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2006.08.18

化石は保護されない・・・

小笠原諸島で800年前の地層から新種のかたつむりの貝殻が5種類見つかったという。まぁ、Cosなんかが貝殻だけを見てもその新しさ(?800年前なのに新しいのか?)はわからないだろうけれど、かつて無人島だった小笠原には今よりももっと豊かな自然があったのだろう。


カタツムリ、「新種」5種見つかる 小笠原.

 固有の豊かな自然が失われつつある東京都の小笠原諸島で、新種とみられるカタツムリ5種の貝殻が見つかった。約800年前の地層で出土し、すでに絶滅したものらしい。発見場所は都の河川工事現場で、土砂に交じる大量の貝殻に気付いた島民の機転で、間一髪で埋め戻されずに済んだ。

(中略)

 小笠原のカタツムリは、確認された計95種のうち88種が固有種で、独自性の高い自然を象徴している。今回確認された25種のうち、父島に現存するのは7種だけ。800年前は無人島だったため、「小笠原本来の豊かさが人為的影響で失われた可能性が高い」と千葉さんは話す。

 新種が見つかった土砂は、5月中に埋め戻す予定だった。だが島民からの連絡で、地元NPOの小笠原自然文化研究所が都にかけ合い、土砂の一部を残してもらった。

 文部科学省によると、工事中に見つかった文化財は、文化財保護法に基づいて調査などの手段がとられるが、化石などの場合は法的に保護されない。同研究所の佐々木哲朗研究員は「今回は都の協力もあり、貴重な郷土資料を残せた。今後、同様の工事の際には、きちんと調査できる体制をつくって欲しい」と話している。

800年前のかたつむりは化石ではないし、まして文化財ですらないということなのだ。
それにしても、どれほど学術的な価値が高くても、文化財と認定されるもの以外はそれを研究するための調査などはあくまで厚意によるものでしかないというのはちょっと恐ろしい。

どこからどこまでが学術的に価値があるのかを判断するのは難しいのかもしれないけれど、「文化財かどうか」の判断だって誰が見てもわかるようなものでもあるまい。こんなところで自然科学よりも社会科学が優位な国なのかもしれない。

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