2)

・以来、中利得アンテナにより、256 bps で断続的な運用ができていますし、
11月からは、地球との距離も近づいて低利得アンテナでの連続的な更新が
実施できています。
・ 地球指向も概ねできています。スピン安定状態で、姿勢制御へのキセノン
の使用を抑えています。スピン速度は、10分間に1回転です。
・ 距離計測は毎日できていて、軌道が決定できました。
・ イオンエンジンの運転試験は順調で、2台のエンジンは所期の性能を発揮
していることが確認されました。残る1台の試験を2007年の1~2月に予定して
います。
・ キセノンガス残量は、帰路の飛行には十分です。

なのだそうだ。

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